婚約破棄のために魔法を使ってみたら大変なことが起きました

tartan321

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その4

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私は王子様に、一週間の帰省を申し出ました。

「なんだって?」

王子様はやはり、驚きました。とうとう終わってしまうのか、そう危惧したのでしょう。

「王子様、大丈夫ですよ。少し田舎の空気が吸いたくなっただけですから……」

すると王子様は、

「あっ、そうなのかい?それならいいんだ。この辺りの空気はよくないからね。しっかり休んでくるといいさ」

と言いました。本当に単純な人間だと思いませんか?

「侍従を派遣しよう……住所はどこだっけ?」

「そんな、お気遣いは無用です。先ほど申し上げた通り、田舎の空気を味わいに行きたいだけですから……」

「ああっ、そうだったね。すまない」

王子様はにっこりと微笑んで私を送り出してくれました。いや、正直言って自分でもよくわからないんです。いつもこんな感じだったなら、私は王子様を嫌いにはならないでしょうけども。

与えられた時間は一週間です。この間に妹を使って……色々策を講じて王子様をおとしめなければなりません。

さて、次の一手はどうしましょうか?
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