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お菓子は美味しいな
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「アリシア!お前との婚約を破棄する!」
「あら、そうですか……」モグモグモグモグ……。
「お前、さっきから何をしているんだ!」
「何って……王子様、今何時ですか?」
「何時って……3時だろう」
「ですから、お菓子の時間です」モグモグモグモグ……。
「ああっ、なるほど……って、そういうことじゃないだろう!」
「うるさい!」
つい叫んでしまったので、お口の中からチョコレートが飛び出ちゃいました。あーあ、もったいない。
「それで、婚約破棄の理由は何ですの?」
「聞くまでもないだろう!妹のマリーをあんなにぶくぶく太らせやがって!」
「太らせるですって?」
「そうだ、お前がお菓子ばっか食べてるのをマリーが見てな、あいつもお菓子ばっか食べるものだから、鶏みたいに太ったんだ!」
「それは……健康的でいいんじゃないですか?」
「よくなーい!」
王子様は叫びました。
「あいつは隣国に嫁ぐはずだったんだ。それなのに……こんなに太ったせいで、縁談は終わってしまったんだ!ちくしょう!」
なるほど……ひどいお兄様だこと。妹を何だと思っているのかしら?確かにこんな王子様と婚約するのはやめたほうがいいかもね。
「分かりましたわ。別れましょう」
「随分と物分かりがいいんだな」
「ええっ、おかげでふっきれましたわ!」
「そうかそうか……」
王子様も大喜びでした。最初は。妹のマリー様が行方不明になるまでは。隣国のサポートを失った王国はそのうち滅びるという占い結果があるとかないとか……。
「マリーちゃん、お菓子できたわよ」
「うわぁ!お姉様、ありがとうございます」
「やっぱり、美味しいものを食べると元気になるよね!」
「はいっ!お姉様、私は今、とっても幸せです!」
さて、私もモグモグタイムを始めましょうか。
「あら、そうですか……」モグモグモグモグ……。
「お前、さっきから何をしているんだ!」
「何って……王子様、今何時ですか?」
「何時って……3時だろう」
「ですから、お菓子の時間です」モグモグモグモグ……。
「ああっ、なるほど……って、そういうことじゃないだろう!」
「うるさい!」
つい叫んでしまったので、お口の中からチョコレートが飛び出ちゃいました。あーあ、もったいない。
「それで、婚約破棄の理由は何ですの?」
「聞くまでもないだろう!妹のマリーをあんなにぶくぶく太らせやがって!」
「太らせるですって?」
「そうだ、お前がお菓子ばっか食べてるのをマリーが見てな、あいつもお菓子ばっか食べるものだから、鶏みたいに太ったんだ!」
「それは……健康的でいいんじゃないですか?」
「よくなーい!」
王子様は叫びました。
「あいつは隣国に嫁ぐはずだったんだ。それなのに……こんなに太ったせいで、縁談は終わってしまったんだ!ちくしょう!」
なるほど……ひどいお兄様だこと。妹を何だと思っているのかしら?確かにこんな王子様と婚約するのはやめたほうがいいかもね。
「分かりましたわ。別れましょう」
「随分と物分かりがいいんだな」
「ええっ、おかげでふっきれましたわ!」
「そうかそうか……」
王子様も大喜びでした。最初は。妹のマリー様が行方不明になるまでは。隣国のサポートを失った王国はそのうち滅びるという占い結果があるとかないとか……。
「マリーちゃん、お菓子できたわよ」
「うわぁ!お姉様、ありがとうございます」
「やっぱり、美味しいものを食べると元気になるよね!」
「はいっ!お姉様、私は今、とっても幸せです!」
さて、私もモグモグタイムを始めましょうか。
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