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その17
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「それにしても…………」
メイドのマイマイは、まるで全身を検査する医療機械かのように、私の体を四方八方から見渡しました。
「噂で聞くところよりも、ずいぶんと若くてお綺麗でいらっしゃいますね!」
私はこの時、驚きました。容姿について、今までまともに褒められたことなんて1度もありませんでした。
確かに、自分で言うのはなんですが、それほど悪いとは思わないのです。でも、サリーが近くにいると、それだけで私の評価はがくっと下がってしまいます。サリーがあまりにも美しすぎるので、私はしょぼくれた花のように見えてしまうのです。
お世辞であることはわかっていましたが、それでも、改めて綺麗と言われると、やはり嬉しかったのです。
「ありがとう。初めて言われたわ」
「そんな……こんなことで感謝されても困っちゃいますよ!だって、本当に美しいんですから!」
伯爵が先ほど、メイドと気が合うと言っていたのは、本当かもしれないと思いました。
「あなた……それは本気で言っているのよね?」
私は何度か確認したくなりました。
「あのお……そんなに、私が嘘をついているように見えますか?」
そう言われてみると、そんな事はないと思いました。彼女はしっかりと本当のことを言ってるように思いました。
「それはそれは、どうもありがとう。ところで、あんまり申し上げにくいことなんだけど……長旅だったものだから、お腹が空いてしまったの。何か食べるものはないかしら?」
私がこう質問すると、マイマイは、目の色を変えて、
「お任せください!」
と言いました。そして、一目散に私の部屋を飛び出して行きました。きっと、調理場へでも向かったのでしょう。本当に面白い子だと思いました。でも、頼りがいのあるメイドだと思いました。マイマイが留守にしている間、私は部屋の窓から、外の景色を眺めました。周りに大きな建物なんてなくて、一面が緑に彩られた森でした。他に色なんてなくて、ひたすらモノトーンに塗られているようでした。
「でも、これくらいの景色を見ている方が、私には向いていると思う。都会も悪くはないけれど、それだけ人付き合いが複雑になるということだから。ここならば、中途半端に人がいるから、その関係を構築することに、あまり苦労はしないでしょう。なんといっても、田舎の人々は、みんな性格がいいって言うから!!!」
10分ぐらい経ってから、マイマイは食事を持って帰ってきました。
「お待たせいたしました!メイドスペシャルのフルコースでございます。さあさあ、どうぞお召し上がりください!」
これほどの辺境でもフルコースを食べることができるのかと思うと、少し感心しました。でも、よくよく考えてみますと、いくら辺境とは言っても、貴族の家でありますから、フルコースなんて当たり前だろう……そう考えました。
しかしながら、メイドの持ってきた料理は、私の思い描いていたフルコースとはだいぶかけ離れていました。
「あの……これは何かしら?」
「はい、郷土自慢の山菜フルコースでございます!」
申し訳ないけど……「こんなの食べられるか!」…………と、叫びたくなりました。
メイドのマイマイは、まるで全身を検査する医療機械かのように、私の体を四方八方から見渡しました。
「噂で聞くところよりも、ずいぶんと若くてお綺麗でいらっしゃいますね!」
私はこの時、驚きました。容姿について、今までまともに褒められたことなんて1度もありませんでした。
確かに、自分で言うのはなんですが、それほど悪いとは思わないのです。でも、サリーが近くにいると、それだけで私の評価はがくっと下がってしまいます。サリーがあまりにも美しすぎるので、私はしょぼくれた花のように見えてしまうのです。
お世辞であることはわかっていましたが、それでも、改めて綺麗と言われると、やはり嬉しかったのです。
「ありがとう。初めて言われたわ」
「そんな……こんなことで感謝されても困っちゃいますよ!だって、本当に美しいんですから!」
伯爵が先ほど、メイドと気が合うと言っていたのは、本当かもしれないと思いました。
「あなた……それは本気で言っているのよね?」
私は何度か確認したくなりました。
「あのお……そんなに、私が嘘をついているように見えますか?」
そう言われてみると、そんな事はないと思いました。彼女はしっかりと本当のことを言ってるように思いました。
「それはそれは、どうもありがとう。ところで、あんまり申し上げにくいことなんだけど……長旅だったものだから、お腹が空いてしまったの。何か食べるものはないかしら?」
私がこう質問すると、マイマイは、目の色を変えて、
「お任せください!」
と言いました。そして、一目散に私の部屋を飛び出して行きました。きっと、調理場へでも向かったのでしょう。本当に面白い子だと思いました。でも、頼りがいのあるメイドだと思いました。マイマイが留守にしている間、私は部屋の窓から、外の景色を眺めました。周りに大きな建物なんてなくて、一面が緑に彩られた森でした。他に色なんてなくて、ひたすらモノトーンに塗られているようでした。
「でも、これくらいの景色を見ている方が、私には向いていると思う。都会も悪くはないけれど、それだけ人付き合いが複雑になるということだから。ここならば、中途半端に人がいるから、その関係を構築することに、あまり苦労はしないでしょう。なんといっても、田舎の人々は、みんな性格がいいって言うから!!!」
10分ぐらい経ってから、マイマイは食事を持って帰ってきました。
「お待たせいたしました!メイドスペシャルのフルコースでございます。さあさあ、どうぞお召し上がりください!」
これほどの辺境でもフルコースを食べることができるのかと思うと、少し感心しました。でも、よくよく考えてみますと、いくら辺境とは言っても、貴族の家でありますから、フルコースなんて当たり前だろう……そう考えました。
しかしながら、メイドの持ってきた料理は、私の思い描いていたフルコースとはだいぶかけ離れていました。
「あの……これは何かしら?」
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申し訳ないけど……「こんなの食べられるか!」…………と、叫びたくなりました。
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