同化進化型のナノボット「クリア」

クライン・トレイン

文字の大きさ
13 / 50
放浪編

13話 狂乱に狂う町

しおりを挟む
ルート町のレストランではコスプレ会場のように写真撮影に勤しんでいた

エクスラ
「あいつら何なの?」

デデリオン
「さぁ?」


「なんだお前ら、EDか?それともホモっすか?(笑)」

流石に脈が切れたエクスラはそのまま拳特化にしてテーブルを叩きテーブルをぶっ壊す


「ひぃっ!怖いよおラブゼリカちゃあああん!!」

客は怖がってラブゼリカの尻に隠れる
ラブゼリカは怖がって後ろに隠れた客の頭を撫でる

ラブゼリカ
「おうおう怖かったな でも大丈夫だからな
俺が守ってやっから!俺の尻に隠れてろ!」

ラブゼリカは戦闘態勢に入る
エクスラも戦闘態勢に入ろうとするがデデリオンに止められる

戦闘態勢に入らないエクスラに痺れを切らしたラブゼリカが向かおうとしたその時

「うわあああああああ!」

と人の悲鳴が二人がびっくりするが
他はそうでもなかった


「またみたいだねラブゼリカちゃん」
「最近ほんと物騒だねー」
「この前はいきなり100人が自殺と殺人起きたからねー」
「犯人は精神に異常でも来しているのかね」

聞いた話では、
殺人、自殺など色々事件が起きているらしい
しかし完全犯罪のように証拠が出ない
自らやったように見えているが、やった本人には意識が無かったらしい

エクスラ
「兵器くせえな」

エクスラはそのまま町を出歩く



町を出歩き、絶叫した方向へと向かう
聴覚特化で、絶叫と発狂していた者の方へと向かった

「俺は何もしてねぇんだよおおお!」
「けどねー それじゃ証明にはならんでしょ」

そこには逮捕されていて弁明している会話があった
そこには包丁でめった刺しにされて、
頭の骨と皮膚以外全て抉り取られていて
それを灰皿代わりにタバコの吸い殻があった

身体はその辺に放置されていた
血生臭さだけが蔓延っている

一般人は全く関与していない光景で通りがかっただけで吐く者もいた

エクスラ
「意識が無いって本当なの?」

「無いです 何も覚えてないんですぅ」

エクスラは抱き着きそうになったのを回避する
血が付いても犯人と間違われるだけだからだ
可愛そうだとは思ったが、このままの状態を逃してはならないと思った

エクスラ
「すまねぇ 俺はあんたの力にはなれねぇ
けども、俺が真犯人をとっつかまえてやるよ
犯人は兵器者だろう」

それだけ残してエクスラはジャンピングして上空に飛ぶ



エクスラは脚力特化で上空へと飛んでから
瞬時に聴覚特化で耳を音だけに預ける

「うわあああああああ!」

絶叫が聞こえる
しかしエクスラはそれを拒否

エクスラ
(ちげぇよ…それじゃねぇよ…それじゃおせぇんだ…)

エクスラはある一つの答えを示していた
そして、金属音が聞こえた

エクスラ
「これが最大の瞬間だ…!」

エクスラは上空から降りて直ぐに、脚力特化で全速力で向かう



「やめてくれ!」
「………」
「お、おれがなにしたんだよ!」

エクスラが向かった所では
今まさに意識の無い人間が人を殺そうとしていた瞬間だった

エクスラはそのまま握力特化で凶器を持った腕を締め上げる
そして力を無くした手から落ちる凶器を直ぐにどこかへ蹴り飛ばす

「ありがとうございます!」

助かった人間に礼を言われる
そして意識の無かった人間が意識を取り戻す

エクスラ
「おい何があったんだ」

「それは…その、覚えてないんですよ
突然凶器が見えたなと思ったら、今に至るので」




エクスラは考えてはみたものの何も浮かばなかったので
とりあえず全てを聴覚特化して止めるループを繰り返した

8時間は経過しただろうか

エクスラ
「8時間もやってはみたものの…まるで現さねぇな」

エクスラは声帯特化で大声を出す

エクスラ
「いるなら出てこーい!兵器野郎!」

デビル
「やれやれ、仕方ない人間だなぁ」

そこに現れたのは悪魔デビル

エクスラ
「今すぐ止めろ」

デビル
「僕がやってる訳じゃないんだ
僕はゲームソフト兵器だからプレイヤーがいるよ
プレイヤーは自宅マンションから操作してるんだ

そして僕のプレイヤーのライフは残り1つ
これまで1か月毎日24回の合計720回も人を殺してきて
正気ではいられなくなったプレイヤーが
残り1つとなったライフが無くなりそうな場合

果たしてどんな行為をするのか
いやー、楽しみだねー♪」

エクスラ
「こいつ…くるってやがる…!」

デビル
「けども僕がやった訳じゃなくてプレイヤーがやったんだ

じゃあ期待してるよ、透さん♪」

デビルは消えていった
エクスラは全力でこの戦いに挑むこととなる
プレイヤーである彼の寿命は残り1時間しか無いのだから
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

拾われ子のスイ

蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】 記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。 幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。 老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。 ――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。 スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。 出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。 清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。 これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。 ※週2回(木・日)更新。 ※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。 ※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載) ※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

World of Fantasia(ワールド・オブ・ファンタジア)

緋色牡丹
ファンタジー
生きる意味を見出せない三十二歳の男・山田緋色。 夏の夜、光の渦に呑まれ、彼が目を覚ましたのは――幻想の森だった。 壊れた愛車、知らない空、そして湖に浮かぶ青髪の少女。 異世界での出会いが、“止まった人生”を再び動かしていく。 異世界叙情ファンタジー、開幕── ※この小説は、小説家になろう、カクヨムにも同時掲載しています。 挿絵はAIイラストを使ったイメージ画像です。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

貞操逆転世界に転生してイチャイチャする話

やまいし
ファンタジー
貞操逆転世界に転生した男が自分の欲望のままに生きる話。

処理中です...