浮気をでっち上げて婚約破棄ですか?お前だろ!

tartan321

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こういうのは虐めですか?

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それからというもの、浮気という最悪のレッテルを貼られた私の学園生活は一変しました。クラスメイトの話題が、まずヒース様から始まり、最後には私がクズ女であるということに帰着しました。

机の上には一輪の雑草が置かれるようになりました。はあっ、古典的なの手法ですか?

中には面と向かって泥を塗りに来る生徒もいました。

「スカーさん!あなたという人は……ああっ、ヒース様が嘆かわしいわ!」

そういう厚顔無恥な役回りは、例えば上流貴族の生徒会長なんかが適任でしょう。その名は確か、アンネさんと言いました。ヒース様の幼馴染だったと聞いています。

「あなたのせいでね、ヒース様は体調を崩されて、学校を休まれているのよ!それなのにあなたという人はのうのうといらっしゃるのね。お父様が後ろ盾になってくださっているのでしょうけれど、勘違いしないことね。あなたはこの世界の人民全てを敵にしたのよ!」

確かに、ヒース様は国民の間でも人気がありました。愛される統治者と言うのがモットーなので、演出はしっかりしていました。

「とっとと退学になってしまいなさい!ものすごく目障りなんだから!」

アンネさんは懐から小さなハサミを取り出しました。脅しですか?やれるものならどうぞ……。

「今すぐ荷物をまとめて出て行きなさい!そうしないと、切りつけるわよ!」

あなたは復讐のつもりなんですか?偽善に満ちた幼馴染の仇ですか?それで私を傷つけるおつもりですか?

神様、それならば、私はこれ以上この世界で生きることを望みません。喜んで死を受け入れましょう。私が死んで、上流貴族たちのバカげた仮想復讐劇が露呈することになれば、天国から笑ってやれますから!

「何がおかしいの?」

私はアンネさんとの距離を狭めました。

「バカなの?来ないで!」

ほら、どうせ何もできないんですよ。このまま逃げるのですか?私の勝ちですね!

「アンネ様!」

すると、アンネさんの手元からハサミを奪い取り、その刃先を私に向けて屈強な男が走り出しました。

「ヒース様とアンネ様の仇だ!」

私は逃げませんでした。死にはしませんでしたが、思惑通り腕に傷を残せました。これでもう利き手は一生使えないのでしょうね。

「トーリー!」

アンネさんは叫びました。展開が予想外だったのでしょうか?

「アンネ様!これは全て私の独断で行ったことです!アンネ様には何ら関係のない話でございます!」

男はそう言って、足早に教室を去っていきました。
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