婚約破棄された令嬢を助けに幼馴染がやってくる

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その7

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「見よ!この大地に漲る灯の民たちよ!」

王子様は確かに大軍を率いていた。

「そなたたちの力が一つに集まりしとき、この世界に新たな秩序がもたらされんことを!」

王子様は確かに雄弁である。しかしながら、部下たちを上手く統率できるとは言えない。要するに、口だけなのだ。私が王子様の周辺にいた時からそれとなく感じていた。だから、臣下の者たちはみな、飽きているのだ。このお遊びに。

そうは言っても、侵攻しているのは確かなので、早く手を打たなければならない。肝心のコリンはと言うと……なんだか気持ちよさそうに眠っている?

「心を安らかにしているんだ……」

コリン!そんな場合じゃないわよ!早くしないと、本当に大変なことになっちゃうんだから!

「戦いに焦りは禁物だ。最後まで冷静な人間が勝利する……」

ああっ、私はコリンと命を共にするって決めた。でもね、このまま何もしないで殺されるのを待つのはいや!

「間もなく敵の城に入るぞ!」

王子様の声がけたたましく聞こえてきた。不味い……今、王子様と目が合ったかもしれない。

「おおっ、カレン!もう一度陽の光を仰げるのだから大したものだ!今、その息の根を止めてやるから!お相手も一緒に城ごと綺麗さっぱり葬って差し上げよう!」

終わった……私はそう思った。

「時は来た。カレン、これから死者の国の予言を行うぞ」

「死者の国の予言?何それ?」

「これを唱えれば、あいつらはすぐ滅ぶさ」

コリンは言った。
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