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いち。
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『どぉゆーこと?』
目の前の光景に二人して首を傾げた。
第二王子妃のリリーティアが姦通罪で牢へ入れられた。
嵌められた。そうとしか思えなかった。彼女は私の恋人なのだから。
第二王子からの求婚を断るという選択は出来ず、妃となっても、心だけは私を想っていると秘密の恋人関係だったリリーティア。
なぁーのぉにぃー。
「リリーティア、嘘だよな! ルビーの蝶花の髪飾りを贈ったオレに言ったよな、愛しているのはオレだけだと!」
鉄格子を握りしめるのは騎士団長の息子。
ちょ、ちょ、ちょ、ちょい待ってぇー!?
「寝ぼけたことを言うな! 蝶花の髪飾りを贈ったのは私だ! そうだよな、リリーティア!」
と魔術師団長の息子。
いやいや、いやいや、ちょい待ってぇー!?
「ふざけないでください! 蝶花の髪飾りを贈ったのは僕です! リリーティア、君と踊った後テラスで心だけは僕のものだと、そう言ってくれましたよね!」
これは宰相の息子。
えー、ちょ、待ってよぉ……。
「オレも、贈ってる……」
呟きに、横を見れば幼馴染で親友の騎士副団長の息子、ニージオ・サイノス。
ちょ、え? なに? 待って、ソレって……ゴクリと唾を飲み込み私もカミングアウトした。
「私も、贈ってるんだ……」
「イ、イルジオン!?」
私の告白に青い顔で振り向くニージオ。
私、こと、イルジオン・ニース。魔術師副団長の息子です。
私達は遠い目になって鉄格子に張り付く三人に目を向けた。
“蝶花の髪飾り”ルビーの花に金の蝶が舞う、婦女子に超人気で超お高い髪飾りの幻影魔具。
「イルぅ、蝶花の髪飾りを着けて貴方と踊りたいわ」
オレの胸に“の”の字を書くリリーティアの可愛かったこと、可愛かったこと。
給料三ヶ月分でも買ったさ、当然買ったさ。
ルビーで花をあしらった蝶花の髪飾りは、リリーティアのピンクブロンドの髪によぉく似合っていたさ。
幻影の魔具である髪飾りから舞い落ちる花びらが、軽やかに踊るリリーティアを花の妖精のように見せ、美しかった。しかし。
「オレ、踊ってないんだよなー…」
「――っ!」
お前もか、ニージオ。
「え? もしかして?」
私の顔を見て察してくれたニージオ。
あの舞踏会で私は、いや、私達はリリーティアと踊れなかった。
一応の夫である第二王子と二度踊り、騎士団長の息子と踊り、魔術師団長の息子と踊り、宰相の息子と踊り、で、疲れ果てたリリーティアが涙を浮かべ、踊れないことを謝罪してくれた。残念だったけど、スゲー残念だったけどね、我慢したさ。「団長の息子だから断れなかった」と「イルと一番に踊りたかった」と言うリリーティアが可愛くすぎて! もうもうもうっ! リリーティアの体力も考えずダンスに誘った団長息子その一、その二と、宰相息子に禿げろと呪念を送ったさ。残念ながら効果は無かったようでまだフサフサだが。
ってコトはぁー、ルビーの蝶花の髪飾り、同じものを五つもリリーティアは受け取っているのか? あの給料三ヶ月分の髪飾りを?
「どういうことなんだい? リリーティア、贈った“月華”の香りをつけて、身も心も僕に捧げてくれたじゃないか」
ちょっ!? ななななな、ナニ言っちゃってんのー!?
ぶっちゃけちゃったのはまだ14歳の宰相息子!
“月華”超高級ブランド『花雫』の香水、月の華。夜に身につける香り。体温が高まることで香り立つソレは、つまり、閨で使う香水。
身も心も捧げたってことはっ、ことはっ、こ と はっ!
「待てよ! “月華”はオレも君に贈り、その夜に結ばれたのに!」
続けて叫ぶのは騎士団長息子。
「どういうことなんだ、リリーティア、私も君に贈ったよな“月華”を……、私だけを受け入れてくれたのではなかったのか?」
震え声の魔術師団長息子。
「オレも、お、くって、る」
かすれ声は隣、幼馴染で親友のニージオ。
「わ、わたわたわたたた……」
もう言葉も出なくなった私の言いたいことを察して、もう何も言うなと首を振る心の友。
しかし、コレだけは言いたい。
『贈ったのに身も心も受け入れてもらってない!』
被った。
互いに目を見張り、見つめ合った。
超高級ブランド花雫の香水“月華”そのお値段、給料の一ヶ月分。香水一本がうん万円だぜ? しかも紹介がなければ手に入れることは出来ない。上位貴族の為の香水。ソレを五本? え、まじで五本も受け取ったの、リリーティア……。で、なんで私達は身も心も受け入れてもらってないの?
「ふ、ふふふ……」
その声は冷たい牢の床に座り、顔を伏せたままのリリーティアから。
「ふふ、あはははっ! 騙される方が悪いのよ!」
見たこともないリリーティアの表情に皆が鉄格子から後ずさる。
「皆して、気持ちいい思いしたんだから文句言わないでよ!」
なんもキモチイイ思いしてないんですけどっ!?
「オレだけを愛していると、その言葉は嘘だったのか!? リリーティア!」
「私達三人から同じ贈り物を受け取っていたのか!?」
チガウよ! 私達もいるからソコ五人だよ!
「とーぜんじゃない、三人、同じ物だから気づかなかったでしょ?」
ちょ、リリーティア? 私達からも受け取ってるから五人からだよね!?
「そんな、母との思い出だと言った空色パールのネックレスも!?」
『お、贈ってる』
ニージオと被る呟き。
「ナナイロ貝のピアスも!?」
『贈ったー…』
ニージオと再び被る呟き。
「月光石の腕輪も!?」
『あーうん。贈ったー』
またまた被る呟き。
『その氷花のブローチもか!?』
キレイに被る団長の息子達に宰相の息子。
『ははは、贈ったねぇー』
遅れて被る私と心の友。
「そうよ」
見惚れるほど美しく笑うリリーティアの胸に咲く、永久に溶けない氷の花。心の色を写す花。今は寒々しい深い青に染まった氷花。
「一度身体を許したくらいで、勝手なことするからこんなことになったんじゃない! 順番を待ちなさいよ、待ても出来ないなんて、どんだけ盛った犬なのよ!」
「な、なにを……」
清楚、可憐、純粋無垢。彼女を表すのに使ってきた言葉が私の中で砕け散る。
彼らと口汚く罵り合う言葉はもう耳に入らず、彼女の胸の氷花が黒く染まるのをただ見つめていた。
私が贈った氷花を笑顔で受け取ったリリーティア。胸につけた途端にバラ色に染まった氷花。いつも貴方を想っていますと言ったその言葉が、全部、嘘だったなんて……。
「イル、行こう……」
「あぁ」
ばっかだなぁ。ニージオもリリーティアを好きなのは知っていたから、リリーティアが私を選んだことを親友に隠しながら彼女と会っていたのに。
ニージオも私に隠れてリリーティアと会ってたんじゃないか。
二人していいように貢がされてさ……。
『はは、ばっかだなー、二人して』
こんな言葉までキレイに被る私達。顔を見合わせて苦笑するしかなかった。
リリーティアはこの他にも、大中小のありとあらゆる罪が表に出たことで、北の塔に生涯幽閉となった。
私達は半分魂抜けた状態で成り行きを見ていた。
団長子息の姦通罪に、ウチの父親は高級酒をグラスの中でグルグルしながら高笑いしていた。
万年副団長な家系だったウチについに団長への出世の道が見えてきたと。額をテカらせ笑っていた。
なーぜーかー、私とニージオとリリーティアの関係は一切表に出ることはなかった。正直心の片隅で私を庇ってくれているのでは、なんて思う気持ちもあったが、しかし、リリーティアには夫であった第二王子の取り巻きのオレ達との関係については「覚えていないわ」と。私達の他にも少なくない数の上位貴族と関係を持っていたリリーティア。初めからナンバーワン(団長の子・宰相の子)狙いでナンバーツー(副団長の子=私達)は眼中になかったと。搾取するだけのその他扱いだったと。
事情聴取の場で私達はそう聞かされた。
そして、被害者の一人とされ、哀れみを目を向けられた。
まぁ、結果貢いだだけでチューもない清らかな関係だったしな!
あぁ、そーだよ! 清らかだよ! まだ童貞ですよ! クソ!
貢ぐのに、ちょっこし家の金にも手をつけていたけど、貢いだだけの被害者扱いに、父からは一言、二言の叱言で終わった。
しかしその三日後、私達はとんでもないことを思い出したのだった。
目の前の光景に二人して首を傾げた。
第二王子妃のリリーティアが姦通罪で牢へ入れられた。
嵌められた。そうとしか思えなかった。彼女は私の恋人なのだから。
第二王子からの求婚を断るという選択は出来ず、妃となっても、心だけは私を想っていると秘密の恋人関係だったリリーティア。
なぁーのぉにぃー。
「リリーティア、嘘だよな! ルビーの蝶花の髪飾りを贈ったオレに言ったよな、愛しているのはオレだけだと!」
鉄格子を握りしめるのは騎士団長の息子。
ちょ、ちょ、ちょ、ちょい待ってぇー!?
「寝ぼけたことを言うな! 蝶花の髪飾りを贈ったのは私だ! そうだよな、リリーティア!」
と魔術師団長の息子。
いやいや、いやいや、ちょい待ってぇー!?
「ふざけないでください! 蝶花の髪飾りを贈ったのは僕です! リリーティア、君と踊った後テラスで心だけは僕のものだと、そう言ってくれましたよね!」
これは宰相の息子。
えー、ちょ、待ってよぉ……。
「オレも、贈ってる……」
呟きに、横を見れば幼馴染で親友の騎士副団長の息子、ニージオ・サイノス。
ちょ、え? なに? 待って、ソレって……ゴクリと唾を飲み込み私もカミングアウトした。
「私も、贈ってるんだ……」
「イ、イルジオン!?」
私の告白に青い顔で振り向くニージオ。
私、こと、イルジオン・ニース。魔術師副団長の息子です。
私達は遠い目になって鉄格子に張り付く三人に目を向けた。
“蝶花の髪飾り”ルビーの花に金の蝶が舞う、婦女子に超人気で超お高い髪飾りの幻影魔具。
「イルぅ、蝶花の髪飾りを着けて貴方と踊りたいわ」
オレの胸に“の”の字を書くリリーティアの可愛かったこと、可愛かったこと。
給料三ヶ月分でも買ったさ、当然買ったさ。
ルビーで花をあしらった蝶花の髪飾りは、リリーティアのピンクブロンドの髪によぉく似合っていたさ。
幻影の魔具である髪飾りから舞い落ちる花びらが、軽やかに踊るリリーティアを花の妖精のように見せ、美しかった。しかし。
「オレ、踊ってないんだよなー…」
「――っ!」
お前もか、ニージオ。
「え? もしかして?」
私の顔を見て察してくれたニージオ。
あの舞踏会で私は、いや、私達はリリーティアと踊れなかった。
一応の夫である第二王子と二度踊り、騎士団長の息子と踊り、魔術師団長の息子と踊り、宰相の息子と踊り、で、疲れ果てたリリーティアが涙を浮かべ、踊れないことを謝罪してくれた。残念だったけど、スゲー残念だったけどね、我慢したさ。「団長の息子だから断れなかった」と「イルと一番に踊りたかった」と言うリリーティアが可愛くすぎて! もうもうもうっ! リリーティアの体力も考えずダンスに誘った団長息子その一、その二と、宰相息子に禿げろと呪念を送ったさ。残念ながら効果は無かったようでまだフサフサだが。
ってコトはぁー、ルビーの蝶花の髪飾り、同じものを五つもリリーティアは受け取っているのか? あの給料三ヶ月分の髪飾りを?
「どういうことなんだい? リリーティア、贈った“月華”の香りをつけて、身も心も僕に捧げてくれたじゃないか」
ちょっ!? ななななな、ナニ言っちゃってんのー!?
ぶっちゃけちゃったのはまだ14歳の宰相息子!
“月華”超高級ブランド『花雫』の香水、月の華。夜に身につける香り。体温が高まることで香り立つソレは、つまり、閨で使う香水。
身も心も捧げたってことはっ、ことはっ、こ と はっ!
「待てよ! “月華”はオレも君に贈り、その夜に結ばれたのに!」
続けて叫ぶのは騎士団長息子。
「どういうことなんだ、リリーティア、私も君に贈ったよな“月華”を……、私だけを受け入れてくれたのではなかったのか?」
震え声の魔術師団長息子。
「オレも、お、くって、る」
かすれ声は隣、幼馴染で親友のニージオ。
「わ、わたわたわたたた……」
もう言葉も出なくなった私の言いたいことを察して、もう何も言うなと首を振る心の友。
しかし、コレだけは言いたい。
『贈ったのに身も心も受け入れてもらってない!』
被った。
互いに目を見張り、見つめ合った。
超高級ブランド花雫の香水“月華”そのお値段、給料の一ヶ月分。香水一本がうん万円だぜ? しかも紹介がなければ手に入れることは出来ない。上位貴族の為の香水。ソレを五本? え、まじで五本も受け取ったの、リリーティア……。で、なんで私達は身も心も受け入れてもらってないの?
「ふ、ふふふ……」
その声は冷たい牢の床に座り、顔を伏せたままのリリーティアから。
「ふふ、あはははっ! 騙される方が悪いのよ!」
見たこともないリリーティアの表情に皆が鉄格子から後ずさる。
「皆して、気持ちいい思いしたんだから文句言わないでよ!」
なんもキモチイイ思いしてないんですけどっ!?
「オレだけを愛していると、その言葉は嘘だったのか!? リリーティア!」
「私達三人から同じ贈り物を受け取っていたのか!?」
チガウよ! 私達もいるからソコ五人だよ!
「とーぜんじゃない、三人、同じ物だから気づかなかったでしょ?」
ちょ、リリーティア? 私達からも受け取ってるから五人からだよね!?
「そんな、母との思い出だと言った空色パールのネックレスも!?」
『お、贈ってる』
ニージオと被る呟き。
「ナナイロ貝のピアスも!?」
『贈ったー…』
ニージオと再び被る呟き。
「月光石の腕輪も!?」
『あーうん。贈ったー』
またまた被る呟き。
『その氷花のブローチもか!?』
キレイに被る団長の息子達に宰相の息子。
『ははは、贈ったねぇー』
遅れて被る私と心の友。
「そうよ」
見惚れるほど美しく笑うリリーティアの胸に咲く、永久に溶けない氷の花。心の色を写す花。今は寒々しい深い青に染まった氷花。
「一度身体を許したくらいで、勝手なことするからこんなことになったんじゃない! 順番を待ちなさいよ、待ても出来ないなんて、どんだけ盛った犬なのよ!」
「な、なにを……」
清楚、可憐、純粋無垢。彼女を表すのに使ってきた言葉が私の中で砕け散る。
彼らと口汚く罵り合う言葉はもう耳に入らず、彼女の胸の氷花が黒く染まるのをただ見つめていた。
私が贈った氷花を笑顔で受け取ったリリーティア。胸につけた途端にバラ色に染まった氷花。いつも貴方を想っていますと言ったその言葉が、全部、嘘だったなんて……。
「イル、行こう……」
「あぁ」
ばっかだなぁ。ニージオもリリーティアを好きなのは知っていたから、リリーティアが私を選んだことを親友に隠しながら彼女と会っていたのに。
ニージオも私に隠れてリリーティアと会ってたんじゃないか。
二人していいように貢がされてさ……。
『はは、ばっかだなー、二人して』
こんな言葉までキレイに被る私達。顔を見合わせて苦笑するしかなかった。
リリーティアはこの他にも、大中小のありとあらゆる罪が表に出たことで、北の塔に生涯幽閉となった。
私達は半分魂抜けた状態で成り行きを見ていた。
団長子息の姦通罪に、ウチの父親は高級酒をグラスの中でグルグルしながら高笑いしていた。
万年副団長な家系だったウチについに団長への出世の道が見えてきたと。額をテカらせ笑っていた。
なーぜーかー、私とニージオとリリーティアの関係は一切表に出ることはなかった。正直心の片隅で私を庇ってくれているのでは、なんて思う気持ちもあったが、しかし、リリーティアには夫であった第二王子の取り巻きのオレ達との関係については「覚えていないわ」と。私達の他にも少なくない数の上位貴族と関係を持っていたリリーティア。初めからナンバーワン(団長の子・宰相の子)狙いでナンバーツー(副団長の子=私達)は眼中になかったと。搾取するだけのその他扱いだったと。
事情聴取の場で私達はそう聞かされた。
そして、被害者の一人とされ、哀れみを目を向けられた。
まぁ、結果貢いだだけでチューもない清らかな関係だったしな!
あぁ、そーだよ! 清らかだよ! まだ童貞ですよ! クソ!
貢ぐのに、ちょっこし家の金にも手をつけていたけど、貢いだだけの被害者扱いに、父からは一言、二言の叱言で終わった。
しかしその三日後、私達はとんでもないことを思い出したのだった。
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