マリーゴールドの丘

海翔

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マリーゴールドの歌詞に乗せられて検索したらこういう丘があることを知った。

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 その女性と会ったのは10月の澄みきった秋空の時だった。
あの日はサークル仲間と埼玉の本庄早稲田にあるマリーゴールドの丘公園に出掛けた。
 サークル仲間の智也、太一、萌、彩佳、六花の6名で出掛け、
公園の中央で見たマリーゴールドの満開の花を見かけたときには彩佳は大きな声で「綺麗ね」と言った。
 元々この公園にいくことを望んだのは彩佳で、マリーゴールドの歌詞に乗せられて検索したらこういう丘があることを知り、
萌と六花に話したら、サークルのメンバーと行こうと言うことになりその日はみんなで出かけた。
 みんな思い思いに携帯に満開のマリーゴールドを撮っていたら、こちらに向かってカメラを構えていた女性がいた。
 太一は彼女が写真を撮るようなので「そこを開けてください」と言って、彩佳達に場所を開けてもらった。
その女性はいい場所にカメラを定めて撮ろうとした時に足を滑らして倒れてしまった。
 ちょうど身近にいた拓己は「大丈夫ですか?」と声をかけたがどうも足を挫いてしまいすぐには歩けない状態だったので、
仲間には先に入ってもらい、近くの休憩所まで荷物をもって行くことにした。
 丘を下ったところにちょうどいい休憩所があったので、そこにつれていったが座る場所がなく、困っていたら、
その女性が「私の家はこの近くなのでできたらそこまでつれていってもらえませんか?」と言われ、
拓己はメンバーに携帯で連絡してひとまず家まで送っていくことを話して、公園からタクシーでその女性の家に向かった。
 10分ほど乗ってその女性のマンションに着いて、女性の部屋に入ると「私、井上茜といいます。ここまでどうもありがとうございました。
せめて、お名前と連絡先教えてください」と言われ、拓己は「石井拓己といいます」そういって、簡単な手当てをしてマンションを後にしてメンバーのところに向かった。
 公園についてから携帯で場所を聞いたらトリトマとフクシアの花の近くにいると連絡が来て、地図を見て、メンバーと合流をした。
 萌さんから「ごくろうさん」と言われた。
六花からは「綺麗な人でしたね」拓己さん好みではといわれ、顔が少し赤くなってしまいみんなに冷やかされてしまった。
 太一から「そろそろどっかで少し休みませんか?」と言われ、この先にある休憩所で休むことにした。
休憩所には冷たい飲み物とか、ソフトクリームが売られていた。皆、冷たい飲み物を頼んで空いてるところに腰を掛けることにした。
 六花は「ここに来ていろんな花を見ることができて良かったです。私、マリーゴールドが好きになりました」それを聞いて、彩佳は「私もマリーゴールドが好きで検索で見つけたときは感激しました」
 萌も「こんなに見れるとは、、、」男性陣も実際来て見て、美しさに感激した。
そこで智也は「マリーゴールドは彩佳さん、トリトマは萌さんフクシアは六花さんみたいな感じがします」と話した。
「それにしても上手いこと当てはめていますね」と言って、みんなが同感してくれた。
 太一は「そういえば先ほどの女性、大丈夫でしたか?」
拓己は「軽い捻挫だったので心配ないですよ。2、3日休養を取れば大分楽になるのでは」
「そうですか。軽くて良かったです。それにしても、綺麗な女性でしたね」
「そうですね」
 彩佳は「最後にネリネを見て帰りましょう」そういわれ、ネリネのあるところに足を向けた。
彩佳は「ネリネの花言葉は箱入り娘て言うんだって、私達みたいな花ですね」
そういったら「本当かな?」と謎めいた言葉が漏れてきた。
「でも、綺麗な花ですね」と六花は答えた。
 時間が過ぎ、日が傾きかけると寒くなり、6人は駅の方に歩きだした。
1時間半位電車に揺られ、そこから各自自分の家に向かった。
智也は彩佳と家が近かったので同じ方向に向かったが、智也は「このまま彩佳の家に行ってもいいかな」と言ったら、
彩佳は「一人でいるのも寂しいのでいいよ」と答えた。
 智也は彩佳と付き合ってもう、1年になっていた。途中でお酒と食べ物を買って彩佳のマンションに向かった。
彩佳が部屋の鍵を開けて中に入った。部屋の中は女性の部屋らしく綺麗にまとまっていた。
 智也はこの部屋に半月ぶりに来た。初めてこの部屋に来たときに彩佳を抱いた。
彩佳は「お風呂に入ってゆっくり飲もう」と言って、お風呂に湯をためた。その間にバスタオルとスエットを用意した。
湯が貯まったので智也に入るように勧められた。
智也は着ているものを脱いで浴室に入った。
 シャワーを浴びていたら彩佳が裸になって「私も入るね」と言って、入ってきた。
半月ぶりに見る彩佳の裸は均整のとれた綺麗な裸だった。頭からシャワーを浴びて、彩佳は「気持ちがいい」と智也に言った。
シャワーのお湯が彩佳の乳房を抜けて乳首から落ちる様はまさに女の色気を感じた。
智也はそれを見てより興奮をしてしまった。
 二人で湯に浸かりながら、お互いの体をまさぐりあった。
湯から出て、お互いの体を洗いそのままお湯で流さないで滑る体でスキンシップを楽しんだ。
一通り楽しんでシャワーを浴びて、浴室を出た。
 二人はバスタオルで拭いてそれを体に巻き付けて、そのまま、冷たいビールを飲み始めた。
食事をしながらお酒を飲んで腹ごしらえをした。その間に今日のことを話し合った。
「それにしても私、マリーゴールドをあんなにたくさん見たことがなく感激してしまった」と話したら、
智也は「あのマリーゴールドは彩佳に似ているよ、あの丘では輝いていたよ」
「ありがとう」そういって、智也の唇にキスをした。
 智也も彩佳を抱き締めた。そして、彩佳の体に巻き付いたバスタオルを取って、乳房に口づけをした。
二人はお互いを求めながら熱い夜を過ごした。
 その頃、拓己はみんなと別れて、一人家についた頃に携帯電話から着信音が鳴った。
そのまま取って「石井ですが」と言ったら「井上です。昼間はどうもありがとうございました。大分痛みも取れて、歩けるようになりました」
「そうでしたか、その後、気になってました」
「来月の始めにそちらにいくことがあり、その時に今回のことでお礼を言いたくてお会いできませんか?」
「そんなに気にしなくてもいいですよ」と拓己は言ったが、是非ともということで、来月の第一土曜日に会うことにした。
 当日の昼間に電話があり、仕事を終わらせて会いたいので夕方に新宿で会いましょうと言うことになった。
 拓己はそれまで家で時間をすごし、待ち合わせ場所のホテルのラウンジで待っていたら、着飾った茜さんがこちらに向かって歩いてきた。
「こんばんは石井さん、井上です。お待ちしていましたか?」
「いいや、今さっき着きました」
「このまま、レストランに行きましょう」
エレベーターに乗って上の階に向かった。
 拓己にとっては行ったことのない世界でこんなに高いところに来ていいのかと躊躇した。
だが、茜は「お礼がしたいのでどうぞ気にしないでください」と言って店に入った。
 そこでは拓己は今までに食べたことのない料理とワインを飲んで大分酔ってしまった。
元々お酒は強くないのだけれど雰囲気に飲まれ、飲みすぎてしまいふらふらしてしまった。
 茜はこのまま返せないと思い部屋に拓己を連れて帰り、茜は「今日はここに泊まっていきなさい」と言ってバスローブを渡した。
拓己は「お酒弱くてすみません」と言ってバスローブに着替えて、そのままベッドに寝てしまった。

 翌朝、7時頃に目を覚ましたら、隣に茜さんが寝ていたのにビックリしていたら、
隣にいた茜さんも目を覚まし「昨日は飲みすぎてここに泊まってもらったの」拓己はそれを聞いて「どうもありがとうございました」とお礼を言った。
 そんな茜さんを見たら、大胆な下着姿だったので拓己は興奮をしてしまい、バスローブからペニスが顔を出していた。
 それを見た茜さんは「拓己さんは彼女がいるんですか?」と聞いたら「いません」
「そうしたら今までに経験したことはないんですか?」と聞かれ、
「なかなかそういうちチャンスに恵まれていませんでした」それを聞いて茜は「もしよかったら、私が初めての女性になってもいいですよ」といわれ、
拓己は「そんなことしていいんですか?」と話したら
「この事でいい経験ができるのなら、、、いいですよ」
 茜は「拓己さんはキスも初めてなんですか?」そう言われ
「すべてが初めてです。今までは本とかビデオで発散していました」
「そうですか、それでは私のペースで進めますね。まずはすべて脱いでください。私もすべて脱ぎます」
そして、二人は全裸になり、拓己は茜さんのすべてを見せてもらった。
 ただあまりにも刺激が強く拓己は我慢できずそれを察知した茜は優しくそれを受け止めた。
そして、女性の愛しかたを拓己に教えた。
乳房は柔らかく揉み、乳首は口に含んで刺激を加えることを教え、その間に茜は拓己を刺激して自分の下半身へ、、、
拓己にとっては今までに感じたことのない快感で、そのまま一つになったが、あまりにもあっけなく終わってしまった。茜はこれで童貞を卒業したことを拓己に話した。
 拓己の体から離れたら茜の下半身から溢れ出した精液をティッシュで拭いて、その回りを拭き取って、二人で浴室に向かい汗を流した。
浴室から出てからはベッドで拓己の腕枕の中で茜は静かに眠りについた。

 翌朝、拓己が起きた頃には茜はシャワーを浴びていて、拓己も裸になって浴室に入った。
茜に「おはよう」と言って、シャワーの中に入って頭から浴びて眠気を覚ました。
そして「昨日はどうもありがとう」と言った。
 拓己に取っては大人への第一歩を踏み出したような気がした。浴室から出て、裸のまま茜を抱きしめて口づけをした。
茜も身を拓己に預けた。そして、ベッドに横になり、乳房をもみながら二人は体を密着させてお互いの暖かさを確認した。
 拓己はそのまま茜に教えてもらったように柔らかく茜の肌に触れ微かな刺激を与えた。
今日は拓己が上になり、一つになり、少しずつ刺激を加えて行くと、、、
茜は「あああ、、、きもちいいぃぃぃ、、もっと激しく」と言って拓己に催促をした。
拓己はそれに合わせて、茜を激しく求めた。
茜は「あああああ、、いくいく、、」と言って体を硬直させてそれに答え、拓己もそれに合わせてすべてをそこに出した。
二人は身体中に汗をかきベッドに横になった。
しばらくして二人は再度シャワーを浴びて、ホテルを後にした。

 帰り際、駅前のマクドナルドに寄って朝食を食べていると、茜は「今度は私の居る埼玉の本庄に来てください。
夜のこの時期はオリオン座流星群が見えるので綺麗ですよ。初めて見た時は星は白いものかと思ってましたが、
実際は宝石箱を開けたように赤やら青やらいろんな光を出して輝いているんですね。
そこにたまに流れ星が見えたりして興奮しています。是非今度はこちらに来てください」
そういって、茜は食事を終わらせて汽車に乗って帰路に着いた。
 拓己はこの足で大学に向かい、サークルの仲間に合流をした。
そこに智也も加わって「最近、拓己明るくなったけど、何かあったのか?」そう聞かれ「いや、何もないですよ」と答えたら、
 六花は「絶対何かありますよ。やたら、ニヤニヤしているんだもの」確かに拓己に取っては大きな出来事だった。
童貞を卒業すると言うことは大人への第一歩と考えていただけに、、、
拓己は「まあまあそんなことないですよ。そんないつも控えめな六花さんに言われると恥ずかしいやら、、、」そんなこと言ってるうちに次の授業が始まり、
みんな自分の授業に向かった。
 最後に向かおうとしていた六花に「今日夕方から暇ですか?」と聞いたら
「やることないので暇です、何処か飲みに連れていって」と言われ「構いませんよ」と拓己は答えた。

 夕方になり、拓己は新宿でたまに行くJAZZの店に六花を連れていった。店の中は少し薄暗くモダンジャズが鳴り響いていた。
六花は「拓己さんてこういう音楽が好きだったんですね」
「一人で聴くにはもったいないほど落ち着きますよ。そして、このウイスキーの味が身に染みます」
六花はしばらくJAZZを聴いているとどことなく聞きなれた曲が流れてきた「こういう曲もJAZZになるんですね」そういって、カクテルを飲み干した。
 さすがに3時間も聴いてお酒を飲んでいるとお酒が効いてきて足元がおぼつかない状態になってきた。
拓己は「今日は内に泊まりますか?」と聞いてみたら、
六花は「お願いします」と言い、拓己はまさか泊まるとは思わなかっただけに、、、ビックリした。
 タクシーでマンションまで行き階段を上って部屋に入った。
六花は部屋の中を見渡してまあまあ綺麗だったので安心した。
 拓己はひとまず冷蔵庫から冷たい水を持ってきて六花に渡した。
六花はベッドの縁に座り、水を飲み干した。
 そして「シャワー浴びたいのだけど」と言われ、拓己はバスタオルとスエットを渡した。
六花はそのまま浴室に向かった。
しばらくして、シャワーの音が聞こえ、拓己は六花のヌードを想像して興奮をした。
 10分もしたらバスタオルを巻いて六花が出てきた。
その後を拓己が入ってシャワーを浴び、これからのことを想像しながら興奮をした。
バスタオルで拭いて腰に巻いて浴室から出たら、六花はバスタオルを取って毛布にくるまっていた。
 六花に「部屋の中を暗くしてください」と言われ、拓己はルームランプにしてバスタオルを取って毛布の中に入った。
そこでは六花は何もつけないで拓己の来るのを待っていた。拓己は抱きしめて口づけをした。
柔らかくレモンのような味がした。六花の乳房に触れたときはこの柔らかさに興奮をした。
唇を乳房に触れ、その時、六花の指先が拓己の下半身に触れ、一瞬ビックリした。
それを気に拓己は指先を六花の下半身に触れてみたら早々と膣の回りが興奮して溢れだしていた。
 六花は「私はあまり経験がないので優しくお願いします」と言われ、拓己は「わかった」と言った。
 拓己は六花が興奮して来たときに二人は一つになった。
六花は「暖かいペニスが入ってきた」と言った。拓己は膣の中で深く動かしながらいくと、
六花は「きもちいいぃぃぃ、、もっと、深く奥にーーー」と大きな声で言った。
拓己は激しく体を動かしてそれに答えた。
 そして、六花は「逝くーーー」と言って体を硬直させた。
拓己はその瞬間にペニスを膣から抜いて六花の腹の上に白いマグマを放出した。
二人とも汗だくになり、興奮をした。
拓己は放出した精液を拭き取って、六花と共に浴室に入り、汗を拭って戻ってきた。
二人とも全裸のまま静かな時間を過ごした。
「そういえば最近何かあったんですか?」と聞かれ、
「これは誰にも言わないでもらいたいのだけど、童貞を卒業しました。」
「ええええぇぇぇーーあの時まで童貞だったんですか?」
「うん」
「でもうまく行って良かったですね」
「そういえば、どうして俺なんかに抱かれたの?」
「うん、失恋して拓己とJAZZ聴いていたら、抱かれたいなと言う気持ちのなったの、何か寂しさを忘れるために、、、」
「そうだったんですか、、、」
「拓己に抱かれて何かそこに暖かいものを感じました」
「うん」
「私こういう時間がほしかったんです」
そういって目に涙をためて、拓己に抱きついてきた。
そのまま抱き合いながら二人は静かに眠りについた。

 翌朝、拓己が起きた頃には六花は部屋にはいなかった。
机の上に紙が一枚置かれていて、
 拓ちゃん昨日はどうもありがとう。
拓ちゃんに抱かれてこんなにも身近に安心できる人が居ることを感じました。
もしよかったら、また会いましょう。
そのときは私の彼氏になってください。
                拓ちゃんが好きな六花より。
そう書かれていた。
それを読んで、拓己は大喜びで六花にメールでまた来てくださいと送ったら、即、ハートマークが送られた。
 それから近くのマクドナルドで朝食を食べて、大学に向かった。
 大学に向かう途中で茜さんからメールが届いた。
よく見ると「茜の友人の麻衣といいます。茜に頼まれてこのメールを出しています。
実は昨日の夜に自家用車で家に帰る途中にダンプカーにぶつけられて車が大破してしまいました。
それにより車の外に投げ出されて、複雑骨折及び出血が多く生死をさまよっています。
ベッドで貴方の名前を口ずさんでいたことからメールを出しました。出来ましたら一目茜に会ってもらいたいのでお願いします」と書いてあった。
 拓己はさっそく電話をして埼玉の本庄に向かうことにした。
途中で六花に会い、内容を話したら、一緒に行きたいと言うので連れていくことにした。
 昼過ぎに現地につき、そのまま、病院に向かった。
病院で麻衣さんに連れて行かれ茜さんの病室に向かった。
ベッドの上では茜さんが包帯に巻かれ痛々しい状態だった。
 麻衣さんが「茜、拓己さん来たよ、、、」
それを聞いた瞬間に茜さんの瞼が開いて拓己を確認した。
そして「ありがとう」と言って涙を流した。
それを待っていたかのように静かに目を閉じて息を引き取った。
 医師から亡くなったことを聞かされてみんな涙した。
拓己はいたたまれず、病室を出て涙した。
六花ももらい泣きをした。

 二人は葬式までここにいて、その後、茜と出会ったマリーゴールドの丘に出掛けた。
 ふっと、丘の上に茜さんの笑顔が浮かんできて、二人とも仲良く過ごしてねといっているようだった。

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