ユメセカイ

クライン・トレイン

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少女とユメセカイ

6話 桃源郷

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マナブ
「ここが桃源郷ですか?
え?テーマパークの間違いではないですかね?」


リリフ
「いえいえ、これが桃源郷の背景ですよ
私も教科書の中でしか見ていませんが、ここと同じ模様でしたよ」


桃源郷と呼ばれたその地は
ウォータースライダーや遊園地などが設置されていて
とても無力アップの地には見えなかった


ヨキナ
「ここで無力アップする」


マナブ
「でも、なんかみんな楽しんでるだけっぽいけど
ただテーマパーク来てるだけ臭ぱない」


リリフ
「あそこで修業っぽい事してる人いますよ!」


指さす方向で、滝に打たれていたり
無力を生成したりしている人達


ヨキナ
「うん 無力上がってるよ
というか、何してても上がるよ
この地全体が無力を限界値まで高めてくれるみたい」


マナブ
「え?じゃあ俺なんかはやばいんじゃねえの?」


ヨキナ
「うん やばいね
赤ちゃんクラスからいきなり年齢相応のクラスになれるよ」


マナブ
「よっしゃ!じゃあいこう!」


3人は、プールへ行きつく
プールで沈んでいた男が無力アップしているのを感じている



「アンモニアブレード!」


アンモニアブレードを生成して
それを女にぶっかける


マナブ
「これはひでぇ様だ
アンモニアを女にぶっかけて喜んでやがる」


マナブは無力を集中させる


ヨキナ
「俺もやろう
って思ってるでしょ」


リリフ
「マナブさん不潔です!
顔を洗って出直してきてください!」


マナブ
「ぶへぇっ!」


リリフは無力で細長い竜巻を生成して
マナブを水辺に押し飛ばす



「なんや水死体かいな?」


女が片足で水死体の背中を押す


マナブ
「あぁ気持ちいい」



「うわきも(笑)」


女が足でゲシゲシ踏んでいる
水死体のマナブは異変を感じていた


マナブ
「ん?なんか力が込みあがってくるぞ
おかしいな 女に踏まれるたびに元気がこみあげてくるぞ
おい!もっと踏んでくれないか!」



「は?嘘でしょ(笑)
そんなにええんならもっと踏むぞ!(笑)」


女はゲシゲシ続ける
マナブは心から力が湧き上がってくるのを理解する


マナブ
「女に踏まれるたびに無力が上がっているぞ
すげぇ、すげぇ力だ…!」



「ほら!足で踏まれてる気分はどないや!?」


マナブ
「最高です!ありがとうございます!」


マナブは感謝していた 無力が上がる事を実感していたからだ



「なんやこの変態はほんまに!」


マナブ
「おふ!おうおう!気持ちいいいいい!」


女はドン引き
マナブの中で何かが弾け飛び
プールが地響きする


リリフ
「ななな、何が起こってますの!?」


リリフのおっぱいが揺れる


ヨキナ
「おっぱい勝ち組許さないから…」


ヨキナのおっぱいは揺れない


ヨキナ
「異世界人は潜在能力元々凄いからまあ当たり前」


プールの地響きがそのまま波に代わり
マナブはその波に足をつけてサーフィンのように波に乗る


マナブ
「いやっほーーーーい!」


見渡す限りの絶景に楽しむ
楽しんだ後にヨキナとリリフのもとへ戻る
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