いじめ？そうです、それで令嬢が死んでます

いじめ

「あなたたちのいじめのせいで、私の娘は死ぬことになったのよ！！！！！！」

ものすごい剣幕でやって来る令嬢のお母さん。少なくとも、私には会わせる顔がなかった。

「それで……何がお望みなんですか？？？？？？？？？」

「お望みだって？？？？？？？？そんなものは関係ないのよ！！！！！ただ、私はあなたのことを本気で殺したいと思っている……それだけなのよ！！！！！！！！！」

「なるほど……ですが、私もこのまま黙って殺されるのでは、少し悲しいですねえ…………」

そんなことを言いながら、婚約者は静かにたばこをふかした。

「その責任は……貴方にもあるのよ！！！！！！！」

母親は婚約者をも標的にするのだった。

「まあまあ、そんなに怒らないでくださいよ？？？？？私は何も悪くないのですから……」

「そんなことを言う人間は……悪いに決まっているのよ！！！！！！」

お母さんは、結局、自分の娘が死んだ原因に関わっていると思われる人々を全員殺しました。

そうです。そこには静かな空間が広がっておりました。

「さあ、これでいいのかしら？？？？？？？？？」

「ええ、十分でしょう。これで、少しは生きやすい世界になったというものです……」

誰かがそのようにささやきました。

「どうして？？？？？？？？」

そんな疑問を抱いた時点で、この勝負は終わっているわけです。だから……だれも責任を取ろうとはしません。後日、このお母さんが国民からもてはやされた、という事実だけが不幸中の幸いだったのかもしれません。