ユメセカイ

クライン・トレイン

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スカンク少女とユメセカイ

20話 颯爽と登場するスカンク少女

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マナブ
「すげぇ登場の仕方だ
屁こきヒロインさすがだわ」

ノウル
「その言い方やめーや!」

リリフは怒った

リリフ
「小悪魔連中から抜け出した子にはお仕置きですね」

雷が一斉に振る
あられのように雷が落ちて避雷針が崩れる
と同時に、ノウルは屁でぶっ飛んでいく

マナブ
「くさっ!」

マナブとラブゼリカに屁が飛び交い麻痺状態

マナブ
「ラブゼリカ大丈夫か!」

ラブゼリカは屁を貰ってガッツポーズ

マナブ
「おまえやめろ!変な性癖つけんな!」

リリフは雷を降らせたが、速度を付けたノウルにはかなわない
そしてそのまま

ノウル
「こいつをくらいな
スカンクミスト!」

屁を霧状にして目を眩ませる
リリフは雷だけだったので霧を消すことが出来ず

ノウル
「こっちや!」

振り返った所にノウルの尻があり
そしてそのまま屁を直撃される

ノウル
「ゼロ距離スカンク!」

ぶっふぉおおおおおおお!!
リリフは何か頭の中が弾けた
ゼロ距離でされた屁は耐え難い苦痛だった

それを倒れながら見ていたマナブはリリフに同情した

マナブ
「敵なのに同情しちゃうって何?
ゼロ距離でかわいそすぎだろ」

ノウルはそのままマナブへと近づく

ノウル
「今から回復させたるからな 待ってろや」

マナブは嫌な予感がした

マナブ
「いや、まて、大丈夫だから」

ノウル
「安心せぇや すぐに回復させたるから」

ノウルはそのままマナブとラブゼリカの顔面に尻を突き出して
ぶふぉおおっ!
屁をかます

マナブ
「うっ…!」

マナブはあまりの臭さにショックを隠せない
ラブゼリカは目を覚まして背伸びする

ラブゼリカ
「なんか臭くね?ま、いいけど
お兄なにしてんの?早く起きろやおら!」

兄を蹴って起こそうとする

マナブ
「待ってくれ
俺は二回屁をかまされて、麻痺と回復味わったんだ
もうちょい休ませてくれ」

ラブゼリカ
「そんなのしてたらリリフさんがいなくなるだろうが!
おらたてよ!お兄はよ立てうら!」

蹴り続けるので、マナブは起きた
マナブは最小限でリリフに檻を生成
ノウルに屁をかましてもらいリリフを回復させる




リリフ
「あれ?マナブさんじゃないですか どこですかここは」

マナブ
「ん?どうなってんだ
小悪魔連中にいたんだろお前」

リリフ
「小悪魔連中って悪い人達ですよね どうして私が?」

どういう事だと考えるマナブにノウルは説明

ノウル
「ゼロ距離スカンクで、頭に脳震盪起こさせて、記憶を変えたんやで」

マナブ
「末恐ろしい能力やねそれ
じゃあ今は小悪魔連中と関係無いのか」

ノウル
「まあせやな けど記憶は残ってるはずやで」

マナブ
「じゃあ記憶失礼するぞ」

記憶を読み取る
その瞬間、マナブもリリフも動かなくなる

ラブゼリカ
「なんだこれ 俺達だけ動けるけど」

ノウル
「そこや!」

ノウルは気配を感じて屁をかます


「うっ!やりましたねー
けど抜け殻に入ればこっちのもの」

抜け殻に入ると夢力と麻痺が回復する
リリフの回復もこの力によるものだろう 薄い抜け殻に入っていたのだろう
落とし穴ばかりが発生している事に気付く




ラブゼリカ
「なんだこいつ」


「おれはモグラグーン
これで何度落とし穴作ってやっつけてきたことか」

ラブゼリカ
「お兄の時を止めたのはお前か?ゆるさねぇぞ!」

モグラグーン
「えへへ
兄思いの妹ですかー最高ですねー」

そこら中に落とし穴が連続生成される

モグラグーン
「回復させた事で、また始めるとするかね」

落とし穴を生成

モグラグーン
「えへへ
おれの落とし穴満足してくれたかな?
んー?お友達は逃げたのかな?」

モグラグーンは笑いながらラブゼリカを見る
ラブゼリカはノウルがいない事を考える

モグラグーン
「おいしそうな娘だなー
穴に引きずり落して食っちまおう」

モグラグーンは
えへへと言いながら穴へと落ちてそのままラブゼリカの真下へ
真下から来る前にラブゼリカは

ラブゼリカ
「天誅!」

モグラグーンは悶絶
地面にタイミングよく針を生成して
モグラグーンは急いで穴へと戻るのだが
そこは屁で充満していた

しかし、真上は針を仕掛けようとするラブゼリカの視線
モグラグーンは抜け殻の方へと戻る
抜け殻が地面に横たわっていた
抜け殻へと戻るが

ラブゼリカ
「はい、終了」

その瞬間、横たわった抜け殻に地面から針が生成されて無事に死亡

ノウル
「いやぁ、危なかった」

しかし時は動かないまま

ノウル
「全く動かんな
こいつじゃないんか」


「その通りですねー
ぼくがやりましたよー」

やぁと自己紹介される
メタグラフといった男





ノウル
「じゃあ、うちの屁で叩きのめしてやるわ!」

メタグラフ
「そっかー
じゃあ君はとりあえず厄介な夢力なんでとりあえずカットしましょうねー」

メタグラフはいきなり瞬間、ノウルの背後に入り込み
ハサミで体を切る
しかし痛みは無い ノウルは怒った

ノウル
「うちの夢力が相手や!あれ?」

ノウルは屁を出せない

メタグラフ
「無理だねー
だって、自分の夢力は、概念をカットする力だからー
固定化した夢力なら尚更だねー
夢力は本当はあるのに、固定化したから一生使えないよー
それじゃばいばーい」

メタグラフは消えていった

ノウル
「うちの夢力が…そんな」

メタグラフがいなくなると
マナブとリリフの時が動く
どうなったのかをノウルの記憶を読み取って理解する

マナブ
「うん、大丈夫だよ
お前もヨキナの所に行っとけ
あそこなら夢力無くてもそれなりに楽しそうだぞ」

マナブはそう言うと、ノウルをヨキナのいる町へと転送させた
そして、巻物でメタグラフというものに触れて転送




~小悪魔連中の城~

マナブ
「どうやらあんたが最後らしいな」

メタグラフ
「そうですねー
けどもマナブくんは僕をやれないですよー
だってあなたの概念をなくせば終わりですから」

瞬時にワープ
マナブはメタグラフのワープする能力を感じ取った
これは概念でカットして歩いていただけだった
しかしそんな事も考える余裕もなく
襲い掛かる
しかしマナブは笑った

ラブゼリカ
「俺をわすれるな!」

メタグラフは生成していた光学迷彩マントにいたラブゼリカに気付かなかった
そしてマントを覆いかぶせられたメタグラフは倒れる

そしてラブゼリカに地面から針を刺される

メタグラフ
「あなた達は正義ですか?悪ですか?」

マナブ
「正義?悪?そんなの俺達にはないよ
統括者は正義じゃないぞ?」

メタグラフはそのまま死亡する
光学迷彩マントにはラブゼリカのほかにリリフもいた

リリフ
「なるほどですね やっとわかりました
マナブさんの真相が
そういう事だったんですね
正義も悪も持ってなかったから、そういう答えだったんですね」

マナブ
「何で小悪魔連中を倒したのか
それは俺が統括者だから ただそれだけだよ
それ以外は何もない 何も」

リリフ
「本当にそうでしょうか?
でしたら、今回を含めて統括者らしく世界を変えましょう」

そしてマナブとリリフは統括者としてパートナーのように
意見を言い合って、良い方向へとユメセカイを統括していった
統括された世界は忽ち、上位下位という階層を平坦にしていった





~その後の光景~
~ヨキナタウン~

マナブはヨキナやノウルがいる町へと来ていた
しかしノウルの夢力は未だに治っていなかった

マナブ
「メタグラフを倒したけどノウルの夢力は治ってないぞ
何でだろう」


「それはのう
本体が別にいるかじゃのう」

ロリババアで有名なルルシアが登場

マナブ
「あなた町で噂のロリババアことルルシアさんですよね?」

ルルシア
「ははは
わしを知っておるとはおぬしも良い趣味をしておるのう
どうじゃ?一杯やらんか?」

ルルシアは寝そべり瓶酒を飲む
ノウルを呼び出す

ルルシア
「それにしても屁こきヒロインとは世も末じゃのう
なんでお前はこいつをヒロインにしようと思ったのじゃ?」

マナブは答えに惑う
そもそもヒロインにした覚えも謂れも無いからだ
しかしノウルはヒロインという肩書に誇りを思い
えっへんとドヤ顔していた

マナブ
「どうしてルルシアさんは本体が別にいると分かったのですか?」

ルルシア
「うむ まずそこから聞くか…
わしはの、昔の統括者なのじゃ
わしは昔、自分の老いていく姿に落胆していての
そして統括者だったわしは夢力をそのまま体内の細胞回復夢力として固定化したのじゃ」

ルルシアは自分が
統括者が夢力を使いまくるとユメセカイが崩壊するという概念を知らしめた者だった事を明かす

ルルシア
「わしは迷惑者じゃ
迷惑といえばヨキナが世話になったの しかも統括者までやってくれるとはのう」

マナブ
「それは…もういいんだ
俺もユメセカイとリアルセカイでする事がある訳でも無かったし
なった後だからな 何もかも遅いからな」

ルルシアはマナブに何か恩返しをしたかった

ルルシア
「そうだ 休憩してはどうだ?
リアルセカイではユメセカイと違って時が経つのは早いぞ」

マナブは気分転換に行く事にした

マナブ
「そうするかな」

リアルセカイへと赴く事にした
夢力で開けると

ラブゼリカ
「いくな!」

妹も強引に一緒についてくることになった
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