最弱で最強な人形使いの異世界譚

大樹寺(だいじゅうじ) ひばごん

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二五九話

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 ラルグスさんからの話しをチョー簡単にまとめると、以下の三点であった。

 一つ、俺の報酬と税金の免除に関して。
 二つ、研究員、及び侍女の受け入れに関して。
 三つ、これは二つ目にも関係してくるのだが、今後のあの土地の利用に関して、だ。

 まず、一つ目だが、今回、ベルへモス討伐に対する報酬は、取り敢えず、ベルへモスの素材、三分の一の所有権と、現金5000万ディルグ。
 これに別途、探索依頼及び発見報告で追加5000万ディルグの合計1億ディルグ、ということで正式決定されることとなった。

 この金額を聞いて、セレスとマレアが揃って目をまん丸にしていたな。
 日本円に換算して、約一.五億から二億円だもんなぁ~。そりゃ、驚くか。

 てか、マレアなんて目を金貨にして、俺のことじっと見てたが……
 ぶっちゃけ、ヤツが寝込みを襲って来ないか、今後の行動が正直怖いっす……
 既成事実、裁判、慰謝料……そういう展開は御免だぞ……

 ちなみに、報酬が一括1億ではなく、5000万が二つとなっているのは、自由騎士への報酬額が、一件に付き最大5000万ディルグまで、と上限が決まっているかららしい。

 なんでも、なんか昔、とある貴族が国からの依頼として、スゲー簡単な内容の依頼を、これまたスゲー高額で特定の組織に依頼して、その何割かを依頼した貴族にキャッシュバックする、っていう公金を横領する方法チューチュースキームが横行したとかで、その対策なんだとか。
 
 その為、国から報酬額が100万ディルグを超える依頼を出す場合は、依頼内容と金額が適正であるか監査が入るのだと、ラルグスさんが教えてくれた。
 で、その監査をするのもラルグスさんの部署らしい。
 
 と、まぁそれはさておき。
 
 しかし、今回は史上初観測となる魔獣の討伐だ。
 それが従来と同じ5000万では、流石に国としても示しが付かないということで、探索と討伐をそれぞれ別の依頼として計上し、合計1億にしたとのことだった。

 で、だ。

 今回、俺は自由騎士という立場で、ラルグスさん……というかノールデン王国からベルへモスの捜索、及び討伐の依頼を受けた、ということに形式上はなっていた。
 なので、本来なら自由騎士が受けた依頼ということで、依頼の内容、また報酬額に対応した税金を、支払われる報酬の中から天引きされることになるのだが……

 これについては、前例となる案件が存在しないので、税金の適正価格が分からない、ということもあり、ベルへモスの素材、残り三分の二を国に収めたことでチャラ、ということになった。

 税金関係でもう一つ。
 
 俺が王都……ではないにしろ、その近郊に屋敷を持って生活することになるため、一応、定住者という扱いになるということ。
 つまり、今まで自由騎士として色々な税金が免除されて来たが、これからは納税義務が生じますよ、ということだ。

 代表的なもので、人頭税、また、借りている土地、そして屋敷の所持に関する税金などだな。

 これらの税金だが、ラルグスさんの計らいで、期限付きで全額免除としてくれた。
 期限付き、とあるが、これは一年更新制で、年末に更新すれば翌年は無税となる、ということらしい。
 で、この更新に関して期限はなく、要は、更新をし続ける限り無税であり、更新をしなくなかった時点で、これらの特権は全て失効される、ということだった。

 何でわざわざこんなやや面倒な仕組みになっているかというと、単純に今のところ俺が、あの場所にどれくらい滞在するか分かっていないからだ。
 例えば、期間を二年と区切ったとして、それ以降もあの場所に滞在するとなった場合、三年目にはアホみたいな税金を支払わないといけなくなってしまうのだ。
 それを回避する為の処置、といった感じだ。
 
 だったら無期限にでもすればいいと思うのだが、無期限にしない……というか出来ないのは、俺が貴族ではないからだ。
 税金の支払いを無期限で免除されるとなると、それは現行の貴族とほぼ同じ扱いになってしまうので、この国の制度的に出来ないらしい。

 まぁ、俺が貴族になればそれで済む話しではあるんだが、生憎と今のところそのつもりはないしな。
 というのも、ラルグスさんから、今回の活躍を評価して受勲も考えている、なんて話をされたが、これは丁重にお断りしていた。

 貴族としての各種特権……煩雑な行政手続きが免除される、というのもその一つだ……が手に入る代わりに、貴族という重い義務を背負うことになるのでは割に合わない気がするからだ。

 で、この件に付随して、この国の司法についてあまりに疎い俺に、セレスを顧問行政書士的な立場で雇い入れてはどうだ? というアドバイスを、ラルグスさんがしてくれた。
 セレスがここに呼ばれたのそういう理由からだった、というわけだ。

 なんでも、セレスが俺の代わりに雇用主報告書と、雇用人人頭税納税書を提出したことを何処かで知ったらしく、だったらいっそ全部任せてはどうだ? ということだった。

 ラルグスさんがセレスを薦めて来たのは、単純に俺がセレスと面識があるからだ。まったく知らない人に任せるよりはいいだろう、ということだな。

 一瞬、公務員の副業はオーケーなのか? と思い、ラルグスさんに聞いたら、本業をおろそかにしなければ別に全然構わない、とのことらしい。
 ちなみに、日本では禁止である。

 俺としては願ったり叶ったりではあるが、これはどちらかというと俺よりセレスに関係する問題なので、俺の一存では決められないと、セレスに意見を求めたところ、「いいわよ」とあっけないほど簡単に二つ返事で了承された。

 当然、これはボランティアでも慈善事業でもない為、セレスを雇用するに当たり、俺にはセレスに報酬を払う義務が生じることになる。
 で、一般的な顧問行政書士の報酬金額を聞いたら、大体年間200万ディルグくらいだというので、300万で契約することにした。
 プラスの100万は、分からないことや知らないことが出て来た時に、取り敢えずセレス先生に聞くことになるだろうから、その授業料の先払いである。
 てか、もう既に散々聞きまくっているからな……その手当も込み込みだ。

 次いで、二つ目案件である研究員、及び侍女の受け入れに関してだが、研究員は総勢で三五名で決定したとのことだった。
 王城内で志望者を募集したところ、二〇〇名を超える応募があり、厳正な審査の結果選ばれたエリート達である。
 ちなみに、この二〇〇名以上とは、何かしらの博士号などを持つ最上位研究員ほぼすべての人数らしい。

 まぁ、新種未発見の魔獣だからな……
 そりゃ誰だって自分の手で調べたい、と思うだろうな。

 ちなみに、その中にセレスは含まれてはいない。
 セレスの場合、討伐の現場に立ち会っていということで、特別枠での採用となっている。

 で、侍女に関しては四一名を受け入れることになった。この中にマレアも含まれているので、侍女四〇名プラスマレア、ということだな。

「四一って中途半端な挙句多くね? 学者さん達は三五人なんだろ?」

 それだと単純に、学者一人に付き、一人以上の侍女が世話として付くことになるのだが……
 と、その点を指摘したら、それについてはマレアが説明してくれた。

「何も、学者さん達の世話をするだけがあたし達の仕事じゃないからね」

 というのも、彼女達の任務は学者達の世話だけでなく、ベルへモス本体、及び屋敷周辺の警護も含まれている、と言うのだ。
 というか、むしろそちらが本命だとすらマレアは言っていた。

「伝説とまで言われている魔獣よ? そういうのに、糸目を付けずにカネを出すって輩はいくらでもいるわけ。
 その骨の一本、肉の一欠けらでも手に入れば……一攫千金よ?
 となれば……分かるでしょ?」

 つまり、邪な考えをした奴らが、カネ目当てに屋敷に徒党を組んで襲って来る可能性が十分にある、とまぁ、そういうことだった。
 ベルへモスの保管所に関しては、口外などはしていないそうだが、人の口に戸は立てられないとも言うし、調べようと思えば十分に調べられることでもある。
 何せあのサイズだからな。隠し通す方が難しいというものだ。

 その為、今回屋敷に派遣される侍女は、侍女は侍女でも、戦うことを前提とした侍女騎士と呼ばれる人達なのだという。
 
 ちなみに、この侍女騎士の中で優れた能力を持つ一部の侍女だけが、王女付きの侍従騎士になれるのだと、マレアが得意気に話していた。
 更に余談だが、侍女隊唯一の侍従騎士であるマレアが、侍女隊の筆頭侍女なんだとか。要は、リーダーってことだな。

 こいつがリーダーで大丈夫か? と思わなくもないが、ラルグスさんが何も言わないということは、本人が言うように優秀なのかもしれないな。
 先ほどからの言動からはやや信じられないが……

 また、学者、侍女、彼ら彼女らの扱いだが、国の所属はそのままに、俺預かり、という形になるようだ。
 要は、俺がノールデン王国から委託されて人を預かる、という形態になるみたいだな。
 これにより、俺も彼らの直属の上司の一人になり、俺の意見がある程度考慮されることになるのだと、そうラルグスさんからから聞かされた

 マレアがセレスに、同僚になる、みたいな話をしていたが、こういうことだったらしい。

 別に、俺から彼らに何かを指示しようとは特には考えていないが、かといって勝手に振る舞われても困るからな。
 あっちこっちをウロウロされたりとか、俺の私物を漁られたりとか……
 セレスの一件もあるし、どうやら俺の持ち物はその手の人達には随分と魅力的にみえるらしいからな……注意しておくに越したことはない。

 まぁ、流石に度を超えて酷い奴はいないと思うが、俺の言葉である程度の制限を設けることは出来る、というのは一つの安心材料といえるだろう。
 ただ、それも国からの指示に背かない範囲内でなら、という前提はあるがな。
 こちらも、あまり無茶な命令は出来ない、ということだ。

 で、ラルグスさんから研究員、及び侍女のプロフィールがまとめられた書類を渡され、気に入らない者が居ればプロジェクトから外すことが出来る、みたいなことを言われたが、流石に紙の資料だけで分かることでもないので、そこはお任せすることにした。

 ただ、最初に悪ノリで「じゃあマレアを外すということで」と言ったら「なんでやねんっ! あたしまだ何もしとらんやろっ!」と激しいツッコミを受けた。
 
 まだって……じゃあこらから何かする気なんかこいつ? と思ったが、そこはまぁ、触れないでおくことにした。
 
 しかし……
 何故か侍女のプロフィール欄にだけスリーサイズが普通に記載されているんだが、いるんかコレ?
 一応、学者先生達の中にも女性はいるのに、そっちはノータッチである。まぁ、年齢が年齢ということもあり、載っていたとしても嬉しくもなんともないが……

 日本でコレやったら、個人情報の漏洩だとか、プライバシーの侵害とかでメッチャ叩かれた挙句、激しく炎上するぞ? 

 なんて思いながら、侍女のプロフをざっと眺める。
 だって……ねぇ? やっぱ、気になるじゃないか。俺だって、男の子ですしお寿司。
 それに載っている、ということは見せる為に書いているわけだし、きっとこの国では普通のことなのだろう、うん。
 と、自己肯定。

 で、プロフをペラペラとめくって行ってふと思う。
 にしても、どの子を見ても歳が二〇前後のかなり若い子ばかりだな、と。
 一番上でも二五だからな。俺の二つ下だ。
 しかも……デカい子ばかりなのである。
 何が、とはいわないが、大体80代後半な挙句、中には90代とかいるんだが……うおっ! 100オーバーがいたわ。
 100って一体どんな見た目してんだよ……想像力が掻き立てられる……
 プロフは文字だけなので、写真がないのが実におしい。

 そんな感じで、やけに大きい子多くね? と、一部の数字に目が釘付けになるのだった。
 ……ただ、中には例外もいたりする。マレアとかマレアとかマレアとかな。
 マレアの場合、種族的な問題もあるのだろうが、70を切っているのは流石に驚いた。
 今日日の小学生でも、もう少しあるだろ?
 これ、わざわざ載せる必要あったのか? と思わなくもない。 
 
 まぁ、何がとは言わないがな。何がとは……うん。
 
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