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第1章
変化魔法…便利な件
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お肉をもらったので、私は調理の用意をする。
「結界の魔力を捧げ守りを…調理台」
私は結界魔法を使って調理台の形の結界を作った。
いや、できるとは思ってなかった。
ただ、女神様が好きな形で守れるって言ってたから調理台の形にでもできるのかなと思ってやってみたら、できた。
ガスコンロなんかもついてるけど…これつくのかな?
私はコンロの火力のところを捻ってみると、炎は出てないのにちゃんと熱を感じる不思議なものになっていた。
これ何コンロ?私の魔力だから魔力コンロ?
あとは…フライパンとかあればいいんだけど…。
私はなんとなく鞄に手を入れて、フライパンを想像してみる。
すると手に何か当たったので、取り出してみると丸い鉄の塊が出てきた。
その時にペラっと紙が落ちてきたので拾うと文字が書いてあった。
[それは想像記憶合金でできていて、目を閉じて形を思い浮かべるだけでその形に変わる金属です]
いよいよ女神様からの贈り物が青いたぬき猫感が出てきたが、使えるものは使っていこう。
ていうか、想像記憶合金ってなに?
私は包丁の形を想像すると金属は本当に包丁になった。
私は解体してもらった肉を薄く切り、包丁をフライパンに変えてコンロで切った肉を焼いていく。
味付けはどうしようかと考えながら、先程ガラムさんからもらった瓶に、近くの川から水を汲んできて調理台に置いた。
「変化の魔力を捧げ水の味を変えよ…焼肉のタレ」
うん、側から見たらなにしてんだって感じがする…。
いや、でも女神様の魔法の使い方には「〇〇の魔力を捧げ~~を(よ)」の後に発動したい魔法をイメージしやすい単語を述べるだもん。
そう思ったら…こうとしか言えないじゃない。
『モモよ、何を言っておるんだ?』
ルゥやめて!心に刺さるから!
「と、とにかくこれでこの水を焼いたお肉にかければ…」
まだフライパンが熱いのか、水はじゅう~という美味しそうな音を立てる。
まぁ、透明だから見た目は焼いた豚肉だ。
味見で一口食べるとたしかに焼肉のタレをかけた豚肉だった。
私はフライパンの形をお皿に変えて、みんなの所へ向かう。
気がつけばもうあたりは真っ暗だ。
4人は焚き火をして、周りに座っている。
「皆さん、これをどうぞ」
私は焼いた肉を4人の前に出した。
「オークの肉を焼いたもの…か?」
「はい、私の故郷の味付けにしてみました。お口に合えばいいんですけど」
そう言われて、4人は肉を一切れずつ取っていき、食べた。
うわー…焼肉のタレだけで焼くとか手抜きすぎな気がするよ…いや、しょうがないんだけど…。
もし、材料が揃っていてご飯を食べてもらう時があったらちゃんとしたものを作ろう。
「う、うんめぇぇぇ!」
「うん!これすごく美味しい!」
「甘いようなしょっぱいような、とても美味しいです」
「こんな味付けは初めて食べたな」
4人はまた肉を食べていく。
よかった。
「お口にあったならよかったです」
『モモよ。我もあれを食したいぞ』
ルゥが私にそんなことを言っている間に肉がなくなってしまった。
それを見てちょっとしゅんとするルゥ。
可愛い。
「また明日作ってあげるから」
私はそう言ってルゥの頭を撫でる。
この世界の人たちには日本の調味料1つでご馳走に変わるのかもしれない。
変化魔法がいくらでも作れるから、街ではのんびりレストランでもひらけばいいのかもしれない。
今日はそのままルゥのお腹で眠りについた。
そして、2日経った夜。
いよいよ明日には街に着くらしい。
「結界の魔力を捧げ守りを…調理台」
私は結界魔法を使って調理台の形の結界を作った。
いや、できるとは思ってなかった。
ただ、女神様が好きな形で守れるって言ってたから調理台の形にでもできるのかなと思ってやってみたら、できた。
ガスコンロなんかもついてるけど…これつくのかな?
私はコンロの火力のところを捻ってみると、炎は出てないのにちゃんと熱を感じる不思議なものになっていた。
これ何コンロ?私の魔力だから魔力コンロ?
あとは…フライパンとかあればいいんだけど…。
私はなんとなく鞄に手を入れて、フライパンを想像してみる。
すると手に何か当たったので、取り出してみると丸い鉄の塊が出てきた。
その時にペラっと紙が落ちてきたので拾うと文字が書いてあった。
[それは想像記憶合金でできていて、目を閉じて形を思い浮かべるだけでその形に変わる金属です]
いよいよ女神様からの贈り物が青いたぬき猫感が出てきたが、使えるものは使っていこう。
ていうか、想像記憶合金ってなに?
私は包丁の形を想像すると金属は本当に包丁になった。
私は解体してもらった肉を薄く切り、包丁をフライパンに変えてコンロで切った肉を焼いていく。
味付けはどうしようかと考えながら、先程ガラムさんからもらった瓶に、近くの川から水を汲んできて調理台に置いた。
「変化の魔力を捧げ水の味を変えよ…焼肉のタレ」
うん、側から見たらなにしてんだって感じがする…。
いや、でも女神様の魔法の使い方には「〇〇の魔力を捧げ~~を(よ)」の後に発動したい魔法をイメージしやすい単語を述べるだもん。
そう思ったら…こうとしか言えないじゃない。
『モモよ、何を言っておるんだ?』
ルゥやめて!心に刺さるから!
「と、とにかくこれでこの水を焼いたお肉にかければ…」
まだフライパンが熱いのか、水はじゅう~という美味しそうな音を立てる。
まぁ、透明だから見た目は焼いた豚肉だ。
味見で一口食べるとたしかに焼肉のタレをかけた豚肉だった。
私はフライパンの形をお皿に変えて、みんなの所へ向かう。
気がつけばもうあたりは真っ暗だ。
4人は焚き火をして、周りに座っている。
「皆さん、これをどうぞ」
私は焼いた肉を4人の前に出した。
「オークの肉を焼いたもの…か?」
「はい、私の故郷の味付けにしてみました。お口に合えばいいんですけど」
そう言われて、4人は肉を一切れずつ取っていき、食べた。
うわー…焼肉のタレだけで焼くとか手抜きすぎな気がするよ…いや、しょうがないんだけど…。
もし、材料が揃っていてご飯を食べてもらう時があったらちゃんとしたものを作ろう。
「う、うんめぇぇぇ!」
「うん!これすごく美味しい!」
「甘いようなしょっぱいような、とても美味しいです」
「こんな味付けは初めて食べたな」
4人はまた肉を食べていく。
よかった。
「お口にあったならよかったです」
『モモよ。我もあれを食したいぞ』
ルゥが私にそんなことを言っている間に肉がなくなってしまった。
それを見てちょっとしゅんとするルゥ。
可愛い。
「また明日作ってあげるから」
私はそう言ってルゥの頭を撫でる。
この世界の人たちには日本の調味料1つでご馳走に変わるのかもしれない。
変化魔法がいくらでも作れるから、街ではのんびりレストランでもひらけばいいのかもしれない。
今日はそのままルゥのお腹で眠りについた。
そして、2日経った夜。
いよいよ明日には街に着くらしい。
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