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婚約破棄
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「キャシー。私は君との婚約を破棄したいと思うのだ!!!!!!!!!!!!!!」
というわけで婚約破棄されて、むかついた!!!!!!!!!!なんてことを言っていると、通りがかった誰かに、
「私の婚約者になってくれないか???????」
と声をかけられた。
「ああ、いえ、私は、たったいま、婚約者から婚約破棄を言い出されてしまったので……」
なんて正直に答えると、
「ああ、実に美しい!!!!!!!私の新たな婚約者にぴったりだ!!!!!!!」
なんて言い出すものだから、私は思わず聞いてしまった。
「あなたは誰????????」
すると、
「私の名前はアーサー……」
と言った。その瞬間、私の心は揺れ動くことになった。なんでかって、それは当然、彼が隣国の王子アーサーだったからである。隣国と言えば、この国よりも格段に広くて、それでいて、非常に強大な軍事国家として、周囲に恐れられているわけなのだから、普通に考えて、そこの王子から婚約を提案されるというのは……。
普通過ぎてヤバい!!!!!!!!!!!!!!!!
ということなのだ。
そこで、私は考える。これは何かの策略ではなかろうか、と。だって、普通に考えて、私のようになんの取柄もない女が、あの王子からプロポーズされるなんて……やっぱり、可笑しいと思うのだ。これは何か裏がある……そう考えずにはいられない卑しい自分が恥ずかしいけれど……やっぱりおかしいのだ!!!!!!!!!!
「王子様???????私のどこが、素晴らしいとおっしゃるのですか????????」
こう質問すると、王子は、
「分からない」
と答えた。ほらね、やっぱり怪しいんだ。どうすればいいのだろうか????????
「とりあえず、君を我が城に迎え入れたいのだが……よろしいだろうか??????」
まあ、こんなところで一人ぼっちになっているのも嫌だから、
「分かりました」
と答えてしまった!!!!!!!!なるようになる、まさか、私のことを殺すのではないか、そんな一抹の不安はさておいて、私はこのへんてこりんな王子との旅を始めることになったのだった……。
というわけで婚約破棄されて、むかついた!!!!!!!!!!なんてことを言っていると、通りがかった誰かに、
「私の婚約者になってくれないか???????」
と声をかけられた。
「ああ、いえ、私は、たったいま、婚約者から婚約破棄を言い出されてしまったので……」
なんて正直に答えると、
「ああ、実に美しい!!!!!!!私の新たな婚約者にぴったりだ!!!!!!!」
なんて言い出すものだから、私は思わず聞いてしまった。
「あなたは誰????????」
すると、
「私の名前はアーサー……」
と言った。その瞬間、私の心は揺れ動くことになった。なんでかって、それは当然、彼が隣国の王子アーサーだったからである。隣国と言えば、この国よりも格段に広くて、それでいて、非常に強大な軍事国家として、周囲に恐れられているわけなのだから、普通に考えて、そこの王子から婚約を提案されるというのは……。
普通過ぎてヤバい!!!!!!!!!!!!!!!!
ということなのだ。
そこで、私は考える。これは何かの策略ではなかろうか、と。だって、普通に考えて、私のようになんの取柄もない女が、あの王子からプロポーズされるなんて……やっぱり、可笑しいと思うのだ。これは何か裏がある……そう考えずにはいられない卑しい自分が恥ずかしいけれど……やっぱりおかしいのだ!!!!!!!!!!
「王子様???????私のどこが、素晴らしいとおっしゃるのですか????????」
こう質問すると、王子は、
「分からない」
と答えた。ほらね、やっぱり怪しいんだ。どうすればいいのだろうか????????
「とりあえず、君を我が城に迎え入れたいのだが……よろしいだろうか??????」
まあ、こんなところで一人ぼっちになっているのも嫌だから、
「分かりました」
と答えてしまった!!!!!!!!なるようになる、まさか、私のことを殺すのではないか、そんな一抹の不安はさておいて、私はこのへんてこりんな王子との旅を始めることになったのだった……。
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