最弱で最強な人形使いの異世界譚

大樹寺(だいじゅうじ) ひばごん

文字の大きさ
2 / 353

二話

しおりを挟む
二話


「はい。御馳走様でした」

 バーガーの包み紙と、空になったポーション瓶を再度インベントリに戻して合掌。
 ゴミのポイ捨て、ダメ、絶対。
 ってか、包み紙も瓶も再利用出来る貴重な資源なので、捨てるなんて勿体ないことなど出来るものか。
 俺は極度の貧乏……ゲフンっ、俺は物を大切にする主義の人間なのだっ!
 守ろうっ! みんなの地球号! ってな。
 ちなみに、一本目のポーション瓶も確り回収済みである。
 実のところ、ポーションというものは、中身よりも瓶は作る方が割と面倒だからな。中身のポーションだけ作って詰め直すのが基本なのだ。

 さて、探索するといっても、何処から探索したらよいものか……

 マップは一度移動した場所なら記録が残るが、それ以外は黒塗りのまま。あくまで移動した場所しか分からない。
 となれば、探索の基本になるのは目。つまり視覚だ。
 しかし、地上からだと森の中ということもあって、視界が狭く調べられる範囲が限定的過ぎることはこの数時間で身を持って知った。
 ならば、ここは上から調べた方がよさそうだな。木にでも登って見渡せば、少しは何か分かるかもしれない。
 ただ、これだけ木々が生い茂っているとなると、登ったところで必ずしも視界が確保されるかは怪しいものだ。
 登るなら一番高い木でなくては意味がない。
 まぁ、木よりも高い場所へ行く方法がなくはないのだが……

「さて、どうすんべや……」
「~~~~~~~~~っ!!」
「ん? 人の声?」

 なんてことを考えていたら、何処からか人の声っぽい何かが聞こえて来た。
 ただ、結構遠いのか、何を言っているのかまでは分からず、本当に人の声なのかも断言は出来ない。もしかしたら、獣の鳴き声という可能性もある。
 だが……

「早速手に入った手掛かりだ。見逃す手はないよな」

 ということで、俺は声の聞こえた方へと歩き出すことにした。

 声は断続的に聞こえ続け、近づくにつれて、次第にその内容が分かるようになってきた。

「……て来いっ! メスガキがっ!」
「クソがっ!」
「何処に行きやがった!」
「探せっ! あいつは怪我してんだぞっ! そう遠くまでは逃げられねぇはずだ! 探せっ! 見つけた奴には、報酬を二倍くれてやるっ!」
「ヒャッホー! 流石はアニキだぜ!」
「オラオラっ! さっさと出ておいでメスガキちゃ~ん。今すぐ出てこれば、一発・・で済ませてやんよ! けど、後で見つけた時は意識飛ぶまでヤってやる!」
「バカがっ! 商品価値下げるようなマネすんじゃねぇっ!」

 俺はてっきり、俺と同じようにバグに巻き込まれ、このエリアに飛ばされて出られなくなったプレーヤーが助けを求めているのではないか、と思ったのだが……うん。なんか思ってたのと違うな、これ。

 話の内容から察するに、この男共……声の数からして、多分人数は、四、五人くらいか?……が女性、それも少女を追っている、といった感じだろうか?
 商品価値? ということは人攫いか何かか?
 まぁ、碌な奴らではない、ということは間違いなさそうだ。

 言動からプレイヤーとは思えないので、おそらくこの声の主たちはNPCノンプレヤーキャラクターだろう。
 であるなら、これは突発性イベントの可能性が高いな。

 『アンリミ』では、自動イベント生成システムというものがあり、高度AIが突然イベントを生成することがある。
 これをプレイヤー間では、突発イベント、と呼んでいる。
 
 ともあれ、相手がNPCでは情報を聞き出すのは不可能だ。
 高性能AIによって制御されているとはいえ、所詮はNPC。
 彼らは特定のキーワードに反応する、疑似会話プログラムによって動いているだけに過ぎないのだ。
 こんにちわ、とか、この村の名前はなんですか? と、いった会話とも言えない会話が少し出来る程度。それら以外のワードには一切反応しない。
 だから例えば……
 ねぇねぇ? キミのパンツ何色? ぐへへへぇ。と、声を掛けてもノーリアクションである。
 ちなみに、こういった卑猥な単語を連呼したり、NPCの胸などを触ったり(男女ともに)、スカートを捲ったりすると、ハラスメントコードという警告が発生する。
 最初は警告だけだが、警告を無視して同様の行為を繰り返すと、最終的にアカウント削除、俗に言う“アカバン”という処分を食らうことになる。

 まぁ、何にしても、NPCは情報収集には圧倒的に向かない存在だ、ということだ。

 イベントの流れから察すると、奴らより先にその女の子を保護するか、この場で奴らを殲滅するかなんだろうけど……
 イベントはクリアすると、様々な報酬が貰えるのだが、今はそれどころじゃないからなぁ~。
 貰える報酬の中には、滅多に手に入らないレアなものもあったりするので、みすみす見逃すのは惜しい気もするが、下手に関わって無駄に時間を消費したくもない。
 今は現状の確認が最優先だ。
 大体、正常にシステムが機能しているのか分からない今の状況では、その目当ての報酬すらまともに手に入るか怪しいものだ。

 追われているであろう女の子NPCには申し訳ないが、今回はパス。
 しかし、下手に動いてあの人攫いっぽい男共と遭遇エンカウントするのは避けたい。
 ここはまずは様子見。その上で、タイミングを見計ってここから離れよう。
 と、物音を立てないように大きな木の陰にこそこそ移動して、こっそりと男共の様子を伺う。

 思った通り、見える範囲での数は五人。見るからに山賊、盗賊、強盗、諸々エトセトラ、そんな言葉がぴったりの風貌をしていた。
 それぞれが、手に手斧や山刀の様な肉厚な剣を所持している。
 装備品の状態はかなり悪い。下の下もいいところだ。碌に手入れしていないのがよく分かる。
 見た目からして大して強くはなさそうだけど、念のためチェックだけはしておくか……

身体解析フィジカルアナライズ

 スキル【身体解析フィジカルアナライズ】は、相手の身体能力、所謂ステータスを数値化して見ることが出来るスキルだ。
 ただし、相手がステータスを隠遁するスキルや、それに類するアイテムを装備している時など、効果を発揮しない場合もままある。
 だが、今回はそういったこともなく、男共に重なるようにしてウインドウが表示され、各種ステータスが見えるようになっていた。
 どれどれ……

 男たちを一通り確認するが、思った通り大して強くはないな。
 一番ガタイがいい男で【STR】が60ちょい。後は、20とか30といった感じか。
 【STR】60を、プレイヤーに当てはめるなら、初心者戦士職が初級ダンジョンを、ステータスゴリ押しだけで単独踏破出来るギリギリの強さである。
 NPCなら、ソロで遊ぶストーリーモードに出て来る一番初めのネームドモンスターくらいの強さだな。
 いってしまえばただの雑魚だ。
 とはいえ、ステータスド底辺な俺よりはずっと高いんだけどね。
 なにせ、俺のステータスなんて、【STR】9、【敏捷性AGI】8、【生命力VIT】5、【魔力MAG】3、【頑丈さTAU】7、【器用さDEX】9という凄惨たるものだ。

 アイテム無し、装備無し、の状態で殴り合え、といわれたら絶対に勝てる気はしないが、そういった“縛り”が無い限りはこのステータスでもまず負けることはない。
 むしろ楽勝だ。それくらいのプレーヤースキルは持っている。でなければ、敢えてこんな低いステータスなどしていない。
 
 『アンリミ』はステータスが高ければ、それだけで強い、なんていう簡単なゲームではない。
 重要なのは、ステータスよりプレイヤースキル。ステータスなど、あくまで参考値でしかないのである。
 ステータスが低いからといって舐めて掛かると、痛い目に遭う、なんてよくある話だ。
 今回は相手がNPCなので、関係ない話しだけどな。NPCの強さはイコールステータス。これ絶対。

 他は平均して30前後。【魔力MAG】に至っては全員一桁だった。
 装備から見ても魔術士系はなしって感じかな。

 【魔力MAG】は魔術の威力・成功精度に関係するステータスだ。
 【魔力MAG】が低いということは、相手に魔術が使える者がいない、ということでもある。
 魔術職は、ステが低くとも相手にすると結構面倒臭い。居ないなら居ないに越したことはない。

 と思ったが、一人だけ【魔力MAG】が30もある奴がいた。
 攻撃魔術が使えるかどうかは微妙なラインだが、【鈍化スロウ】や【拘束バインド】といったデバフを使う分には十分な数値である。
 あれを使われると、それなりにうざいからな。下手すりゃ攻撃魔術より厄介だったりする。

 この【身体解析フィジカルアナライズ】、大変便利なスキルではあるが、
 見えるのはあくまでステータス周り、各種数値やバフ・デバフくらいなもので、所持しているスキルの種類などは見ることは出来ない。
 もっと上位のスキルの中には、そういった能力をもったスキルもあるが、生憎と俺は取得していなかった。
 まぁ、正確には出来ない、といった方が正しいのだが。
 ステータスが低すぎて、スキル解放の前提条件がクリア出来ないのだ。こればかりは仕方がないな。
 だから、装備やステータスからどういう戦闘スタイルの相手なのかを見極めなければならなかった。

 戦っても余裕で勝てる相手ではあるが、当初の予定通りスルーだ。
 戦わずに去る、これが一番時短になる。今は自分で建てた目標の達成が最優先。
 下手に手を出して、イベントが連鎖チェインでもしたら目も当てられないからな。
 と、いうわけでこの場で少し身を潜めようと、ふと視線をずらしたその先に……

「っ~~~~~~~~~」
「…………」

 両手で口を押えて、今にも泣き出しそうなくらい……いや、実際に泣いているなこれ……瞳に涙を湛えて、ブルブルと震えている傷だらけの女の子がそこに居た。
 特に目を引いたのは、首に付けられた大きな金属製の枷……

 うん。間違いなく、あの人攫い共が追っている女の子だろう。
 こんな時に、いらん引きの強さを発揮しおってからに……こういうのは、ガチャ回す時に発揮してどうぞっ!
 んで、最上位レアくれっ!

 女の子はただ俺をじっと見つめて、震えているだけだった。
 そりょそうだわな。悲鳴を上げれば一発であの人攫い共に居場所がバレるし、逃げようにも音を立てれば同じく感ずかれる可能性がある。
 彼女からしたら、声を上げずじっとしている以外に選択肢がないのだ。
 まさに、絶体絶命というやつだな。
 まぁ、そうはいっても、イベントNPCだろうから、こっちから何かアクションを起こさない限りは無反応だろうけど。

 イベントには関わらないと決めていたが、だからといって、見つけてしまったものを見捨てるのもなぁ。
 俺は人差し指を一本立てると、それを口元へと運んだ。

「(静かに。下手に騒ぐと奴らにバレるぞ)」

 俺が小声でそう言うと、女の子は首がもげるんじゃないかってほど、首を激しく上下に振って見せた。
 これでイベント開始のフラグが立っただろう。
 俺も木の陰に体を隠すと、人攫い共が離れるのを待った。

 もう一度、女の子のことを確かめると、歳は一〇代半ばから後半にかけてといった感じの少女だ。二十歳を越えてるってことはないだろう。
 髪は綺麗な銀髪で、肌は白く、瞳は綺麗なエメラルドグリーン。
 “ザ・美少女”を絵にしたような女の子だ。クオリティがパないです。

 しかし、その美貌も今は憔悴しきった表情に、乱れた髪、泣き腫らして赤い目、肌のあちこちに負った無数の擦り傷、切り傷、それにボロボロになった衣服。
 今は、見るも無残な姿になってしまっていた。
 特に、二の腕に負った一際大きな切り傷……おそらく、刃物によって負ったであろう傷はパックリと裂けており、そこからは今でも鮮血が溢れ出していて見るからに痛々しい……

 ん? ちょっと待て? 鮮血? 血が出ている? なんでだ?

 『アンリミ』ではゴア表現(出血や血飛沫などの残虐シーンのこと)の一切が禁止にされていた。
 だから、モンスターを斬りつけても流血などはなく、攻撃のヒット時に一瞬光るくらいなものだった。
 そしてHPがゼロになれば、最終的には光の粒子となって消えて、ドロップしたアイテムのみがその場に残る。
 それは、モンスターだけの話しではない。盗賊といった、人間のNPCを相手にしても同じことだった。
 剣で斬っても部位欠損などは一切なく、血も出ないし、死体も残らない。
 それが『アンリミ』での・・常識だった。

 なのに……なんで……だ?
 これじゃまるで……本物の人間のようじゃないか?
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

異世界転移魔方陣をネットオークションで買って行ってみたら、日本に帰れなくなった件。

蛇崩 通
ファンタジー
 ネットオークションに、異世界転移魔方陣が出品されていた。  三千円で。  二枚入り。  手製のガイドブック『異世界の歩き方』付き。  ガイドブックには、異世界会話集も収録。  出品商品の説明文には、「魔力が充分にあれば、異世界に行けます」とあった。  おもしろそうなので、買ってみた。  使ってみた。  帰れなくなった。日本に。  魔力切れのようだ。  しかたがないので、異世界で魔法の勉強をすることにした。  それなのに……  気がついたら、魔王軍と戦うことに。  はたして、日本に無事戻れるのか?  <第1章の主な内容>  王立魔法学園南校で授業を受けていたら、クラスまるごと徴兵されてしまった。  魔王軍が、王都まで迫ったからだ。  同じクラスは、女生徒ばかり。  毒薔薇姫、毒蛇姫、サソリ姫など、毒はあるけど魔法はからっきしの美少女ばかり。  ベテラン騎士も兵士たちも、あっという間にアース・ドラゴンに喰われてしまった。  しかたがない。ぼくが戦うか。  <第2章の主な内容>  救援要請が来た。南城壁を守る氷姫から。彼女は、王立魔法学園北校が誇る三大魔法剣姫の一人。氷結魔法剣を持つ魔法姫騎士だ。  さっそく救援に行くと、氷姫たち守備隊は、アース・ドラゴンの大軍に包囲され、絶体絶命の窮地だった。  どう救出する?  <第3章の主な内容>  南城壁第十六砦の屋上では、三大魔法剣姫が、そろい踏みをしていた。氷結魔法剣の使い手、氷姫。火炎魔法剣の炎姫。それに、雷鳴魔法剣の雷姫だ。  そこへ、魔王の娘にして、王都侵攻魔王軍の総司令官、炎龍王女がやって来た。三名の女魔族を率いて。交渉のためだ。だが、炎龍王女の要求内容は、常軌を逸していた。  交渉は、すぐに決裂。三大魔法剣姫と魔王の娘との激しいバトルが勃発する。  驚異的な再生能力を誇る女魔族たちに、三大魔法剣姫は苦戦するが……  <第4章の主な内容>  リリーシア王女が、魔王軍に拉致された。  明日の夜明けまでに王女を奪還しなければ、王都平民区の十万人の命が失われる。  なぜなら、兵力の減少に苦しむ王国騎士団は、王都外壁の放棄と、内壁への撤退を主張していた。それを拒否し、外壁での徹底抗戦を主張していたのが、臨時副司令官のリリーシア王女だったからだ。  三大魔法剣姫とトッキロたちは、王女を救出するため、深夜、魔王軍の野営陣地に侵入するが……

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双

四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。 「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。 教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。 友達もなく、未来への希望もない。 そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。 突如として芽生えた“成長システム”。 努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。 筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。 昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。 「なんであいつが……?」 「昨日まで笑いものだったはずだろ!」 周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。 陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。 だが、これはただのサクセスストーリーではない。 嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。 陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。 「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」 かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。 最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。 物語は、まだ始まったばかりだ。

処理中です...