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その8
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その魔物は、さながらドラゴンのようだった。いくら年老いたといっても、この世界を1つ破壊するには十分なボリュームを持っていると思われた。
「はーはー……力が出ませんわい。昔だったら……あなたのいう通り、人一人吹き飛ばすのもわけはなかったのですが、今ではもう……ああ、これくらいしか……」
魔物は力を込めて、そこらの木を切り倒した。このくらいの力しかない魔物ならば、今すぐにでも倒すことができる。しかも、彼は自ら死のうとしている。この魔物を倒せば、私のレベルはアップして、一石二鳥なのではないか、と考えた。
「お待ちください!」
子供が止めた。
「はーはー……力が出ませんわい。昔だったら……あなたのいう通り、人一人吹き飛ばすのもわけはなかったのですが、今ではもう……ああ、これくらいしか……」
魔物は力を込めて、そこらの木を切り倒した。このくらいの力しかない魔物ならば、今すぐにでも倒すことができる。しかも、彼は自ら死のうとしている。この魔物を倒せば、私のレベルはアップして、一石二鳥なのではないか、と考えた。
「お待ちください!」
子供が止めた。
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