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寄宿舎生活 その17
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結局、私はアニーの父親である学校長と面談し、アニーと共に旅に出ることとなった。全ての責任は父親が負うことを約束した。私は父親の期待も背負うことになった。
「ディーノ様……田舎にいきましょう。とりあえず、近くの駅まで歩いて、そこから汽車に乗ります……」
それはいいのだが……。
「どうして君は私にくっついているのかな?」
「私は目が見えないんですよ?一人で歩けるわけないじゃないですか?」
「それはそうだが……」
私はなぜだか、アニーに寄り添って悪い気がしなかった。むしろ、胸が自然に高鳴っていった。ああ、振り返ってみれば、あれが恋というものだったのかもしれない。皇帝も、そして、母さんも認めてくれない、私だけの恋……そんなものだったのだ。
「ディーノ様……田舎にいきましょう。とりあえず、近くの駅まで歩いて、そこから汽車に乗ります……」
それはいいのだが……。
「どうして君は私にくっついているのかな?」
「私は目が見えないんですよ?一人で歩けるわけないじゃないですか?」
「それはそうだが……」
私はなぜだか、アニーに寄り添って悪い気がしなかった。むしろ、胸が自然に高鳴っていった。ああ、振り返ってみれば、あれが恋というものだったのかもしれない。皇帝も、そして、母さんも認めてくれない、私だけの恋……そんなものだったのだ。
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