都合のいい妹に婚約者を寝取られて婚約破棄されました~辺境に逃れたら再び恋の嵐?~

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その43

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エラン様は、どうしても私のことが許せないようでした。

やはり、エラン様は、伯爵のことを愛していたのです。ですから、このようなことになるのです。

そして、伯爵もまた、心のどこかでエラン様を愛しているはずなのです。

「公爵令嬢マリア様!!!」

エラン様の両親が、私に話しかけてきました。

「エランは……娘は病気なのでございます!!!ああ、自分の娘とは言え、非常に見苦しいと感じることもございます!!!ですから……マリア様のご許可がございましたら、私はこの場でエランを処罰することも出来るのです!!!これ以上、皆さま方のお手を煩わせることも忍びないと思いますので、どうか、マリア様のご判断により、この娘を処罰いたしましょう!!!」

私は両親の言っている意味がよくわかりました。本当に恥知らずな令嬢なのです。確かに、私に対する叛逆ということにすれば、十分に処罰は可能なのです。

しかしながら……彼女を処罰したところで、根本は解決しないのです。

そもそも、伯爵が望んでいないことなのです。私がエラン様を処罰したら、伯爵はおそらく、私のことを恨むでしょう。

ここはやはり、私がこの場から退場するしかないのでございます。

それが最も簡単で、誰も傷つかない、唯一の方法であると、心得ているのはきっと、この私だけなのかもしれません。

ですが、これが私の宿命のようなのです。ですから、従わないといけないのです。
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