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その7

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「やはり………御主の力は世界最強レベルのようじゃな?」

魔物に認められて、なんだか少し嬉しくなった。だが、油断は禁物だった。何かの形で油断させて、おいのち頂戴、なんてパターンもあるからだ。

「さあ、この死にたいを処分してくれないだろうか?勇者殿?」

「その前に……あなたの力を見せてもらいましょうか?」

私が依頼すると、魔物は、

「いいだろう」

と言った。
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