ユメセカイ

クライン・トレイン

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少女とユメセカイ

11話 世紀末

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ビルは崩壊してガラスの破片が飛び交う
人々が空中バイクを見上げるが、そんなに興味が無さそうだ
空中バイクで漂いながら人々の元へ降りる


マナブ
「大丈夫なの?」


会社員
「大丈夫な訳ねぇだろカス」


マナブ
「あれ?お前見た事あるぞ!
あ!あの時の奴じゃねえか!」


マナブは会社員を思い出す
現実世界で愉快犯が出た時に会った会社員だった


会社員
「あぁお前生きてたのか 良かったわ 肩の力おりたわ」


マナブ
「嘘つけやこら(笑)」


という突っ込み会話は
爆撃音と共にかき消された
隠れみのになっている瓦礫ビルに入る


会社員
「あの時いた愉快犯がやってんだよ
マジでびびったぞ
いきなりテレビジャックしたかと思ったら「世界征服してやるよ」って
笑顔で言ってそのままMCの生首チョンパ
あれだけでも問題になったのに、すぐさま本当に世界征服していったからね」


マナブ
「どうやって世界征服したんだ?」


会社員
「そんなのしらんよ
超能力でも使ったんじゃないか じゃないと折り合いつかないぞ」


マナブ
「ま、超能力だろうな」


会社員はその発言に笑う


マナブ
「タバコ吸うか?」


会社員
「おう ほらよ」


会社員がライターを渡して、タバコを持って付けろと指示する
マナブは口から炎を吐いてタバコの火をつける


会社員
「ちょ、え なんだおまえ!?」


マナブは笑い返す


マナブ
「お前の言ってるような超能力者様だよ
まあ、人類の救世主だよ」

そしてマナブはミサイル撃ち放題な光景に空中バイクで飛びまくり
炎を吐きまくってミサイルを粉砕した
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