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楽園行進曲編

23話 未来を紡ぐ為の希望への光

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~ノギア玉座~

ノギアは玉座でスクリーンで見ていた

ノギア
「この3人は集団を作ってまた来たか…
それも80年前の勝利したあの日

私も感じてた
しかしそれは時間の経過で変わっていった


それでもアリア達は変わらないのね
じゃあ私も変わらなかった魂達でお相手しようか」




~アリア側~

3人はスクリーンでのノギアの命令の仕草を見る
そこから3人は成れの果て武器によって狙われていた

成れの果て武器からの攻撃に対して
成れの果ての数人乗りバイクで3人は向かっていったのだ

部下
「クレアン!
私達は大丈夫です

どんどん追い越していってください!」




それは部下の意思
部下の意思は踏み越えて欲しいという願い
しかしそれは決して覆せない上下関係では無い

絆のように感じているその魂の共鳴で
再び呼び合っていた

クレアン
「分かった!
あんたたちの意思は私達で任せろ!」

3人用バイクから銃でドンパチしながら
ノギアの玉座へと向かい続ける




アリア
「あれは…イーリル将軍…!」

ジェシファー
「生きていた…のか?」

イーリル将軍が前に出ていた
それは壁のように存在していた
しかしそれは人間のサイズでは無い事を伺える

クレアン
「80年で収めた怨霊は計り知れない

そしてそれは憎しみの連鎖を生んでいった
ひと時の全てが、ひと時の一瞬だと

それを世界だとイーリル将軍は思っているのだろう
いや、あれはもうイーリル将軍の意思ではないか」




そこにはイーリル将軍の肉体に詰められた
怨念だけがため込まれていた

ジェシファー
「イーリル将軍の能力だけを
成れの果ての脳武器によって脳を支配されて
支配された脳によって共鳴させていったのか

だからあれだけ怨霊だけでサイズがでかくなっているのか…」

アリア
「イーリル将軍…
世界を私達と一緒に見せられずすまない

でも私は…その先で掴める事を望むから…!
光を与えたい…!それは希望への光だ…!」

せめてもの慰め
それだけでは完結しない
それは分かっていた

しかしアリアもジェシファーもクレアンも
ノギアの支配に対して否定しなければならないと痛感していた




希望への光を
アリアはイーリル将軍へと攻撃した

イーリル将軍
「見える…見えるぞ…
これは…輝いている…?

何が輝いているのだ…?
希望…?そうか…戦争に無かったのは

たった一つじゃない…
幾つもの希望への光だったのだ…
それさえあれば…それだけが…

光を貫け…世継ぎ者よ…」

アリアの怨念消化によって
イーリル将軍は光と捉えて成仏していった
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