明日の君へ

RYZU

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悟の想望

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       刑務所内にて

悟「おれは、なんて事をしたんだ、、、」

日和「あなた、」

悟「日和、日和なのか!」

日和「ええ、貴方を迎えに来たのよ」

悟「迎えにって、ここを出られるのか!」

日和「ええ、そうよ、あなた、こっちへきて」

悟「ああ、今行くよ」

   俺の目の前にはなくなったはずの日和が立っていた

   俺は日和が呼ぶ方へ歩いていった

日和「あなた、こっちよ、、、」

悟「日和!今行くよ!」

 俺は日和の声に連れられ歩いたすると

悟「いって、なんだ、、え、壁、、、うそ、だろ、、、」

   気がつけば日和の姿は見えなくなっていた

悟「あああああ!日和!日和!どこだ!日和!ああああぁぁ!」

 俺は極度の錯乱状態に陥っていた

警官「うるさいぞ!しすがにしろ!」

悟「あああ、、、っ!頼む!ここから出してくれ!もうあのような事はしない!だから!」

警官「そんな事が許されるなら、お前は捕まってない、」

悟「だよな、、」

警官「真っ当に生きろよ、おやじ」

悟「っ!おまえ、瑆(ひかる)か?」

警官「瑆?誰だそれは、私は誠だ、」

悟「生まれてすぐに、俺が養子にだした子だ、」

警官「そんな事はわかっている。ただでさえお前にははらがたってるんだ。2度とその名前で呼ばないでくれ。」

悟「すまなかったな、ひか、、誠、」

警官「話しはそれだけか、?」

悟「あともう一つだけ、お願いがあるんだ、」

警官「なんだ、」

悟「俺の娘、瑠璃との縁を切らせて欲しい」

警官「理由は?」

悟「犯罪者の娘と世間に知られてしまえばあの子の居場所が無くなってしまう。」

悟「だからせめて、俺とあの子が親子だった事を消したいんだ。あの子とは、他人でいたい。」

警官「わかった、検討しておく。」

悟「ありがとう。」

警官「、、、おやじ、頑張れよ」

悟「ああ、善処する」
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