山極氏の際どい次男坊―青孝雨毒編―

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青孝雨毒

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 バカラッバカラッバカラッ⋯
 「殿、早馬にござる!」
 「なんだなんた物々しい、せっかくの日曜の朝に何の用だって言うんだ?」
 「吉間(きちま)の国におられる将軍、應田待崇(おおたまちたか)様よりの伝令にござります!」
 「なんと!⋯よし。ではパンツを履くので暫しそこで待つが良い」
 ここは横井の国。先ほど殿と呼ばれた男こそここ榊(さかき)城の城主、山極占地守脛暁(やまぎわしめじのかみすねあき)。齢六十を超える脛暁には若い妻と六人の子がいて、そのうち次男の武雄丸(たけおまる)は産まれが悪いとして生後すぐ堪忍山(かんにんさん)にある脱寺(だつじ)に預けられた。そのため今は一家5人何事もないように暮らしている。
 「で、なんだ?」
 「脛暁殿、よいのですかその格好で?」
 「 パンツは履いた、何の問題もない」
 「わかりもうした。では将軍よりの伝令を申し渡す!」
 『 前年より建築せし我が安達城も脛暁より伝え聞いた城大工集団"わっせ"の手による物なるが、城の見取り図及び抜け穴など刻銘に書き取りし巻物の存在判明せしため、城の完成を期に大工全員皆殺しにせしめた。が、数名生き残りて9本の巻物を隠し持ちたるゆえ、早々に探してくれろ!』
 「最後のところ、将軍様お疲れかな?」
 「伝令、しかと伝えました!」
 「どうしましょう父上?」
 長男の成幸(なりゆき)である。今の榊城は15年前に建ったもので、当時から前衛的なデザインで話題であったが、今もなお本丸と御丸からなる二塔構造は珍しく、また一塔一城主制を取り入れておりぼんやりした19歳の成幸も責任感を持てるのではないかと父の脛暁も考えていた。
 「 なにがどうしましょうだ?」
 「 話は聞きました。ですが今にも雨が降りそうな雲行きですし、なにより今日は羊座の運気が下がっているらしいんです、ラッキーカラーは青みたいですけどね」
 「俺もお前も羊座だからな。って馬鹿たれ!将軍様のお言葉は絶対だ、雨だからとか運気が下がってるからとか話にならんぞ」
 「失礼しまむら」
 「なんだしまむらって!それより将軍様は巻物9本を急ぎで探しているらしい。城大工集団"わっせ"の根城がウチの領地にあるのは確かだが、さてどうしたものか」
  「それなら武雄丸に任せてみてはいかがでしょうか?」
  「アイツは駄目だ、弟に花を持たせたい気持ちはわかるが奴に大事なことは任せられん」
  「何故です、ただ太陽のなくなる日に生まれただけじゃないですか。」
  「言うな、そんな奴がウチの息子だと思うだけでゾッとする」
 カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ⋯ガッシャン!
 カラカラカラカラバタン!
  「貴方、聞きましたわよ。ここは是非とも武雄丸をお使い下さいませ。」
 「タマよ、勝手に伝令を又聞きするでない。⋯武雄丸は忍びの免許を取ったとはいえまだまだ初心者なのだ、大事な将軍からの仕事に就かせるわけにはいかない」
 「 いいえ、ここは武雄丸の出番です!」
 「母上、私も武雄丸が適任と思い父上に勧めていたところです」
 「⋯いいだろう。コンコン。武雄丸、これに!」
ドス~ン!!
 「ごっつあんです」
 「武蔵丸が来ちゃった」
 「父上、もう一度呼んで下さい」
 「仕方あるまい、コンコン。武雄丸、これに!」
シュタッ!
 「最前からお呼びでしたね?」
 「わかってたらスッと来い」
 「武蔵丸はどういたしましょう?」
 「捨て置け」
 タタタタタ、ズボッ!
 「ゴミに捨てました」
 「あっそ。⋯それはいいがお前に将軍様よりの大事な仕事を与えるから心して聞け」
 「はい、"わっせ"の残党から巻物9本を奪う例のアレですね?」
 「我が城は何もかもが筒抜けか?」
 
 という訳でめでたく武雄丸に白羽の矢が立ったその日の晩に激しい雨の降りしきる中、母の作ったお手製おむすびを2つ腰に携帯し青い頭巾に青のレオタード姿で北の沼地に向かう男が一人。彼こそ茶髪のイケメン忍者、武雄丸その人だった。
 「ここか、"わっせ"の根城は?」
 「うう、ううう、う⋯」
 「何、うんちか?」
 「違う!外国人には分からんかな、いま死にかけてるんだよ。」
 「くそ、茶髪なだけで外国人呼ばわりするな!」
 「なんでもいい、変な忍者に大事な巻物を盗まれたんだ。取り返してくれないか!」
 「⋯俺より変なヤツがいるなんて」
 「確か上半身裸でカエルを操る忍者だった、くれぐれも気をつけてな」
 「裸でよく忍者だと気付いたな」 
 ガクッ
 血だらけの残党は息を引き取った。
「どっちに向かったかだけでも言ってから死んでくれよ」
 武雄丸は残党の亡骸を蹴った。弾みで死人の手が沼の方角を指した。
 「よし、あっちか」
 なにがよしだ。雨は今もなお強く降り続ける。沼のほとりには今さっき泳いで来たかのようにびしょぬれで裸の男が丸太に腰掛け何かに向かって話しかける。
 「巻物なんてチョロいもんだ」
 「そうよね~」
 「ガマの毒双(どくぞう)に楯突くなんざ100年早いわ、そう思わんか根締(ねじめ)?」
 「そうよね~」
  シュタッ!
 「貴様らだな、巻物を持って行った奴ってのは?」
 「なんだその派手な衣服は、恥じを知れ恥じを」
 「ありがとう」
  「褒めたように聞こえたか」
 「巻物は何処だ、おとなしく出せ」
 「取れるもんなら取ってみろ」
 言うと、毒双の手から無数のカエルが現れ武雄丸に向かって飛んでくる。が、全て手刀で薙ぎ払い毒双の懐に飛び込むと首投げを決め、勝負あったかに見えた。ところが一匹のカエルが立てかけてあった巻物を飲み込み沼の中に消えてしまった。
 「なんということを!」
  怒り心頭の武雄丸は毒双をボコボコにぶちのめした。数分の後、少し落ち着きを取り戻し沼の中に入るが地元のカエルがいっぱいでやすやすと巻物は手に入りそうにない。
 「クソ!」
 「ハハハ、根締が一度物を呑み込んだらヘソを押さぬ限り二度と出せんのだ」
 「だったら無理だな、カエルだけに帰るか?」
 「はは、そうしな」
 グッ!げほっ!!
 武雄丸は毒双を思い切り踏みつけ踏み抜いた。そして少し奥の木陰に入って汚れたレオタードを着替えると、じっと身を潜めた。

 カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ⋯ガッシャン!
 カラカラカラカラバタン!
 「おハマさんのお隣に住んでるご浪人が夜中うるさいらしいのよ」
 「え~そりゃおハマさんも大変ね」
 「?」
 「そうなのよ。あ、それはそれでいいとして正直問屋の横の荒物屋が來週から土曜も定休日にするらしいわよ。困るわね~」
 「タマ、この御婦人はどなただ?」
 「あ、貴方。こちらは城下にお住まいのおツンさんです」
 「??それはそれは、いつもウチのタマがお世話になってます」
 「世話だなんてイヤですよ。おタマさん、じゃあまたいつものやつ貰っていくからね」
 「あらイヤですよ、まだ雨が降ってるのに帰るんですか?」
 「じゃまたね」
 ツンが帰ってから少しして、脛暁はタマに聞いてみた。
 「おツンさんとは何時知り合ったんだ?」
 「先月の五穀豊穣祭りのときです」
 「なるほど、で、おツンさんは我が城から毎回何を持って帰るんだ?」
 「たいしたことはないですよ、ただの紙切れですから」
 「?それ、何処にあったんだ」
 「そこの箱に入ってますよ」
 「馬鹿たれ、それは割符だろ!」
 「割符ってなんですか?」
 「ウチの国がよそと取引するときの大事な紙だろ、なんで知らないんだよ!」
 「おかしいですね、なんでおツンさんはそんな物欲しがるのかしら?」
 そこに鼻毛の処理を終えた長男の成幸が入ってくる。
 「父上、何か楽しそうですね」
 「馬鹿か、お前は空気が読めんな」
 「失礼しまむら」
 
 根締というカエルは巻物を一本呑み込んで沼に飛び込んだが、残りの8本は何処にあるのか?考えつつ沼の方を見ていると、一匹の細長いカエルが周りを警戒しながらも風呂から上がるかのように手ぬぐいで股間を隠しゆっくり沼を出た。根締だ、と思い飛び出す準備をしていると二匹目の細長いカエルが出てきた。その後も次次と出てきて、9匹のカエルは列をなし何処かに向かって歩きだした。
 「この方向には公共厠(かわや)の他何もない、ずっと行けば亘(わたり)の国だが」
 カエルたちの後を着いて沼の淵を歩いているとあることに気付く。なんと毒双の死体が無いのだ!まさか短い時間のうちに沼が増水し遺体を吸い込んでしまったというのか。そうこうしているうちにカエルたちは公共厠の女側の前で2列に並んだ。雨もやみ表の黒竹の茂みに身を屈め女厠を見ているレオタード姿の男武雄丸は完全に変態である。
 カッカッ
 一匹のカエルが甲高い声で鳴くと、女厠の中から男が出てきた。毒双だ!
  「よくやった、根締」
 「当然よ」
 「よし、巻物を出して貰うぞ」
 言うとカエル全員のヘソを素早く押し、飛び退いた。カエルたちはゲーゲー言って巻物を吐き出した。
シュタッ!
 「お前生きてたのか」
 「げっ変態キワキワ野郎!」
 「お前の方が変態だろ、男のくせに女厠から出てきたじゃないか」
 「心は女よ!根締、あの技で一気にコイツを踏んづけろ」
 「無~理~」
 カエルたちは苦しそうにしている。
 「仕方ない、この俺がやってやる」
 「やってみろ馬鹿!」
  両の手を大きく広げた毒双は指をパチンと鳴らした。刹那、突風が吹き荒れ武雄丸は身体の自由を奪われ空中に磔(はりつけ)となった。
 「くっ⋯!」
 「どうした、さっきまでの威勢は、ハハハハハハ」
 身体が動かない今、毒でも飲まされたら終わりだ。どうする武雄丸!?

武雄丸と同じように9本の巻物も宙に浮いている。その中の一本を開いて見る毒双は何を隠そう字が読めない。しかし、そんな毒双にも城の図面であることは分かった。
 「こんな物のために命をかけるなんざ本当に馬鹿らしい。早く終わらせてやる」
 巻物を巻き直した毒双は股間から出した紫色の瓶をグッと握りしめるとその手で武雄丸を殴りはじめた。
 「毒双頑張れ!」やんややんや!
  カエルたちの応援に隠れて武雄丸は小声で呪文を唱えはじめた。
 「アイアイアイライクエンカ」
 ぶあっ!
 武雄丸が火の呪文を唱え終わると同時に辺りを炎が包んだ。
 「ぐぁぁ~~~!」
毒双を炎が襲う。カエルは一瞬で黒焦げになった。そして巻物もまた例外ではなかった。

 「今日は晴れてたら新月だったんですよね。残念です」
 「お前全然状況がわかってないな。横井の国で扱ってる割符5枚紛失したんだぞ。意味はわかるよな?」
 「横井はウチの国ですよね」
 「そっからかい!」
  カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ⋯ガッシャン!
 カラカラカラカラバタン!
 「殿、只今帰りました」
 「武雄丸か!」
 「お帰り武雄丸!」
 「ちょっとまて、お前いま機械式上下移動箱に乗ってきただろ?」
 「⋯はい」
 「いい加減にしろよ、アレに乗っていいのは家族だけなんだよ!」
 「父上、武雄丸もれっきとした家族です。それに赤の他人のおツンさんも乗ってたじゃないですか」
 「それも問題なんだよ!」
 「おツンさん?」
 「その話は後だ、武雄丸、巻物はどうなった?」
  そう聞くと武雄丸は機械式上下移動箱の中を指差した。
「おう、無事持ち帰ったか。天晴」
 そこには9本の巻物が綺麗に積まれてあった。なぜ火の呪文で燃えてしまわなかったのか?カエルたちが舐め回したせいで炎の熱に耐えたのかも知れないが、真相は謎である。
 「さっそく将軍様のところに⋯」
 「いけません殿!」
 「何が駄目なんだ?」
 「見たところここ榊城も含め9つの城の見取り図や抜け穴が描かれているようですが、将軍様に渡すと我々は完全な丸腰になってしまいます」
 「だから?渡さずにどうする」
 「渡さないとは言っていません。保身のためにも写しを取っておいてはどうかと提案しています」
 「なるほど、とはいえ巻物が手に入った以上いち早く将軍様の元へ届けねばなるまい」
  「既に全て描き写しました」
  「冗談はよせ、⋯⋯本当か?」
 「安心して下さい、描いてますよ」
 「どこにあるんだ?」
 「これです、これこそ本物を精密に写した偽物です」
 「でかした!」
 その後脛暁は本物の巻物を将軍様の元に速達で送り書状を添えた。
『将軍待崇殿にはご機嫌麗しゅう。兼ねてよりご所望の巻物9本まさにこれなり。しかるに吉間の国と横井の国もまたこれ同士なり、な?』
 将軍様もだが脛暁もまた文章の才能がなかった。⋯次の日、成幸は母と城下に向かいおつんを探した。絹と米と粟と麦と正露丸の取引を邪魔され、国全体の8%の損失を被った罪を償わせるためにも2人は探した。だがいくら探しても見つからなかった。
 「成幸、なんて言って弁解しましょうか?」
 「失礼しまむらが良いでしょう」
 「⋯そうね!」
  そうなのか?

―終わり―
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