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共和国派の内紛
共和国解放
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大陸歴1658年5月1日・モルデン
共和国派同士の戦いがあった後、数日は何も動きが無かったが、ある日、帝国軍の陣地から数名が馬で近づいて来るのが見えた。
プロブストも街壁の上からそれを確認した。
その帝国軍兵士達は門に近づくと馬を止めた。そして、その内の一人が大声で叫んだ。
「私は帝国軍第五旅団の司令官ボリス・ルツコイだ。そちらの指導者に話があってきた」
司令官だって?!
それを聞いてプロブストは慌てて門を開けさせると外に出て、ルツコイの前に立った。
「私は共和国軍の指揮をしているフリードリヒ・プロブストです」
「ああ、見たことがあるな。遊撃部隊の者だな?」
「はい、そうでした」
ルツコイは馬を降りて話を始めた。
「重大な話がある」
「重大な話とは?」
「帝国は共和国領内からの完全な撤退を決めた」
「えっ!?」
プロブストはルツコイの言葉に驚き、思わず声を上げた。
クリーガー隊長のルツコイや皇帝への説得がどうやらうまくいったようだ。
まずは、このことを部下の兵士に指導者であるコフに伝えるように先に行かせた。
そして、プロブストはコフにルツコイを会わせるため、城の方へと案内する。
城内の部屋でルツコイをしばらく待たせた後、プロブストはルツコイはいつもの作戦室に案内した。
作戦室にはコフが居た。
コフは立ち上がり挨拶をする。
「ここモルデンを取り仕切っている、エアリス・コフと言います」
「私は帝国軍第五旅団の司令官ボリス・ルツコイです」
コフが促すとルツコイは椅子に座った
プロブストもコフの横の椅子に座る。
「早速ですが」。ルツコイが話を切り出した。「帝国軍は共和国領内からの完全撤退を決めました。そこで、あなた方との協議の上、撤退までのスケジュールを決めていきたいと思います」
「なるほど」。コフは最初、驚いた表情をした後、満足そうに返事をした。「我々として一刻も帝国軍には早く出て行ってもらいたい」
「数日以内に私の代わりとして外務大臣のブリューバイというものをここに寄越しますので、彼と正式な交渉に入ってください。また、現在、帝国軍の第四旅団の士官と兵士達が街にいるはずですが、彼らは早々に引き渡していただければと思います」
「いいでしょう」
大勢の帝国軍兵士が街の中にいるのは、反乱の大きなリスクであったので、何とかしなければならなかった。これは渡りに船だ。
コフは早速、街の中で分散して監視下に置いていた帝国軍兵士達を少しずつ街に外に出し、帝国軍のルツコイとイェプツシェンコの陣へと行かせる命令を出した。
程なくして、帝国軍が撤退し共和国が解放されることが住民にも伝わり、街は再び歓喜にあふれる住民であふれた。
酒を飲んで大騒ぎするものが、住民だけでなく義勇兵の中にも出て、収拾がつかない状況となっていた。
最早、プロブストにもどうすることができない状況だった。しかし、もはや帝国軍による攻撃も無い。この状況を看過することにした。
しかし、帝国の説得に成功したクリーガーは今、どうしているのだろうか?
彼が投降する直前、最後に話をした時は、彼は自分は、おそらく反逆罪で首都アリーグラードへ護送され、軍法会議に掛けられるだろうと言っていた。
ひょっとしたら、投降直後、ルツコイにその場で処刑されるかもしれないと危惧していたのはプロブストであった。
その後、プロブストの頭の中は、しばらくの間、クリーガーの安否の事が支配していた。
共和国派同士の戦いがあった後、数日は何も動きが無かったが、ある日、帝国軍の陣地から数名が馬で近づいて来るのが見えた。
プロブストも街壁の上からそれを確認した。
その帝国軍兵士達は門に近づくと馬を止めた。そして、その内の一人が大声で叫んだ。
「私は帝国軍第五旅団の司令官ボリス・ルツコイだ。そちらの指導者に話があってきた」
司令官だって?!
それを聞いてプロブストは慌てて門を開けさせると外に出て、ルツコイの前に立った。
「私は共和国軍の指揮をしているフリードリヒ・プロブストです」
「ああ、見たことがあるな。遊撃部隊の者だな?」
「はい、そうでした」
ルツコイは馬を降りて話を始めた。
「重大な話がある」
「重大な話とは?」
「帝国は共和国領内からの完全な撤退を決めた」
「えっ!?」
プロブストはルツコイの言葉に驚き、思わず声を上げた。
クリーガー隊長のルツコイや皇帝への説得がどうやらうまくいったようだ。
まずは、このことを部下の兵士に指導者であるコフに伝えるように先に行かせた。
そして、プロブストはコフにルツコイを会わせるため、城の方へと案内する。
城内の部屋でルツコイをしばらく待たせた後、プロブストはルツコイはいつもの作戦室に案内した。
作戦室にはコフが居た。
コフは立ち上がり挨拶をする。
「ここモルデンを取り仕切っている、エアリス・コフと言います」
「私は帝国軍第五旅団の司令官ボリス・ルツコイです」
コフが促すとルツコイは椅子に座った
プロブストもコフの横の椅子に座る。
「早速ですが」。ルツコイが話を切り出した。「帝国軍は共和国領内からの完全撤退を決めました。そこで、あなた方との協議の上、撤退までのスケジュールを決めていきたいと思います」
「なるほど」。コフは最初、驚いた表情をした後、満足そうに返事をした。「我々として一刻も帝国軍には早く出て行ってもらいたい」
「数日以内に私の代わりとして外務大臣のブリューバイというものをここに寄越しますので、彼と正式な交渉に入ってください。また、現在、帝国軍の第四旅団の士官と兵士達が街にいるはずですが、彼らは早々に引き渡していただければと思います」
「いいでしょう」
大勢の帝国軍兵士が街の中にいるのは、反乱の大きなリスクであったので、何とかしなければならなかった。これは渡りに船だ。
コフは早速、街の中で分散して監視下に置いていた帝国軍兵士達を少しずつ街に外に出し、帝国軍のルツコイとイェプツシェンコの陣へと行かせる命令を出した。
程なくして、帝国軍が撤退し共和国が解放されることが住民にも伝わり、街は再び歓喜にあふれる住民であふれた。
酒を飲んで大騒ぎするものが、住民だけでなく義勇兵の中にも出て、収拾がつかない状況となっていた。
最早、プロブストにもどうすることができない状況だった。しかし、もはや帝国軍による攻撃も無い。この状況を看過することにした。
しかし、帝国の説得に成功したクリーガーは今、どうしているのだろうか?
彼が投降する直前、最後に話をした時は、彼は自分は、おそらく反逆罪で首都アリーグラードへ護送され、軍法会議に掛けられるだろうと言っていた。
ひょっとしたら、投降直後、ルツコイにその場で処刑されるかもしれないと危惧していたのはプロブストであった。
その後、プロブストの頭の中は、しばらくの間、クリーガーの安否の事が支配していた。
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