妹に婚約相手を寝取られたので辺境に引っ越します

tartan321

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ローズの怒り

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「王子様?私をないがしろにするつもりですか?」

「ないがしろも何も、君がこれ以上私の正妻でいられると思っているのかね?君のように卑しくて、おまけに孕むことの出来ない女が、私の伴侶として適切だと、君は思うのかね?」

ハルトマン王子は、侍従に他の女たちを連れてくるように頼んだ。

「王子様……お止め下さい……」

ローズは顔が真っ青になった。このままいくと、ひょっとしたら離縁すると言われるかもしれない……それは非常にまずかった。

姉であるイングリットを差し置いて、王子の婚約者になったのだ。当然、多くの反感を買った。特に母親。しかしながら、ローズは実力の信奉者だった。だから、誰になんと言われようと、自分こそがハルトマン王子の正妻に相応しいと信じていた。それが……場合によっては離縁される?

「君には随分世話になったよ。ああっ、勘違いしないでくれ。今のところ、離縁とかそう言うことは考えていないから。ただ、ハーレムのお姉様として頑張ってくれればそれでいいから……。女たちは来たかな?」

ハルトマン王子は侍従に確認した。

「連れてまいりました!」

侍従の合図とともに、ローズの知らない女たちが十人ほど入ってきた。
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