次期騎士団長を落とそうと奮闘していたら何故か王子が婚約者に対して婚約破棄を告げて私と婚約すると言い出したんだが

黄昏くれの

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後編

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 「ニーレ=ダンケルハイト!今日この場をもって貴様との婚約を破棄する!」


 なんて?


 「貴様はここにいるリアに数々の嫌がらせをしていたらしいな。他国の下級貴族であり立場が弱いリアに、侯爵令嬢である貴様が身分を翳し虐げていたのだろう!私は貴様との婚約を破棄し、今ここに、リアとの婚約を宣言する!」


 確か先程私は最後のチャンスであるこの卒業パーティでイェルク=クライとこの王子を引き離し二人きりになれる場所へと誘導する為に果たし状・・・でなかったラブレターなるものを渡したはずである。
 宛名にもちゃんとイェルク=クライの名前を書いたし、彼が抜けた場合の王子の護衛役も用意した。

 なのに、なのにどうしてこうなった。

 突如として婚約破棄を告げられたニーレはというと、少し悲しげな顔で王子の方を見ると、はぁ、とため息をつくと口を開く。


 「ブルーノ様、それはこの様な場で仰るべき事でしょうか。その様な契約ごとでしたら、正当な場で手続きに則り行わねばならないと思いますが」

 「フン、そんな事を言ってお前の行った悪事をはぐらかそうなどと思っていてもそうはいかない。今この大勢の場で貴様の罪を暴き、それ相応の報いを受けてもらう!」


 王子のその言葉に私は思わず笑いそうになるが、まだ私がとやかくいう場面では無いと思い必死で真剣な表情を作る。
 そして王子だけでなく取り巻きっぽい男たちがこれまたニーレへと何やら責め立てるように言葉をぶつけていた。


 「お前はリアの礼儀がなってないと冷たい言葉を浴びせ、取り巻きどもと共に笑い者にしたそうだな」

 「そう思うならそう思ってもらっても構いませんが」


 王子の攻撃!ニーレにはあまり効果がないみたいだ。


 「私からも言わせてもらいますが、貴女は優秀な魔法師であると吹聴し、魔法を上手く使うことの出来ないリアを陰で馬鹿にし、さらには授業中に魔法をリアに放ったりしたという証言もある!」

 「うーん、まあそうかもしれませんね。それが何か」


 次にえーっと、魔法省のお偉いさんの息子だっけか?の攻撃!ニーレは気にも止めていない。


 「それに3日前、お前は階段からリアを突き飛ばしたらしいな。多くの目撃者が確認していた。もはや言い逃れはできない」

 「自分から落ちた、の間違いではないでしょうか」


 その次は、えぇーっと、宰相の息子か。の攻撃!ニーレは冷めた目つきで見ている。


 そんな茶番がいくつも続き、少し飽きてきた私がチラリと横を見ると逞しい腕に熱い胸板が見え、そのさらに少し上へと視線を移すと普段は凛々しい顔付きなのにこの頓珍漢な王子のせいで年相応な気の抜けた表情へと変わった顔があった。

 この顔が見られたのだけは王子ナイスとでも言おうか。いかんいかん、よだれが・・・ムッ、視線がこちらに向く気配!

 私はだらしない顔をすぐに真顔へと戻すとその直後にイェルク=クライと視線がバチリと合わさった。

 王子に振り回され死んだ魚のような目をしていた彼の目は困惑の色を色濃く映してはいたが、いつもよりはその綺麗な海のような青い瞳に、あぁ、このまま溺れてしまいたいと乙女チックな感情を抱いてしまいつつも、この瞳が荒れ狂う海のように煌くのを見たいと思う漢女チックな感情とで板挟みになっていく・・・



 「なんでアンタみたいなモブがそのポジションに居るのよ!そこは本来なら私の場所なのよ!さっさと退きなさいよこのモブ!!!!」


 その私の脳内で繰り広げられる乙女と漢女の仁義なき戦いが突然の乱入者によって強制終了させられてしまった。


 なんだと思い視線を移すと、人混みをかき分けていく人影が一つ。


 「私がヒロインなのよ!それを何処の馬の骨か分からない他国の下級貴族であるアンタみたいなモブが奪うなんて!まさかアンタも転生者なの!よくある小説みたいにヒロインより先にルート構築して搔っ攫モブなの!?キィィ!」


 すごい。地団駄を踏んでいる。若干だが地面へダメージが入っているようだからただの人間では無いようだ。
 ふーん、おもしれー女。
 ただ最後のキィィってなに、茶髪のせいでお猿さん連想しちゃった。あっこれは、ダメなやつ。


 「あっはっはっは!!いかん、ツボにはいっ、ゴホッ、いかん、面白すぎる!ずーっと平常心、平常心と心を無にしていたが、そこの女生徒が乱入して訳のわからん事を言い始めたのは流石に我慢できなかった!ひーっ、腹が痛い、助けてくれニーレ!あはははははは!!!」


 これは後で『この空気読めない脳筋皇女!』とニーレに耳にタコができるくらい言われるなぁ。
 いやしかしこれは、我慢する方が無理ってもんだろうが。
 私は悪く無い。


 「ふふっ、というかなんで、なんで私とお前が結婚、する事になっているんだ?私がいつ好きと言ったというんだ?」

 「え・・・だってリアは強い男が好きだと言っていたじゃないか!この学園で一番武力に優れているのは武術大会で優勝した俺・・・ということは俺の事が好きだということではないのか!?」


 確かにそうは言ったが・・・というかこいつ、イェルク=クライに手加減して勝たせてもらったという自覚がなかったのか。

 「あぁ、確かに強い者を好きだと言った覚えはある。お前を好きとは一度たりとも言った覚えはないけどな。しかし、王族を立てなければならないなど、この国も難儀なものだよな、そこの黒髪の騎士殿?」


 ここで無理やりにでもイェルク=クライを壇上へと引きずり出してやる!
 私の魅惑の超キュートスマイルを喰らえ、そして惚れろ!
 ビシッと丁寧に指まで刺して指名する。
 しかし相手の反応はというと・・・


 「人に指を指す行為は失礼に当たるので、人に指差しちゃいけません!!!」


 こうかは いまひとつのようだ・・・
 どおして。


 「は、はは・・・全く面白い奴だなお前は・・・いつも仏頂面をしていたくせに、こういう突拍子の無い予想外の場面になるとコロコロと表情を変えて・・・」


 そうか、この王子のように目の前で突拍子の無いことをすればもしや興味を持ってくれるやも知れぬ・・・か。


 「ふふ、ふふふ・・・他国の下級貴族というのは仮の姿・・・私こそは!強い者を求め隣国トレーネ帝国からこの国へと赴いた第一皇女、ヴァルスリア=ウル=トレーネである!刮目せよ!!!」


 決まった・・・イェルク=クライの視線も完全に私へ釘付けである。


 「まあようするに婿探しに来たというわけ、だ。私より強い奴、若しくは私を楽しませてくれる者を探しにな。ウチの国にはそういう輩がいなくてな、そこでこの国に探しに来て、その、」
 「ではますます俺の他にリアに相応しいものはいないではないか!俺は強さも持ち、王族の血も引いている。血統も良い筈だ!そうだ、俺が一番ふさわしいではないか!」


 ここぞという場面で王子に邪魔されてしまった。思わず真顔になってしまう。


 「お前といても楽しくないんだが。あっ、さっきの茶番は少し面白かったけどな。なあニーレ」

 「まあ、そうですわね」


 ニーレの反応からして王子ついに見限られたか。まあ途中から確かに愛想尽かしてたしな。

 そんな中、ハッと思い出したように王子はニーレを睨みつけると大声で叫ぶ。


 「そうだニーレ!有耶無耶になろうとしていたがお前の罪は晴れてはいないぞ!!!」

 「ええと、なんでしたっけ?『礼儀がなってないと冷たい言葉を浴びせ、取り巻きと共に笑い者にした』でしたか。多分アレじゃないかしら。あの死霊が蘇りそうな動きの・・・」


 ま、まさかアレのことを言っているのか!?

 「いやー、私の国は何というか礼儀作法というものに囚われない国でなあ。ダンス?なにそれ美味しいの?って感じで、授業の時ウチの国で当時流行っていたBONダンスを披露したら凄い勢いで笑われてしまったのだが、『これでは礼儀もクソもありませんわ!ダンスの先生なんて酷過ぎて寝込むレベルよ!』と注意してくれたんだよな」

 「アレはもう腹が捩れるかと・・・しかも本当に先生が寝込んでしまった時はどうしようかと!」


 アレは傑作だったな。そのあと熱心にニーレが教えてくれたおかげで少しはまともに踊れるようになったし、剣舞も覚えることができたから感謝しかないんだよな。


 「で、では優秀な魔法師であると吹聴し、魔法を上手く使うことの出来ないリアを馬鹿にし、授業中に魔法をリアに放ったりしたのはどうなんだ!」

 「ニーレが優秀な魔法師ってのは周知の事実って奴ではないのか?」


 私がそうニーレへと問うと、途端に顔を真っ赤にさせながら心底嬉しくて顔がにやけそうになるのを我慢しながらニーレが叫ぶ。


 「なっ、ほ、褒めてもなにも出ないんだからね!でもどうしてもって言うならば、あなたが以前好きだと言ったお菓子なら分けてあげても良くってよ・・・」


 ニーレちゃんファンクラブの方々が『本日のツンデレ頂きました!!!』という表情で昇天しかけている。
 本日も通常運転で何より。

 いやしかしお菓子・・・最近食べたのはニーレの手作りマドレーヌだっけか。

 「アレ超超超美味しかったんだよなあ。あー、思い出した。魔法を放った奴って、私が剣の風圧で大きな炎も消せるからってねだった奴だな」

 「結局貴女のお願い攻撃と周囲の声に屈してしまい発動させましたけれど。でもまさかあんなに大きな火柱を剣だけで消してみせるなんて思いませんでしたわ」

 「・・・それに炎よりその後のコブラツイストの方が「何か言いました?」
 「言ってないっす」


 一瞬背筋が凍りつくような感覚を覚えた。ニーレを侮るなかれ・・・


 「しかし、3日前に階段からリアを突き飛ばした件!これは多くの目撃者が確認していたんだぞ!」

 「あれは本当に自分から落ちた・・・というか飛び降りましたわよね」

 「下に人もいないしショートカットしようとして、油断してたのか少し蹴つまずいてしまったんだよな。あの時思い切り地面にぶつかってしまったから心配してニーレがボロボロ涙を流して・・・」

 「なっ!泣いてなんかいませんでしたわよ!あれは、そう、ゴミが、ゴミが目に入ったのですわ!決して泣いてなんかいませんわよ!」


 ニーレが私を虐めるという行動をわざわざする必要は全くと言っても良いほど無い。
 というか王子達が言っていたいじめの現場というのは・・・


 「まあ100歩譲ったとしても元凶は私の方だよな」

 「そうですわね。しかし私もこんな奴に片想いをしていただなんて・・・この国にそんなに思い入れもないし、あなたの国にでも行こうかしら?」

 「お、おぉ!来てくれるのかニーレ!お前が来ると聞いたら我が国にいる精霊達も喜んでパーリィナイトで二日酔いだぞ!」

 「そ、それは遠慮してもらいたいのだけれど・・・はぁ、そろそろ正直に話した方が良いですわよね。私実は人間ではなくて闇精霊なの。今まで隠していてごめんなさい」


 そう言いながらニーレはパチンと指を鳴らす。するとどうだろうか、その姿は濃く黒い靄に包まれ始める。
 そして靄が晴れそこに現れたのは、頭部に立派な二本の角を生やすニーレの姿であった。


 「キャアアアア!魔族よ!あの二本の角が動かぬ証拠だわ!王子様方、実は私は聖女なの!はやくあの魔族を懲らしめましょう!」


 立派なものだなあと眺めていると、横で散々よく分からないことを言って喚いていた乱入女がより一層叫び出す。
 

 「何を言っている。闇精霊には角があるのは当たり前だろう。ナイアート・シュタインという作家が作った本を読んでいないのか。みっともなく騒ぎおって」


 確かシェイドと呼ばれる影に生きる一族がそんな姿をしていたはずだと図鑑の挿絵を思い浮かべる。


 「ハァ!?訳わかんないこと言ってんじゃ無いわよ!そんな設定ドキプリにはなかったじゃない!悪役令嬢は魔族になってヒロインであるこの私にやっつけられないといけないんだから!そうじゃないとハッピーエンドなんて達成出来ずに国も滅ぶわ!いいから始末されなさいよ!」


 相も変わらず乱入女は訳のわからない言葉を発しながらわめいていた。

 ムッ、イェルク=クライの奴今微かにだが『精霊』という言葉に反応したか!?御伽話に出てくるような生き物について憧れるタイプなのか?こ、これが『ギャップ』という奴なのか。
 これはいかん、これは私によく効く。


 「イェルク=クライ殿・・・興味がおありのようだな?他にも湖畔や川のほとりにはウンディーネという水の精霊が住んでいたり、その友人のサラマンダーという羽が炎のように燃えている炎の精霊なんかもウチの国には居る」


 イェルク=クライの体がピクリと反応する。こ、これは、これはいけるのでは!?


 「その、お前さえ良ければ・・・ウチの国に来てくれても良いのだぞ?今なら好待遇もあるし・・・」

 「ウッ・・・オレは、オレは次期王宮騎士団長だ!騎士団長としてこの国と共にあらねばならない運命なんだ。とても、とても魅力的なお誘いだが、すまない」


 そう、『私という超可愛くて超強い皇女が付いてくるという好待遇がな!』と言う前に断られた。

 もしや私、いま、ふられたのか?


 「イェルク=クライ貴様!この私が!振られたみたいな扱いを!うぅ、屈辱だ・・・求婚される事は数あれど、こ、こんな公開処刑のような仕打ち・・・あんまりだ!うわーん!こんな屈辱は初めてだ。必ず、必ずお前を手に入れてやる!ついでその死んだ魚の目のような濁った青い瞳も輝かせられるくらい面白い事をしてやるからな!覚えてろ!」


 私は泣き顔を見せまいとパーティー会場を抜け出すと、すぐさま国へ帰る手配を行う。
 この国と共にあらねばならないということは、国がなくなれば自由の身ということだ。
 そうとなれば話は早い。我が国の良さをこの国の住民へと本格的に広め、乗っ取るぞ!

 そして・・・手に入れてやるぞ、イェルク=クライ!首を洗って待っているんだな!



♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢


 かくして次々と王国の住民達を吸収していき、ついには行手を阻むもの達を峰打ちでバッタバッタとなぎ倒し、王城を無血開城進行したヴァルスリア皇女率いるトレーネ軍は、最終的には皇女VS騎士団長が三日三晩戦い、そのとてつもない威力と攻撃の余波により、王城周辺は破壊しつくされ更地となり、長年栄えた古く由緒正しい王国は地図からその名を消したとさ。
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