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6.日曜日
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__鏡だらけの部屋。
「保子、綺麗だよ」
全裸で男の前に立つ保子。
男はベッドの枕元のスイッチを切り替えて、照明を暗くしたり明るくしたりしている。
「見ないで。恥ずかしいわ」
保子はセクシーなベネチアン・マスクをしている。
身に付けているのはそれだけ。
「隠しちゃダメだよ。約束したろ?」
「う、うん」
__ファミリーレストラン。
ワインを飲みながら二人は談笑している。
「付き合い始めてまだ半年なのよ?信じられないわ」
「うん。俺も、保子とはずーっと付き合ってるみたいな気がする」
「相性が合うのよ、きっと」
「だなー。肌が合うっていうか」
「私さ、出会い系の人ってもっと怖い感じなのかと思ってた」
「怖いって?」
「ほら、色んな事件とかあるじゃん。ネットで知り合ってみたいな」
「あー、そういうのね」
「だから最初はビビってたの」
「マジで?」
「でも会ったらね、びっくりしちゃった。優しそうな人で」
「よくぞ会ってくれました!感謝してます」
「本当よね。感謝してね」
男はお洒落なラッピングの箱を保子に差し出す。
「はい、どうぞ」
「何々?どうしたの?コレ?」
「感謝の印。出会って半年記念のプレゼントだよ」
「わあ!ウソー!嬉しい!開けてイイ?」
「いいよ」
箱の中身は黒いレース編みの布切れだった。
「え?え?下着?」
保子は声を潜めた。
「ブッブー!違うよ」
「アイマスク?」
「ベネチアン・マスクっていうの」
テーブルの上で広げてみる。
「うわー。ナンカ妖しいわねー」
「綺麗でしょ?」
「うん。ありがとう。でも、コレ…」
「顔に付けるんだよ」
「それはわかりますけどー」
「付けてみて」
「ムリムリ!此処じゃ無理よ」
「そうかな?」
「そうよ」
「じゃあさ、行こうよ。PICO。此処からだったらさすぐじゃん」
「あー、始めからそういう作戦?」
「だって3ヶ月記念だしさ。いいでしょう?行こう!」
「そうね。お祝いだもんね!」
「食べたら出発ね!PICOで、PACOPACO!」
「何言ってんの。ヤラシーわね」
「あははは!」
日曜日の午後。タクシーに乗り込む二人。
反対車線に停まっていた白いバンがゆっくり動き出す。
信号が変わるとUターンしてタクシーの後をついて行く。
「暗くされると何にも見えないわ」
「刺激的だろう?」
「何処にいるの?」
「ねえったら!」
「……………」
「怖いわ…」
「……………」
「スゴく見られてる感じする」
「……………」
「いるの?返事して」
突然、ジャスティン・ビーバーの「Company」が流れ出す。
「あ、好き。この曲」
「エロチックで堪らないよ」
「どうしてわかるの?私の好みが何でも?」
「俺の理想の女だからさ」
「濡れちゃいそう」
「本当に?」
「うん」
保子の毛に触る男。男の手の甲、親指の付け根にタトゥーがある。
「いやらしいなあ… 保子のココ…。ホントに濡れてる」
「ズルい!私にも!」
「わかったわかった。コレでいい?」
保子は手探りで男のモノを掴む。
「もういいでしょう?」
暗闇………。
「保子、綺麗だよ」
全裸で男の前に立つ保子。
男はベッドの枕元のスイッチを切り替えて、照明を暗くしたり明るくしたりしている。
「見ないで。恥ずかしいわ」
保子はセクシーなベネチアン・マスクをしている。
身に付けているのはそれだけ。
「隠しちゃダメだよ。約束したろ?」
「う、うん」
__ファミリーレストラン。
ワインを飲みながら二人は談笑している。
「付き合い始めてまだ半年なのよ?信じられないわ」
「うん。俺も、保子とはずーっと付き合ってるみたいな気がする」
「相性が合うのよ、きっと」
「だなー。肌が合うっていうか」
「私さ、出会い系の人ってもっと怖い感じなのかと思ってた」
「怖いって?」
「ほら、色んな事件とかあるじゃん。ネットで知り合ってみたいな」
「あー、そういうのね」
「だから最初はビビってたの」
「マジで?」
「でも会ったらね、びっくりしちゃった。優しそうな人で」
「よくぞ会ってくれました!感謝してます」
「本当よね。感謝してね」
男はお洒落なラッピングの箱を保子に差し出す。
「はい、どうぞ」
「何々?どうしたの?コレ?」
「感謝の印。出会って半年記念のプレゼントだよ」
「わあ!ウソー!嬉しい!開けてイイ?」
「いいよ」
箱の中身は黒いレース編みの布切れだった。
「え?え?下着?」
保子は声を潜めた。
「ブッブー!違うよ」
「アイマスク?」
「ベネチアン・マスクっていうの」
テーブルの上で広げてみる。
「うわー。ナンカ妖しいわねー」
「綺麗でしょ?」
「うん。ありがとう。でも、コレ…」
「顔に付けるんだよ」
「それはわかりますけどー」
「付けてみて」
「ムリムリ!此処じゃ無理よ」
「そうかな?」
「そうよ」
「じゃあさ、行こうよ。PICO。此処からだったらさすぐじゃん」
「あー、始めからそういう作戦?」
「だって3ヶ月記念だしさ。いいでしょう?行こう!」
「そうね。お祝いだもんね!」
「食べたら出発ね!PICOで、PACOPACO!」
「何言ってんの。ヤラシーわね」
「あははは!」
日曜日の午後。タクシーに乗り込む二人。
反対車線に停まっていた白いバンがゆっくり動き出す。
信号が変わるとUターンしてタクシーの後をついて行く。
「暗くされると何にも見えないわ」
「刺激的だろう?」
「何処にいるの?」
「ねえったら!」
「……………」
「怖いわ…」
「……………」
「スゴく見られてる感じする」
「……………」
「いるの?返事して」
突然、ジャスティン・ビーバーの「Company」が流れ出す。
「あ、好き。この曲」
「エロチックで堪らないよ」
「どうしてわかるの?私の好みが何でも?」
「俺の理想の女だからさ」
「濡れちゃいそう」
「本当に?」
「うん」
保子の毛に触る男。男の手の甲、親指の付け根にタトゥーがある。
「いやらしいなあ… 保子のココ…。ホントに濡れてる」
「ズルい!私にも!」
「わかったわかった。コレでいい?」
保子は手探りで男のモノを掴む。
「もういいでしょう?」
暗闇………。
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