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その9
「ああ、私はそもそもあなたを敵に回す必要なんてなかったのかもしれませんね」
「いまさら、敵も味方もありませんよ。さあ、変革のための戦いを始めましょうか!」
私とメリー様はようやく合意しました。
「戦う覚悟を決めたのであれば、どうか、最後にハブ様の元へ私もお連れくださいませ。決着をつけようではありませんか!」
メリー様はコクリとうなずきました。
メリー様に婚約破棄が通告されてから一週間経った日のことでした。
メリー様は私同様通い慣れた王宮の入り口の門に立っていました。
「公爵令嬢のメリーでございます。どうか、ハブ様とのご面会を……」
メリー様がいくら説明しても、やはり、応急に入るのは困難でした。それもそのはず、メリー様も貴族から抹殺されているわけでありますから、入ることが許可されていないのです。
「お引き取りください」
入り口を守る兵士たちは、頑なに守っておりました。まごつくメリー様に私は助け舟を出しました。というよりかは、いち早く決着をつけようと思ったのです。
私がメリー様の背後から姿を見せると、兵士たちは殊更驚いているようでした。メリー様以前に婚約破棄をした私がいるわけですから、まあ、当然のリアクションなのでしょう。
「あのおー私はもう令嬢ではありませんから、平民として申し上げます。さあ、早くハブ様にあわせてください。さもないと……」
私の背後には、さらに多くの平民が集まっていました。この景色に恐れ慄いた兵士たちは、すかさず銃や刀を構えました。
「おやめなさい!」
自慢ではありませんが、私の声には威厳がつまっておりました。
「武器を持たない平民を、あなたたちは殺すおつもりですか?それでも、あなたたちは国を守る誇り高き兵士なのですか!」
こう言いますと、彼らはもう何も言い返すことができませんでした。
そうなんです。武器を持たない人民が、そして、平和を望む人民が、この世界で一番強いわけなのです。
「いまさら、敵も味方もありませんよ。さあ、変革のための戦いを始めましょうか!」
私とメリー様はようやく合意しました。
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メリー様はコクリとうなずきました。
メリー様に婚約破棄が通告されてから一週間経った日のことでした。
メリー様は私同様通い慣れた王宮の入り口の門に立っていました。
「公爵令嬢のメリーでございます。どうか、ハブ様とのご面会を……」
メリー様がいくら説明しても、やはり、応急に入るのは困難でした。それもそのはず、メリー様も貴族から抹殺されているわけでありますから、入ることが許可されていないのです。
「お引き取りください」
入り口を守る兵士たちは、頑なに守っておりました。まごつくメリー様に私は助け舟を出しました。というよりかは、いち早く決着をつけようと思ったのです。
私がメリー様の背後から姿を見せると、兵士たちは殊更驚いているようでした。メリー様以前に婚約破棄をした私がいるわけですから、まあ、当然のリアクションなのでしょう。
「あのおー私はもう令嬢ではありませんから、平民として申し上げます。さあ、早くハブ様にあわせてください。さもないと……」
私の背後には、さらに多くの平民が集まっていました。この景色に恐れ慄いた兵士たちは、すかさず銃や刀を構えました。
「おやめなさい!」
自慢ではありませんが、私の声には威厳がつまっておりました。
「武器を持たない平民を、あなたたちは殺すおつもりですか?それでも、あなたたちは国を守る誇り高き兵士なのですか!」
こう言いますと、彼らはもう何も言い返すことができませんでした。
そうなんです。武器を持たない人民が、そして、平和を望む人民が、この世界で一番強いわけなのです。
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