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婚約破棄 その3
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「この難解なる恋路を成就させるためには仕方のないことなんだ!!!」
王子は言った。
「だってさ、この世界で近親婚は認められない」
王子は言った。
「だから、こうして遠回りをするしかなかったんだ!」
王子は言った。
「でも、それではマリア様が可哀想ではございませんか?」
妹は同じ女として、少しは同情していたようだった。
「そんなのはどうでもいいんだ。それよりも、私とこうして結ばれることをもっと喜ばないのか?」
王子は妹の肩に手をまわした。
「お兄様……」
妹は王子にメロメロだった。長い夜の始まりを告げていた。
王子は言った。
「だってさ、この世界で近親婚は認められない」
王子は言った。
「だから、こうして遠回りをするしかなかったんだ!」
王子は言った。
「でも、それではマリア様が可哀想ではございませんか?」
妹は同じ女として、少しは同情していたようだった。
「そんなのはどうでもいいんだ。それよりも、私とこうして結ばれることをもっと喜ばないのか?」
王子は妹の肩に手をまわした。
「お兄様……」
妹は王子にメロメロだった。長い夜の始まりを告げていた。
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