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その12
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人の吐息ではなく、ミミズたちの拵えた土の香を一気に吸い込むと、不思議なことに美味しく感じました。土に触れただけで弓なりに体が麻痺すると聞いていたので、戦士がたらふくの土を持ってきたときは正直慌てました。
「土をかぶって、この廃れた畑を耕すんです。生きているって感じがするでしょう?」
そうか、私は生きています。それでもって全てが愛おしいのです。
「私は、心のどこかでこんな世界を望んでいたのかもしれません」
「あなただけじゃない。みんなそうですよ」
「あなたは?」
そうそう、肝心なことを忘れていました。この不可解な戦士について何も知りませんでした。
「あなたは一体何者なんですか?」
「私ですか?そうですね……あなたのお父さんと同じと言いましょうか、あるいは……」
戦士は徐に語り始めました。
「土をかぶって、この廃れた畑を耕すんです。生きているって感じがするでしょう?」
そうか、私は生きています。それでもって全てが愛おしいのです。
「私は、心のどこかでこんな世界を望んでいたのかもしれません」
「あなただけじゃない。みんなそうですよ」
「あなたは?」
そうそう、肝心なことを忘れていました。この不可解な戦士について何も知りませんでした。
「あなたは一体何者なんですか?」
「私ですか?そうですね……あなたのお父さんと同じと言いましょうか、あるいは……」
戦士は徐に語り始めました。
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