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その12
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嘘でしょう。私は耳を疑った。皇帝に真偽を尋ねると、大層喜んでいた。
「医者の話によると、どうも女子らしい!ああっ、これで私の夢が叶うのだ!」
次の皇帝は女子……皇帝が勝手に決めたことではあるが、私に逆らう権利はない。
それから、私は皇帝と夜を共にすることが少なくなった。私の予感は当たった。昔はよく星を見ながら、愛を囁いてくれたものである。今は……星々の輝きが涙のように映って、私も泣きそうになった。
「おかあ……おかあ……さ、まあっ……」
そんな私の近くで悲しみを紛らわせてくれたのは、他ならぬ息子だった。まだ言葉を十分に話すことはできなかった。しかしながら、私の胸元にハイハイしてきて、何も知らず、ニッコリと微笑んでいるのが本当に愛らしかった。
「自分の子供を満足に育てられなくて……それだと母親を名乗る資格がないわね……」
「ないない!」
「まあっ、この子ったら……」
そんな涙を、息子が拭ってくれた。ずっと一緒にいよう。そう心に決めた。
それなのに……。
「なあ、クリスよ……」
皇帝が久し振りに私を宮殿に呼んだ。
「どうかいたしましたか?」
「いや、その……リチャードのことなんだが……。医者によると、成長が悪いみたいだな……」
「成長が悪い……ですって?」
「ああっ、そういう話だった……」
この時、私の頭には、もっと恐ろしい予想が浮かんでしまった。それは……。
「君はまだ若い。子育ては難しいだろう?」
なるほど、予想が当たった。私は真っ向から反対した。
「そんなことはありません。皇帝!私の生きがいは、リチャードを養育することなのです!母親として、王族の名に恥じぬよう、育てる所存でございます!」
「だが、それは無理みたいじゃないか……」
「皇帝‼︎」
これほど皇帝に対し、声を荒げたのは最初で最後だった。
「母親から息子を奪うだなんて……これほど残酷なことはありません!どうか、私に全てお任せくださいませ!かつて、皇帝はお約束なさいましたよね?あなたは私に養育を任せると、そうおっしゃったではありませんか!」
「しかしながら、現実にリチャードは成長していない!これは君の育て方がまずいということなんだ!これ以上、君に弁明の余地はないだろう!リチャードは私にとって大切な息子であることに変わりはない!クリス、君の意見を尊重したいところではあるが、今回ばかりはダメだ!」
今回ばかりではないでしょう。ここ最近、あの少女が現れてから、あなたは少女にベタ惚れ。そんなに女子を孕んだことが大切なんですか?それとも…………?
私は最後の重大な予想を頭に浮かべた。
単純に、私よりも少女が好きだから?私と別れる口実を作りたいのかしら?
そうなのね……これはきっと、婚約破棄の兆しなのね……。
「分かりました」
「おおっ、そうか!」
皇帝はついに息子を奪った。私にとって、仲間になる人がみんないなくなってしまった。
「医者の話によると、どうも女子らしい!ああっ、これで私の夢が叶うのだ!」
次の皇帝は女子……皇帝が勝手に決めたことではあるが、私に逆らう権利はない。
それから、私は皇帝と夜を共にすることが少なくなった。私の予感は当たった。昔はよく星を見ながら、愛を囁いてくれたものである。今は……星々の輝きが涙のように映って、私も泣きそうになった。
「おかあ……おかあ……さ、まあっ……」
そんな私の近くで悲しみを紛らわせてくれたのは、他ならぬ息子だった。まだ言葉を十分に話すことはできなかった。しかしながら、私の胸元にハイハイしてきて、何も知らず、ニッコリと微笑んでいるのが本当に愛らしかった。
「自分の子供を満足に育てられなくて……それだと母親を名乗る資格がないわね……」
「ないない!」
「まあっ、この子ったら……」
そんな涙を、息子が拭ってくれた。ずっと一緒にいよう。そう心に決めた。
それなのに……。
「なあ、クリスよ……」
皇帝が久し振りに私を宮殿に呼んだ。
「どうかいたしましたか?」
「いや、その……リチャードのことなんだが……。医者によると、成長が悪いみたいだな……」
「成長が悪い……ですって?」
「ああっ、そういう話だった……」
この時、私の頭には、もっと恐ろしい予想が浮かんでしまった。それは……。
「君はまだ若い。子育ては難しいだろう?」
なるほど、予想が当たった。私は真っ向から反対した。
「そんなことはありません。皇帝!私の生きがいは、リチャードを養育することなのです!母親として、王族の名に恥じぬよう、育てる所存でございます!」
「だが、それは無理みたいじゃないか……」
「皇帝‼︎」
これほど皇帝に対し、声を荒げたのは最初で最後だった。
「母親から息子を奪うだなんて……これほど残酷なことはありません!どうか、私に全てお任せくださいませ!かつて、皇帝はお約束なさいましたよね?あなたは私に養育を任せると、そうおっしゃったではありませんか!」
「しかしながら、現実にリチャードは成長していない!これは君の育て方がまずいということなんだ!これ以上、君に弁明の余地はないだろう!リチャードは私にとって大切な息子であることに変わりはない!クリス、君の意見を尊重したいところではあるが、今回ばかりはダメだ!」
今回ばかりではないでしょう。ここ最近、あの少女が現れてから、あなたは少女にベタ惚れ。そんなに女子を孕んだことが大切なんですか?それとも…………?
私は最後の重大な予想を頭に浮かべた。
単純に、私よりも少女が好きだから?私と別れる口実を作りたいのかしら?
そうなのね……これはきっと、婚約破棄の兆しなのね……。
「分かりました」
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皇帝はついに息子を奪った。私にとって、仲間になる人がみんないなくなってしまった。
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