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クラスが一緒ならば、隣り合って授業を受けられる。部活が一緒ならば手取り足取りいろんなことが出来る。
「アルグに会いたい。何故、アルグは生徒会に入ってないんだ」
「フレーブ令息が剣術部への入部を希望して、彼の希望を反故にして嫌われることを恐れたラプサンスがその希望を通したんだろう」
「確かに、フレーブ令息が生徒会に入ってくれていたら、こちらとしても大いに助かったけどね」
「それに関してはダージリン殿下も同様だ」
「無いものねだりをしても仕方ないので、ラプサンス殿下は勉強に集中してください」
生徒会役員の者達が書類から目を離すことなく俺の嘆きに返事をした。
冷たい奴等だ。まぁ、アルグに関することにあまり興味をもたれすぎても不愉快だがな。
第四王子である俺は学園入学時点で、生徒会長の座に就くことが決まっていた。
本来なら、この俺の婚約者であるアルグも生徒会に入るべきなのに、剣術部に入りたいと俺の従姉のダージリンと一緒に言ってきた。
『レイの珍しいお願いなんだから、聞いてあげないと嫌われるよ』
なんてダージリンが言ってきさえしなければ、今頃俺とアルグはここでいちゃいちゃの幸せな時間を過ごしていたはずなのに!
嘆き頭を抱えたところで、所用で出かけていた執事が入室してきた。それに続いて、籠を抱えたアルグとダージリンの姿もあった。
「アルグ!!」
「「ダージリン殿下!!」」
「失礼します。生徒会のお仕事疲れ様です。剣術部でたくさん梨を貰ったので、いつもお世話になっている生徒会の皆さんにもお裾分けに来ました」
「休憩時間のおやつにどうぞ」
直ぐ様駆け寄り、アルグからは俺が、ダージリンからは副会長が梨の入った籠を受け取った。
「アルグ、折角生徒会室に来たんだ。このまま一緒に休憩をしないか?」
「ラプス様・・・、あの、お誘いしてくださってとても嬉しいですが、僕達も部活の休憩の合間に来たので、もう戻らないといけないんです。またお茶しましょう?」
照れながらも、伏し目がちに時折俺を見つめながら話すアルグがあまりにも可愛い。
外でもこうして可愛いアルグと話せることがなんと幸せか。嗚呼、可愛い。
「そうか、残念だ。楽しみはまた後でだな」
「ダージリン殿下もぜひ改めてお誘いさせてください」
「嗚呼、楽しみにしているよ」
ダージリンの答えに役員の数名が浮き立つ。王族でありながら親の意向で婚約者のいない彼女の伴侶の座を狙っている者は、それなりにいると聞いた。
俺としては、その他大勢の邪な目がアルグに向かないならそれでいい。
「ラプス様」
「なんだ、アルグ?」
「この梨もそうですけど、ラプス様がお勉強を頑張っているご褒美を用意するのはどうですか?」
「ご褒美!!」
アルグの口から紡がれた甘美な響きに、思わず大声が出た。アルグは俺の大声に驚きで目を丸くしている。嗚呼、また新たにアルグの可愛い表情を知れた。
「ご褒美は何でもいいのか?」
「ラプス様が頑張ろうと思えるものなら、何でもいいと思いますよ」
「そうか、分かった」
部活に戻るため生徒会室を去るアルグ達を見送って会長席に戻る。
アルグが俺のために、俺を悦ばせるために、何でもしてくれると言った。なんて健気で可愛いんだ。アルグの想いに応えるためにも、俺もしっかり勉強しないといけないな。
「皆様、ご褒美に過剰反応するラプサンス様が気持ち悪かったと正直に言ってくださって構いません」
最高の気分にまたもや執事が水を差してきた。
「おい、何言って」
「いいのか!?」
「どうせなら過去まで遡ってもいい!?」
「どうぞ、よろしくお願いいたします」
「お前達どういうことだ!?」
その後、生徒会室では、俺だけ一方的に不服な時間となり、早々に切り上げて自室に戻ることにした。
後で絶対にアルグに癒してもらおう。
「アルグに会いたい。何故、アルグは生徒会に入ってないんだ」
「フレーブ令息が剣術部への入部を希望して、彼の希望を反故にして嫌われることを恐れたラプサンスがその希望を通したんだろう」
「確かに、フレーブ令息が生徒会に入ってくれていたら、こちらとしても大いに助かったけどね」
「それに関してはダージリン殿下も同様だ」
「無いものねだりをしても仕方ないので、ラプサンス殿下は勉強に集中してください」
生徒会役員の者達が書類から目を離すことなく俺の嘆きに返事をした。
冷たい奴等だ。まぁ、アルグに関することにあまり興味をもたれすぎても不愉快だがな。
第四王子である俺は学園入学時点で、生徒会長の座に就くことが決まっていた。
本来なら、この俺の婚約者であるアルグも生徒会に入るべきなのに、剣術部に入りたいと俺の従姉のダージリンと一緒に言ってきた。
『レイの珍しいお願いなんだから、聞いてあげないと嫌われるよ』
なんてダージリンが言ってきさえしなければ、今頃俺とアルグはここでいちゃいちゃの幸せな時間を過ごしていたはずなのに!
嘆き頭を抱えたところで、所用で出かけていた執事が入室してきた。それに続いて、籠を抱えたアルグとダージリンの姿もあった。
「アルグ!!」
「「ダージリン殿下!!」」
「失礼します。生徒会のお仕事疲れ様です。剣術部でたくさん梨を貰ったので、いつもお世話になっている生徒会の皆さんにもお裾分けに来ました」
「休憩時間のおやつにどうぞ」
直ぐ様駆け寄り、アルグからは俺が、ダージリンからは副会長が梨の入った籠を受け取った。
「アルグ、折角生徒会室に来たんだ。このまま一緒に休憩をしないか?」
「ラプス様・・・、あの、お誘いしてくださってとても嬉しいですが、僕達も部活の休憩の合間に来たので、もう戻らないといけないんです。またお茶しましょう?」
照れながらも、伏し目がちに時折俺を見つめながら話すアルグがあまりにも可愛い。
外でもこうして可愛いアルグと話せることがなんと幸せか。嗚呼、可愛い。
「そうか、残念だ。楽しみはまた後でだな」
「ダージリン殿下もぜひ改めてお誘いさせてください」
「嗚呼、楽しみにしているよ」
ダージリンの答えに役員の数名が浮き立つ。王族でありながら親の意向で婚約者のいない彼女の伴侶の座を狙っている者は、それなりにいると聞いた。
俺としては、その他大勢の邪な目がアルグに向かないならそれでいい。
「ラプス様」
「なんだ、アルグ?」
「この梨もそうですけど、ラプス様がお勉強を頑張っているご褒美を用意するのはどうですか?」
「ご褒美!!」
アルグの口から紡がれた甘美な響きに、思わず大声が出た。アルグは俺の大声に驚きで目を丸くしている。嗚呼、また新たにアルグの可愛い表情を知れた。
「ご褒美は何でもいいのか?」
「ラプス様が頑張ろうと思えるものなら、何でもいいと思いますよ」
「そうか、分かった」
部活に戻るため生徒会室を去るアルグ達を見送って会長席に戻る。
アルグが俺のために、俺を悦ばせるために、何でもしてくれると言った。なんて健気で可愛いんだ。アルグの想いに応えるためにも、俺もしっかり勉強しないといけないな。
「皆様、ご褒美に過剰反応するラプサンス様が気持ち悪かったと正直に言ってくださって構いません」
最高の気分にまたもや執事が水を差してきた。
「おい、何言って」
「いいのか!?」
「どうせなら過去まで遡ってもいい!?」
「どうぞ、よろしくお願いいたします」
「お前達どういうことだ!?」
その後、生徒会室では、俺だけ一方的に不服な時間となり、早々に切り上げて自室に戻ることにした。
後で絶対にアルグに癒してもらおう。
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