婚約者を寝取ったのは義妹ですって?

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対話

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「お姉様……私、やりましたわよ?」

「ありがとう」

私はカリーナに礼を言いました。

「あなたの子供なんだから、一度くらい抱きしめてあげれば?」

「いいですよ。もう、お姉様の子供なんですから。私は男に愛されるだけで十分です」

「そうなの……」

私はなんだか、自分よりもカリーナのことを考えて悲しくなりました。身体を差し出して男たちに愛される……それは娼婦に似た発想だと思いました。考えてもみると、私の父親も、その一人だったのかもしれません。新しい母親が、どこかそんな気配を漂わせていたのです。妙に人懐っこいのに、内面は空っぽ。カリーナもそんな女なんです、きっと。

でも、そんなカリーナを私が非難できましょうか?そんなことをしても、未来なんてありません。私には子供がいるんです。将来の帝王を育てるのは、この私しかいないんです。

そんなことを考えている時でも、ディーノはひっきりなしに泣いていました。その理由が分かりませんでした。私がディーノを抱きかかえても、泣き続けました。

「お姉様、私はお姉様に愚痴を漏らすのは好きでありません。ただ……その赤ちゃんは少しうるさいですわね。口でも塞いだら眠るんじゃないかしら?」

「そんなことをしたら死んでしまうわよ!」

「お姉様、あんまり怒らないでくださいよ。悪うございました。以後、気を付けます……」

カリーナにとって、子供は本当に煩わしいのだと思いました。ただ一つ、せめてもの救いだったのは、アントニー様が私の養育のヘルパーを数人準備して下さったことでした。

「私たちに全てお任せください」

なんて、みんな張り切ってくれて、頼もしかったのです。
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