73 / 100
戦闘機乗り編
喧嘩
しおりを挟む
ボクたちは新たに生産されたゼロ戦の動作テストしていた
でも、あまりに多くの不具合が発生した
原因は次のとおりだ
戦争が激化するにつれて資材の確保の難化
軍上層部からの過大な増産要求
不慣れな作業者の増員
不慣れな者が低品質の素材で無理をして生産する
日本はこの悪循環から抜け出せなくなっていた
また、作業員のモラルの低下も見られた
我慢を強いられる日々、貧しくなっていく日常
そして軍部による息も詰まるような統制された状況
こんな中で作業者にモチベーションを保てと言う方が無理な話だ
とボクは思う
工場内の雰囲気は陰々滅々としていた
チョクはそんな中でもすべての機体を一機ずつ自分でテストし
不具合箇所を具体的に上げ、修理を依頼していた
でも思うように作業は捗らなかった
遅々として作業は進まないにも関わらず
戦地では仲間たちが苦戦を強いられ死んでいく状況にチョクは焦り
上層部に戦地への帰還を何度も要請した
だが、上層部は「予定通り機体を整備空輸せよ」としか言ってこない
チョクのイライラは目に見えてわかった
ガス抜きのために遊びに誘っても断られ
家族に会いに行って気晴らしをするよう勧めても
そんなヒマなどないと相手にされなかった
そんな日が続いていたある日のことだった
(;〃゚3゚〃)「タケさん!!大変です!」
(´・ω・`)「どうしたの?」
(;〃゚3゚〃)「隊長が民間人に暴力を!!」
(。゚ω゚)「なんだって!!」
ε=ε=┏(;`・ω・´)┛
なにやってんだよ、チョク……
軍人が民間人に手を出すなんて……あってはならない
こんなこと……君がなによりも知っているはずじゃないか……
彡(●)(●)「お前ら!!なにをちんたらサボっとるんじゃ!!」
彡(●)(●)「戦地でどんな戦争が行われとるか知っとるんか!!」
彡(●)(●)「どいつもこいつも……」
彡(●)(●)「その根性を叩き直してやるわ!!」
(;´Д`);´Д`);´Д`)ヒイイイイイイ
(;`・ω・´)「なにやってんだよチョク!!」
(;`・ω・´)「正気にもどれ!!」=◯)゚)(゚)∵
彡(#゚)(゚)「ぐっ……」
彡(●)(●)「なにするんじゃゴラァ!!!」=◯)`ω゚)∵
(#`・ω・´)……
彡(●)(●)「なんや!その目は!!」
彡(●)(●)「ワイが悪いって言うんか!?」
(#`・ω・´)「ああ!君が悪い!!!」
彡(●)(●)「なんでや?ワイは真面目に任務に励んどるだけや!!」
彡(●)(●)「それでもワイが悪いんか!?」
(#`・ω・´)「君が悪い!!!」
彡(●)(●)「なにがや!なにが悪いんや!!」
(#`・ω・´)「そんなの……」
(#`・ω・´)「当たり前のことだろ!!」=◯)゚)(゚)∵
彡(#゚)(゚)……
(#`・ω・´)「君の気持は痛いほどわかるよ」
(#`・ω・´)「今、ここに並んでいる機体が使えたら」
(#`・ω・´)「どれだけ前線で戦っている人間にとって助けになる事か」
(#`・ω・´)「なのに不具合ばかりが出て送ることができない」
(#`・ω・´)「その間に、戦友たちがどんどん死んでいく……」
(#`・ω・´)「そんな中で苛立ちを覚えるのは当然だ!」
(#`・ω・´)「だからってその苛立ちを彼らに向けるのは違うだろ!」
(#`・ω・´)「ボクたちは軍人だ」
(#`・ω・´)「軍人の役目は戦えない者を守ることだ」
(#`・ω・´)「チョク!君も軍人ならその役目をまっとうしろ」
彡(#゚)(゚)……
(#`・ω・´)……
(;〃゚3゚〃)「二人とも、とりあえず一旦落ち着こう……」
でも、あまりに多くの不具合が発生した
原因は次のとおりだ
戦争が激化するにつれて資材の確保の難化
軍上層部からの過大な増産要求
不慣れな作業者の増員
不慣れな者が低品質の素材で無理をして生産する
日本はこの悪循環から抜け出せなくなっていた
また、作業員のモラルの低下も見られた
我慢を強いられる日々、貧しくなっていく日常
そして軍部による息も詰まるような統制された状況
こんな中で作業者にモチベーションを保てと言う方が無理な話だ
とボクは思う
工場内の雰囲気は陰々滅々としていた
チョクはそんな中でもすべての機体を一機ずつ自分でテストし
不具合箇所を具体的に上げ、修理を依頼していた
でも思うように作業は捗らなかった
遅々として作業は進まないにも関わらず
戦地では仲間たちが苦戦を強いられ死んでいく状況にチョクは焦り
上層部に戦地への帰還を何度も要請した
だが、上層部は「予定通り機体を整備空輸せよ」としか言ってこない
チョクのイライラは目に見えてわかった
ガス抜きのために遊びに誘っても断られ
家族に会いに行って気晴らしをするよう勧めても
そんなヒマなどないと相手にされなかった
そんな日が続いていたある日のことだった
(;〃゚3゚〃)「タケさん!!大変です!」
(´・ω・`)「どうしたの?」
(;〃゚3゚〃)「隊長が民間人に暴力を!!」
(。゚ω゚)「なんだって!!」
ε=ε=┏(;`・ω・´)┛
なにやってんだよ、チョク……
軍人が民間人に手を出すなんて……あってはならない
こんなこと……君がなによりも知っているはずじゃないか……
彡(●)(●)「お前ら!!なにをちんたらサボっとるんじゃ!!」
彡(●)(●)「戦地でどんな戦争が行われとるか知っとるんか!!」
彡(●)(●)「どいつもこいつも……」
彡(●)(●)「その根性を叩き直してやるわ!!」
(;´Д`);´Д`);´Д`)ヒイイイイイイ
(;`・ω・´)「なにやってんだよチョク!!」
(;`・ω・´)「正気にもどれ!!」=◯)゚)(゚)∵
彡(#゚)(゚)「ぐっ……」
彡(●)(●)「なにするんじゃゴラァ!!!」=◯)`ω゚)∵
(#`・ω・´)……
彡(●)(●)「なんや!その目は!!」
彡(●)(●)「ワイが悪いって言うんか!?」
(#`・ω・´)「ああ!君が悪い!!!」
彡(●)(●)「なんでや?ワイは真面目に任務に励んどるだけや!!」
彡(●)(●)「それでもワイが悪いんか!?」
(#`・ω・´)「君が悪い!!!」
彡(●)(●)「なにがや!なにが悪いんや!!」
(#`・ω・´)「そんなの……」
(#`・ω・´)「当たり前のことだろ!!」=◯)゚)(゚)∵
彡(#゚)(゚)……
(#`・ω・´)「君の気持は痛いほどわかるよ」
(#`・ω・´)「今、ここに並んでいる機体が使えたら」
(#`・ω・´)「どれだけ前線で戦っている人間にとって助けになる事か」
(#`・ω・´)「なのに不具合ばかりが出て送ることができない」
(#`・ω・´)「その間に、戦友たちがどんどん死んでいく……」
(#`・ω・´)「そんな中で苛立ちを覚えるのは当然だ!」
(#`・ω・´)「だからってその苛立ちを彼らに向けるのは違うだろ!」
(#`・ω・´)「ボクたちは軍人だ」
(#`・ω・´)「軍人の役目は戦えない者を守ることだ」
(#`・ω・´)「チョク!君も軍人ならその役目をまっとうしろ」
彡(#゚)(゚)……
(#`・ω・´)……
(;〃゚3゚〃)「二人とも、とりあえず一旦落ち着こう……」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
影武者の天下盗り
井上シオ
歴史・時代
「影武者が、本物を超えてしまった——」
百姓の男が“信長”を演じ続けた。
やがて彼は、歴史さえ書き換える“もう一人の信長”になる。
貧しい百姓・十兵衛は、織田信長の影武者として拾われた。
戦場で命を賭け、演じ続けた先に待っていたのは――本能寺の変。
炎の中、信長は死に、十兵衛だけが生き残った。
家臣たちは彼を“信長”と信じ、十兵衛もまた“信長として生きる”ことを選ぶ。
偽物だった男が、やがて本物を凌ぐ采配で天下を動かしていく。
「俺が、信長だ」
虚構と真実が交差するとき、“天下を盗る”のは誰か。
時は戦国。
貧しい百姓の青年・十兵衛は、戦火に焼かれた村で家も家族も失い、彷徨っていた。
そんな彼を拾ったのは、天下人・織田信長の家臣団だった。
その驚くべき理由は——「あまりにも、信長様に似ている」から。
歴史そのものを塗り替える——“影武者が本物を超える”成り上がり戦国譚。
(このドラマは史実を基にしたフィクションです)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる