2 / 3
父親の合意
しおりを挟む
「それはまた突然の話でございますね。いや、我々にとっては大変名誉でございますが、いささか恐縮してしまいます」
「それほどかしこまらなくて結構ですよ。あなたとは古い友人じゃないですか。それに、お互い悪い話じゃないと思いますよ」
2人の父親は合意した。それは双方の子にとって、確かに良い話だと思われた。
かくして、ソフィーとラスコーの運命は、決定付けられた。ソフィーは皇帝の座をラスコーに譲り、ラスコーは全ての資産をソフィーに譲った。
「これだけ晴れた日は今までにありません。ラスコー様……どうか私の爵位を受け継いでください。この国の礎として、伝統を継承し、新なる1ページを築いてください」
「もったいないお言葉でございます。ソフィー様……この国の礎として、すべての富の象徴として、あなたは私と契約しました。怒ることなく、いつまでも正義の象徴として、その富をお使いください」
とこんな感じで、2人は契りを交わした。まぁ、挨拶はさておき、2人は内心大喜びだった。披露宴が終わって城に戻ると、それぞれ別の部屋へ散った。
「やったやったやったやったわ私!ラスコー様の財産を全部もらえた!これで国中の宝石を買い占めることができるわ!ああ、買い占めた宝石を全部お風呂に入れて、そこにつかりたいわ! 」
「これで私は皇帝か?こんなに簡単になれるものとは思わなかった。念願の夢がこれで叶った。すべてソフィー様のおかげだ。ああっ、私は皇帝になったんだ!」
2人の夫婦生活?うまくいっていたと思うか?まぁうまくいってないと否定する事は無い。だからといって、普通の夫婦のように円満だったとも言えない。
要するに2人は夫婦になったとは言え、それはあくまで契約である。恋愛の果ての婚約ではない。よって、夫婦らしい生活を営む事はなかった。2人は完全に独立していた。
「それほどかしこまらなくて結構ですよ。あなたとは古い友人じゃないですか。それに、お互い悪い話じゃないと思いますよ」
2人の父親は合意した。それは双方の子にとって、確かに良い話だと思われた。
かくして、ソフィーとラスコーの運命は、決定付けられた。ソフィーは皇帝の座をラスコーに譲り、ラスコーは全ての資産をソフィーに譲った。
「これだけ晴れた日は今までにありません。ラスコー様……どうか私の爵位を受け継いでください。この国の礎として、伝統を継承し、新なる1ページを築いてください」
「もったいないお言葉でございます。ソフィー様……この国の礎として、すべての富の象徴として、あなたは私と契約しました。怒ることなく、いつまでも正義の象徴として、その富をお使いください」
とこんな感じで、2人は契りを交わした。まぁ、挨拶はさておき、2人は内心大喜びだった。披露宴が終わって城に戻ると、それぞれ別の部屋へ散った。
「やったやったやったやったわ私!ラスコー様の財産を全部もらえた!これで国中の宝石を買い占めることができるわ!ああ、買い占めた宝石を全部お風呂に入れて、そこにつかりたいわ! 」
「これで私は皇帝か?こんなに簡単になれるものとは思わなかった。念願の夢がこれで叶った。すべてソフィー様のおかげだ。ああっ、私は皇帝になったんだ!」
2人の夫婦生活?うまくいっていたと思うか?まぁうまくいってないと否定する事は無い。だからといって、普通の夫婦のように円満だったとも言えない。
要するに2人は夫婦になったとは言え、それはあくまで契約である。恋愛の果ての婚約ではない。よって、夫婦らしい生活を営む事はなかった。2人は完全に独立していた。
0
あなたにおすすめの小説
今さら遅いと言われる側になったのは、あなたです
有賀冬馬
恋愛
夜会で婚約破棄された私は、すべてを失った――はずだった。
けれど、人生は思いもよらない方向へ転がる。
助けた騎士は、王の右腕。
見下されてきた私の中にある価値を、彼だけが見抜いた。
王城で評価され、居場所を得ていく私。
その頃、私を捨てた元婚約者は、転落の一途をたどる。
「間違いだった」と言われても、もう心は揺れない。
選ばれるのを待つ時代は、終わった。
【完結】ジュリアはバツイチ人生を謳歌する
ariya
恋愛
エレン王国の名門貴族・アグリア伯爵家に嫁いだジュリア・アグリア(旧姓ベルティー)。
夫のアベル・アグリア伯爵は、騎士として王妃の護衛任務に没頭し、結婚翌日からほぼ別居状態。
社交界のパーティーでは妻のエスコートを代理人に任せ、父の葬儀にも顔を出さず、事務的な会話と手紙のやり取りだけの日々が続く。
ジュリアは8年間の冷遇に耐え抜いたが、ある朝の食事中、静かに切り出す。
「私たち、離婚しましょう」
アベルは絶句するが、ジュリアは淡々と不満を告げる。
どれも自分のしでかしたことにアベルは頭を抱える。
彼女はすでに離婚届と慰謝料の用意を済ませ、夫の仕事に理解を示さなかった「有責妻」として後腐れなく別れるつもりだった。
アベルは内心で反発しつつも、ジュリアの決意の固さに渋々サイン。
こうしてジュリア・アグリアは、伯爵夫人としての全てを置き去りにし、バツイチ人生を開始する。
貴方の幸せの為ならば
缶詰め精霊王
恋愛
主人公たちは幸せだった……あんなことが起きるまでは。
いつも通りに待ち合わせ場所にしていた所に行かなければ……彼を迎えに行ってれば。
後悔しても遅い。だって、もう過ぎたこと……
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
【完結】私の事は気にせずに、そのままイチャイチャお続け下さいませ ~私も婚約解消を目指して頑張りますから~
山葵
恋愛
ガルス侯爵家の令嬢である わたくしミモルザには、婚約者がいる。
この国の宰相である父を持つ、リブルート侯爵家嫡男レイライン様。
父同様、優秀…と期待されたが、顔は良いが頭はイマイチだった。
顔が良いから、女性にモテる。
わたくしはと言えば、頭は、まぁ優秀な方になるけれど、顔は中の上位!?
自分に釣り合わないと思っているレイラインは、ミモルザの見ているのを知っていて今日も美しい顔の令嬢とイチャイチャする。
*沢山の方に読んで頂き、ありがとうございます。m(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる