同化進化型のナノボット「クリア」

放浪編

１６話 ゲームオーバー

エクスラはビルの屋上にいたのだが
ラブゼリカの逆奉仕力ビームによってデビルが壊されているのを見ていた

エクスラ
「え？なんかこれ　すげぇ漁夫の利感すごいな
まあいいや　これからどうすればいいんだでも」

そうはいってもプレイヤーの場所が分からない
デビルとの会話を思い出す

エクスラ
「そういや自宅マンションって言ってたな
自宅マンションの居る家はっと」

脚力特化で上空を飛んでマンションのある場所の屋上へと向かい続ける
そして聴覚特化で一階一階でゲームソフトまたはデビルの声を確認する




～デビル側～

透
「終わった…」

透はもう完全に無駄だと分かる
エクスラがそもそも兵器者であり、特化武装のする兵器者なので
相性が悪い　そして透にはポイントが無いのでやる事は無くなっていた

透
「デビル！俺はどうしたらいいんだよ…！教えてくれよ…！」

デビルにすがっていた

デビル
「そうだねぇ…透さんはもう終わりだと思うよ　ゲームオーバー♪」

デビルは大きく口を開けて
そのまま木下透を丸ごと食う

デビル
「ゲームオーバー♪」




～エクスラ側～

自宅マンションでデビルの声を見つけた

エクスラ
（ゲームオーバー？）

マンションの扉をそのまま攻撃特化によって粉砕する
そして居間へと赴くと

デビル
「やぁやぁエクスラさん　ご機嫌うるわしゅう」

エクスラ
「おそかったのか？」

プレイヤーはいなくなっていた
そしてゲーム画面を見ると

≪GAME OVER≫

というロゴが出ていた

デビル
「透さんも中々理解力のあるプレイヤーだった
でも、彼の頭ではプレイヤーの域の出ない
ただのアルバイト要員だったよ　あははは！！」

デビルはプレイヤーを笑った
エクスラはゲームソフトに怒った

エクスラ
「お前の目的は何だ？」

デビル
「目的？そうだねー
デントロハウスさん側はブローカーとして名を馳せて
それから悪魔召喚にまで至るのが目的らしいけど」

エクスラ
「悪魔召喚？」

イメージ悪魔という単語を使っていた事を思い出す

デビル
「僕だって元々悪魔なんだ
でもゲームソフト兵器としてイメージされた悪魔でしか召喚出来ない訳」

クリア達
「ようデビル」
「元気そうね　すごく可愛らしくなっているけど」
「お前は悪魔世界ではそんな柄じゃなかったよな　性格は同じなようだが」

デビルは驚く

デビル
「あはは　オス悪魔とメス悪魔が君の体の中にいるのか　これは面白いな」

デビルは喜んではしゃぐ
そしてデビルは目を光らせてエクスラを金縛りに合わせる
しかし金縛りが効かない

デビル
「君たちの力は健在だね」

エクスラはどういう事か意味不明だった

エクスラ
「クリアって何なんだ？俺の中で会話出来るけど」

デビル
「それは彼らだけだよ　彼らみたいに強い意志を持った悪魔だけがずっと生存出来る

クリアは元々は「悪魔」なんだよ」

クリア達
「そういう事だ」
「今の状況ではもう全て話した方が良さそうね」