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楽園行進曲編
24話 何もかも楽園だったあの光景を
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~ノギア玉座~
玉座ではノギアが待ち構えていた
アリア
「もう止めよう
世界はループしていくんだきっと
これは第124次世界大戦だ
それは私達の意思だ」
その意思に対してノギアは拍手しながら笑う
ノギア
「80年続いてるわこの平和は
今更それを止めて 何になるの?」
ジェシファー
「もう80年償ったんだ
だから世界を許せよ
いや、償いは…世界に対しての幾つも生じられる希望への光だ」
ノギア
「何を言ってるの?
償いは終わる訳ないじゃない
それこそ正義だけを持ったあなた達にも分かるのじゃなくて?」
クレアンはノギアを見てきた
そしてノギアの変わる姿を見てきた
だから思った
クレアン
「あんたは…!もうこの嬢ちゃん達が見えないのかい!?
あたしらはそうやって戦争にも奴隷にも
全てを解放する形で…!楽園を築こう…そう言ったじゃないか!
その意志は忘れたのか!」
クレアンの意思に対してノギアは一言思ったのだ
ノギア
「誰その人達
私、知らないわ
あの頃から私は変わってない意思もね」
ノギアは変わってなどいなかった
あの頃から
あの頃から、成れの果ての実験台となったあの日から
世界は理不尽なシステムだと
それを肉体的に実感した頃から
全てをだ
アリア
「そんなのいつまで
いつまでそれを守るんだ…!」
アリアは怨念消化でノギアを攻撃する
しかしノギアを守る怨霊によって相殺されていく
アリア
「守るものは奴隷だ
守るものは世界だ
守るものは即ち光だ
ノギア!それを本当に分かって無いのか!」
ノギア
「いつまでとか…
いつまでとか時効とか…!
そんなのは無いのよ!
私は楽園(システム)が作りたいのよ!」
世界への悲痛の叫び声だった
その叫び声が束となり怨念となり
それは80年の歴史を積み上げてきていた
そこにスクリーンが映る
スクリーンには囚人を解放している奴隷達の姿があった
ジェシファー
「けど、もうその楽園も奴隷達が否定している
それを否定するならば
もうノギアの楽園は楽園成り得ない
世界を変える為に元に戻そう」
怨念は更に憎しみを増加させた
それはピカイヤへの遺伝子からずっとそうだ
戦争に次ぐ戦争 それらがノギアの全身を駆け巡る
ノギア
「否定者は国を売った逆賊よ
逆賊には鉄槌を
80年も守ったんだもの この世界(システム)を
覆した程に魅力も意味もあったのよ…!
だから私は…それを曲げない…!」
それがノギアの意思だ
昔から変わらない意思はあった
しかしノギアは奴隷の真実と歴史を紐解き
そして時代を駆け巡った
そしてノギアは変わっていったのだ
アリア
「そうか…
もう…あの昔の…ノギアちゃんじゃないんだな
私も…覚悟を決めるよ
私が贈呈されたこの覚悟の怨念で…世界を…!」
アリアは銃を撃向けた
そこにはノギアへの愛をこめて
そして、そこには解放する為の光をこめて
銃弾からは禍々しくも光を捉えた闇なる銃弾が込み上げられる
ノギア
「ようやく本音…か
それがアリアだったんだ…
私と共に存在していた子だったんだ…」
ジェシファー
「本音?
全部本音だったさ!
雨漏りした時も…!雷が鳴った時も…!
あの隠れ家で…!世界を戦争を正義を愛を絆を…!
あの小さくて狭かった世界で…!
その小さい狭い空間で…!語っていたじゃないか…!
本音しか無いんだ…!
本音だけしか無かったから…こういう生き方なんだ…!
一緒に泥棒したり…!
笑い合ったり…!
あの日々は…!どこだ…!
嘘では無いはずなんだ…!
それを…忘れないでよノギア…!」
ジェシファーはアリアの銃弾へと魂を込めた
ジェシファーの脳内に入っていたカメリアの思いを
その銃弾へと込め上げた
ノギア
「80年もしていれば、そんな光景は忘れるのよ
世界を見てきたの私は…
そしてそれが理不尽だと直ぐに気付いた
だから正義なんてものは見過ごしていればいい
だから絆なんてものは大層ながら空きでしかないって分かればいい
そこから得られるものは…きっと何も無いのよ」
ノギアは今までを口にした
そこに何も無かった
あるのは悲惨なシステムだ
それを頭の中で全て分かるまで叩き込んで
そしてノギアは今に至った
アリア
「じゃあ…何でそうやって忘れてないんだ…!
ノギア…!思い出してよ…!
理不尽も悲惨も…!全て貫ける正義を…!何もかもの光景だった楽園を…!」
ノギアは思い出す
その楽園だった光景を
80年も会えなかった友達に
80年も会えなかった思い出に
そして涙をこぼした
それすらも我慢するようでいた
ノギア
「忘れた…!」
ノギアは狂気の笑顔で泣いていた
アリアは銃口を銃弾を
アリア・ジェシファー
「ノギア あの頃に戻ろう」
ノギアは鮮明に思い出す
涙を隠しても
涙を我慢しても
それは覆せない思い出だった光景だった楽園だった
ノギア
「アリアちゃん…
ジェシファー…」
そして銃弾は放たれた
それは怨霊へと成仏させるように貫いた
楽園を支配したその光景はそうして潰えた
ノギアはそれでよかったのだ
ノギアはそれで安心した
これで希望への光は整ったんだと
ノギア
「何で…私…生きているの…?」
アリア
「死なせる訳ないじゃないか」
ジェシファー
「友達だろ?」
抱き合った
おばさんになったノギアは二人に囲まれて抱き合ったのだ
そこに涙だけが笑顔だけがあった
そしてそこから時間が少し経過してクレアンは話を戻した
玉座ではノギアが待ち構えていた
アリア
「もう止めよう
世界はループしていくんだきっと
これは第124次世界大戦だ
それは私達の意思だ」
その意思に対してノギアは拍手しながら笑う
ノギア
「80年続いてるわこの平和は
今更それを止めて 何になるの?」
ジェシファー
「もう80年償ったんだ
だから世界を許せよ
いや、償いは…世界に対しての幾つも生じられる希望への光だ」
ノギア
「何を言ってるの?
償いは終わる訳ないじゃない
それこそ正義だけを持ったあなた達にも分かるのじゃなくて?」
クレアンはノギアを見てきた
そしてノギアの変わる姿を見てきた
だから思った
クレアン
「あんたは…!もうこの嬢ちゃん達が見えないのかい!?
あたしらはそうやって戦争にも奴隷にも
全てを解放する形で…!楽園を築こう…そう言ったじゃないか!
その意志は忘れたのか!」
クレアンの意思に対してノギアは一言思ったのだ
ノギア
「誰その人達
私、知らないわ
あの頃から私は変わってない意思もね」
ノギアは変わってなどいなかった
あの頃から
あの頃から、成れの果ての実験台となったあの日から
世界は理不尽なシステムだと
それを肉体的に実感した頃から
全てをだ
アリア
「そんなのいつまで
いつまでそれを守るんだ…!」
アリアは怨念消化でノギアを攻撃する
しかしノギアを守る怨霊によって相殺されていく
アリア
「守るものは奴隷だ
守るものは世界だ
守るものは即ち光だ
ノギア!それを本当に分かって無いのか!」
ノギア
「いつまでとか…
いつまでとか時効とか…!
そんなのは無いのよ!
私は楽園(システム)が作りたいのよ!」
世界への悲痛の叫び声だった
その叫び声が束となり怨念となり
それは80年の歴史を積み上げてきていた
そこにスクリーンが映る
スクリーンには囚人を解放している奴隷達の姿があった
ジェシファー
「けど、もうその楽園も奴隷達が否定している
それを否定するならば
もうノギアの楽園は楽園成り得ない
世界を変える為に元に戻そう」
怨念は更に憎しみを増加させた
それはピカイヤへの遺伝子からずっとそうだ
戦争に次ぐ戦争 それらがノギアの全身を駆け巡る
ノギア
「否定者は国を売った逆賊よ
逆賊には鉄槌を
80年も守ったんだもの この世界(システム)を
覆した程に魅力も意味もあったのよ…!
だから私は…それを曲げない…!」
それがノギアの意思だ
昔から変わらない意思はあった
しかしノギアは奴隷の真実と歴史を紐解き
そして時代を駆け巡った
そしてノギアは変わっていったのだ
アリア
「そうか…
もう…あの昔の…ノギアちゃんじゃないんだな
私も…覚悟を決めるよ
私が贈呈されたこの覚悟の怨念で…世界を…!」
アリアは銃を撃向けた
そこにはノギアへの愛をこめて
そして、そこには解放する為の光をこめて
銃弾からは禍々しくも光を捉えた闇なる銃弾が込み上げられる
ノギア
「ようやく本音…か
それがアリアだったんだ…
私と共に存在していた子だったんだ…」
ジェシファー
「本音?
全部本音だったさ!
雨漏りした時も…!雷が鳴った時も…!
あの隠れ家で…!世界を戦争を正義を愛を絆を…!
あの小さくて狭かった世界で…!
その小さい狭い空間で…!語っていたじゃないか…!
本音しか無いんだ…!
本音だけしか無かったから…こういう生き方なんだ…!
一緒に泥棒したり…!
笑い合ったり…!
あの日々は…!どこだ…!
嘘では無いはずなんだ…!
それを…忘れないでよノギア…!」
ジェシファーはアリアの銃弾へと魂を込めた
ジェシファーの脳内に入っていたカメリアの思いを
その銃弾へと込め上げた
ノギア
「80年もしていれば、そんな光景は忘れるのよ
世界を見てきたの私は…
そしてそれが理不尽だと直ぐに気付いた
だから正義なんてものは見過ごしていればいい
だから絆なんてものは大層ながら空きでしかないって分かればいい
そこから得られるものは…きっと何も無いのよ」
ノギアは今までを口にした
そこに何も無かった
あるのは悲惨なシステムだ
それを頭の中で全て分かるまで叩き込んで
そしてノギアは今に至った
アリア
「じゃあ…何でそうやって忘れてないんだ…!
ノギア…!思い出してよ…!
理不尽も悲惨も…!全て貫ける正義を…!何もかもの光景だった楽園を…!」
ノギアは思い出す
その楽園だった光景を
80年も会えなかった友達に
80年も会えなかった思い出に
そして涙をこぼした
それすらも我慢するようでいた
ノギア
「忘れた…!」
ノギアは狂気の笑顔で泣いていた
アリアは銃口を銃弾を
アリア・ジェシファー
「ノギア あの頃に戻ろう」
ノギアは鮮明に思い出す
涙を隠しても
涙を我慢しても
それは覆せない思い出だった光景だった楽園だった
ノギア
「アリアちゃん…
ジェシファー…」
そして銃弾は放たれた
それは怨霊へと成仏させるように貫いた
楽園を支配したその光景はそうして潰えた
ノギアはそれでよかったのだ
ノギアはそれで安心した
これで希望への光は整ったんだと
ノギア
「何で…私…生きているの…?」
アリア
「死なせる訳ないじゃないか」
ジェシファー
「友達だろ?」
抱き合った
おばさんになったノギアは二人に囲まれて抱き合ったのだ
そこに涙だけが笑顔だけがあった
そしてそこから時間が少し経過してクレアンは話を戻した
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