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十四人
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決戦に挑む十四人は、再び森の開けた場所に到達した。すでに地竜は倒したので、ここでの脅威はないはずだが、念のためソフィアには上空からの警戒をさせている。
部隊は、横一列に展開し、洞窟へと向かう。
洞窟までは何事もなく、到達した。洞窟の入り口は、昨日同様、地竜だった土の山と崩れた岩が積み上っている。それを越えて一同は洞窟の中へ進む。
隊員は松明を灯してあたりを照らす。かなり進んだところで、オットーが声を掛けてきた。
「“敵”がいたのは、この辺りです」。
目の前には、昨日の戦いの際の天井から崩れてきた岩が積みあがっていた。
「もう少し進んでみよう」
私は言い、積みあがった岩をよじ登り、それを越えて前進を続ける。
さらに前進を続けると、ローブを纏った例の”敵”が松明の明かりに、ぼんやりと照らし出されて立っていた。オットーは叫んだ。
「奴です!」
「よし、取り囲め」。
私は隊員に、”敵”を取り囲むように命令した。隊員は素早く左右に動く。それを察知した”敵”は、両手を左右に開き稲妻を放った。稲妻は左右に展開中の隊員達を直撃し、皆弾き飛ばされ、壁にたたきつけられた。私はその隙をついて、ナイフを投げた。やや距離はあったが、”敵”の胸に突き刺ささり、一瞬、ひるんだように見えた。オットーとソフィアが稲妻を放つ、と同時に残りの隊員が襲い掛かる。”敵”に、稲妻が直撃して、少し後ろに下がり怯んだように見えた。しかし、隊員が切りかかる寸前、”敵”は宙に浮きあがった。
そして、何言か呪文を唱えたようだった。すると目の前が赤く光り、火の壁が立ち上がった。隊員の何人かが巻き込まれる。ソフィアは大気魔術で突風を吹かせ火の壁を吹き飛ばした。と同時にソフィアは剣を抜き、”敵”のところまで飛行する。”敵”は稲妻を放つ、ソフィアはそれを剣で受け止めた。二人は空中で膠着状態となった。私とオットーは稲妻と火の玉を撃ちつける。
私のナイフには毒が塗ってあるが、まだあいつは動けるのか?普通の人間ならとっくに麻痺を始めているところだ。ということは、普通の人間ではない言う事か。
”敵”は突然空中を横切り洞窟の奥へと進んでいった。我々が後を追おうとしたとき、”敵”は振り返り、呪文を唱えた。天井が崩れだし我々の前をふさぐ。逃げようとしているのか。毒の効果は少しはあるようだ。
我々は崩れた岩をよじ登り、前に進む。稲妻に撃たれた隊員達も何とか立ち上がって、後に続く。ソフィアは空中で先に”敵”を追い、時折、火の玉を放つ。
“敵”は、地上に降り立ち呪文を唱え、突き刺さったナイフを抜いた。
それを見たソフィアは、解毒したと直感した。治癒魔術と言うのがあると聞いたことがある。
ソフィアは飛行しているそのままの勢いで”敵”へ剣を突きたてようと突っ込んだ。しかし、”敵”は寸前のところで躱した。ソフィアはその勢いまま地面に叩き付けられた。倒れ込んでいるソフィアに”敵”は近づき、そして、容赦なく稲妻を浴びせかける。
洞窟の奥からソフィアの悲鳴が聞こえた。
我々は先を急ぐ。オットーが火の玉を放つと、前方に”敵”が後ろ向きで、ソフィアに稲妻を放っているのが見えた。”敵”はこちらを振り返り、腕を向ける。
私はもう一度ナイフを取り出し投げつけた。”敵”は、それをかわした。それによって一瞬のスキができた。そこにオットーが切りかかる。
”敵”は、オットーの剣を防ぐように腕を上げた。そこにオットーの刃が振り下ろされる。鈍い音がして、”敵”の右腕が切り落とされた。それに怯むことなく、”敵”は左腕をオットーに向け稲妻を放つ。オットーは弾き飛ばされ、後ろの壁にたたきつけられた。
次の瞬間、”敵”はうめき声を上げ、怯んだように見えた。その理由は、ソフィアが倒れたままで剣を後ろから”敵”の太もも付近を突き刺したのだ。その隙をついて、私は炎を放ち、残りの隊員たちも一斉に切りかかる。すると”敵”は、呪文を唱えると、また天井が崩れだした。
“敵”は、落石をかわそうと空中に浮きあがり後ろに下がる、このままでは我々は直撃だと感じた瞬間、空中で岩が止まった。ソフィアが岩を防いでいるのだ。ソフィアは力を振り絞り、岩を誰もいない方向に落下させた。
“敵”は、さらに飛行したままさらに後退する。
オットーと隊員たちがそれを追う。わたしは倒れ込んでいるソフィアに駆け寄った。稲妻を受けたダメージで、力なく倒れ込んではいるが、命に別状はなさそうだ。私は「ここに居ろ」。と言い、オットー達の後を追った。
“敵”は飛行しながら、稲妻を放つ。オットー達はその影響を受けない程度の距離を保ちながら、追跡する。オットーは火の玉をいくつも放つが、距離があるため”敵”は、簡単にひらりと躱す。いつしか、洞窟の天井が左右に別れ、森と空がのぞき、日の光が眩しく差し込んでいる。洞窟のもう一方の出口のようだ。
“敵”はさらに高度をあげ、森の中に逃げ込もうとしている。
あと一歩で奴を倒せるかもしれない。オットー達は必死に走って追いつこうとする。逃がすわけにはいかない。”敵”は、森の中の木々の間をスルスルと抜けていく。オットー達は後を追い、森の中にどんどん入っていく。しかし、見失ったか。”敵”の姿が見えなくなった。オットーは思わず「畜生!」と悪態をついた。
しかし、次の瞬間、オットー達の周りから炎が突然、噴き出した。すぐに炎に囲まれているとわかった。そして、上空には悠然と”敵”が、こちらを伺うように見下ろしていた。
部隊は、横一列に展開し、洞窟へと向かう。
洞窟までは何事もなく、到達した。洞窟の入り口は、昨日同様、地竜だった土の山と崩れた岩が積み上っている。それを越えて一同は洞窟の中へ進む。
隊員は松明を灯してあたりを照らす。かなり進んだところで、オットーが声を掛けてきた。
「“敵”がいたのは、この辺りです」。
目の前には、昨日の戦いの際の天井から崩れてきた岩が積みあがっていた。
「もう少し進んでみよう」
私は言い、積みあがった岩をよじ登り、それを越えて前進を続ける。
さらに前進を続けると、ローブを纏った例の”敵”が松明の明かりに、ぼんやりと照らし出されて立っていた。オットーは叫んだ。
「奴です!」
「よし、取り囲め」。
私は隊員に、”敵”を取り囲むように命令した。隊員は素早く左右に動く。それを察知した”敵”は、両手を左右に開き稲妻を放った。稲妻は左右に展開中の隊員達を直撃し、皆弾き飛ばされ、壁にたたきつけられた。私はその隙をついて、ナイフを投げた。やや距離はあったが、”敵”の胸に突き刺ささり、一瞬、ひるんだように見えた。オットーとソフィアが稲妻を放つ、と同時に残りの隊員が襲い掛かる。”敵”に、稲妻が直撃して、少し後ろに下がり怯んだように見えた。しかし、隊員が切りかかる寸前、”敵”は宙に浮きあがった。
そして、何言か呪文を唱えたようだった。すると目の前が赤く光り、火の壁が立ち上がった。隊員の何人かが巻き込まれる。ソフィアは大気魔術で突風を吹かせ火の壁を吹き飛ばした。と同時にソフィアは剣を抜き、”敵”のところまで飛行する。”敵”は稲妻を放つ、ソフィアはそれを剣で受け止めた。二人は空中で膠着状態となった。私とオットーは稲妻と火の玉を撃ちつける。
私のナイフには毒が塗ってあるが、まだあいつは動けるのか?普通の人間ならとっくに麻痺を始めているところだ。ということは、普通の人間ではない言う事か。
”敵”は突然空中を横切り洞窟の奥へと進んでいった。我々が後を追おうとしたとき、”敵”は振り返り、呪文を唱えた。天井が崩れだし我々の前をふさぐ。逃げようとしているのか。毒の効果は少しはあるようだ。
我々は崩れた岩をよじ登り、前に進む。稲妻に撃たれた隊員達も何とか立ち上がって、後に続く。ソフィアは空中で先に”敵”を追い、時折、火の玉を放つ。
“敵”は、地上に降り立ち呪文を唱え、突き刺さったナイフを抜いた。
それを見たソフィアは、解毒したと直感した。治癒魔術と言うのがあると聞いたことがある。
ソフィアは飛行しているそのままの勢いで”敵”へ剣を突きたてようと突っ込んだ。しかし、”敵”は寸前のところで躱した。ソフィアはその勢いまま地面に叩き付けられた。倒れ込んでいるソフィアに”敵”は近づき、そして、容赦なく稲妻を浴びせかける。
洞窟の奥からソフィアの悲鳴が聞こえた。
我々は先を急ぐ。オットーが火の玉を放つと、前方に”敵”が後ろ向きで、ソフィアに稲妻を放っているのが見えた。”敵”はこちらを振り返り、腕を向ける。
私はもう一度ナイフを取り出し投げつけた。”敵”は、それをかわした。それによって一瞬のスキができた。そこにオットーが切りかかる。
”敵”は、オットーの剣を防ぐように腕を上げた。そこにオットーの刃が振り下ろされる。鈍い音がして、”敵”の右腕が切り落とされた。それに怯むことなく、”敵”は左腕をオットーに向け稲妻を放つ。オットーは弾き飛ばされ、後ろの壁にたたきつけられた。
次の瞬間、”敵”はうめき声を上げ、怯んだように見えた。その理由は、ソフィアが倒れたままで剣を後ろから”敵”の太もも付近を突き刺したのだ。その隙をついて、私は炎を放ち、残りの隊員たちも一斉に切りかかる。すると”敵”は、呪文を唱えると、また天井が崩れだした。
“敵”は、落石をかわそうと空中に浮きあがり後ろに下がる、このままでは我々は直撃だと感じた瞬間、空中で岩が止まった。ソフィアが岩を防いでいるのだ。ソフィアは力を振り絞り、岩を誰もいない方向に落下させた。
“敵”は、さらに飛行したままさらに後退する。
オットーと隊員たちがそれを追う。わたしは倒れ込んでいるソフィアに駆け寄った。稲妻を受けたダメージで、力なく倒れ込んではいるが、命に別状はなさそうだ。私は「ここに居ろ」。と言い、オットー達の後を追った。
“敵”は飛行しながら、稲妻を放つ。オットー達はその影響を受けない程度の距離を保ちながら、追跡する。オットーは火の玉をいくつも放つが、距離があるため”敵”は、簡単にひらりと躱す。いつしか、洞窟の天井が左右に別れ、森と空がのぞき、日の光が眩しく差し込んでいる。洞窟のもう一方の出口のようだ。
“敵”はさらに高度をあげ、森の中に逃げ込もうとしている。
あと一歩で奴を倒せるかもしれない。オットー達は必死に走って追いつこうとする。逃がすわけにはいかない。”敵”は、森の中の木々の間をスルスルと抜けていく。オットー達は後を追い、森の中にどんどん入っていく。しかし、見失ったか。”敵”の姿が見えなくなった。オットーは思わず「畜生!」と悪態をついた。
しかし、次の瞬間、オットー達の周りから炎が突然、噴き出した。すぐに炎に囲まれているとわかった。そして、上空には悠然と”敵”が、こちらを伺うように見下ろしていた。
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