明日の君へ

RYZU

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私を好きと言うのなら

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      瑠璃の病室にて

       ドアを開ける音

幸人「瑠璃、おちついたか?」

瑠璃「うん、少し落ち着いたかな、」

幸人「それなら良かった、」

瑠璃「どうしたの?難しい顔して、」

幸人「俺、瑠璃に言わないと行けないことがあるんだ」

瑠璃「何?」


      少し溜めてから

幸人「生きててくれてありがとう」

瑠璃「え、、、」

瑠璃「ええええええええ!!!」

幸人「なんだよ」

瑠璃「いや、だってそんな、幸人がそんな事いうとは思わなくて」

幸人「ダメだったか?」

瑠璃「違うの、なんでなのかなって」

幸人「俺、気づいたんだ、いつも困った時、そばに居てくれたのは瑠璃だった」

幸人「どんな時も君が居て俺を支えてくれた。」

瑠璃「私はただ、幸人のそばにいたくて、」

幸人「その気持ちに気づいたんだ、」

幸人「もう、振り返らない、俺は君を、君を支えて行きたいんだ!」

瑠璃「幸人、、、、ありがとう!」


      病室の外では

優奈「やっぱり、私の居場所なんてなかったんだね。」

愛奈「俺達は、AI、恋なんてありえないんだよ、」

優奈「幸人、私は今でも大好きだから、」

             
     数時間後、、、

医師「瑠璃さんの容態ですが、ますます病気の進行が進んでいます。このままですと、20歳を迎える前に、、、」

悟「なんとかならないんですか、」

医師「こればかりは、我々でもどうする事もできません。」

悟「そんな、、、」

医師「しかし、退院はできるほどになりました。」

悟「つまり、瑠璃はまた俺たちと暮らせるという事ですか」

医師「そういう事です。」

悟「瑠璃が生きててくれるなら俺はそれで良い、」

医師「お大事になさってください」


     その後、、

悟「なぁ、日和、瑠璃は幸せなんだろうか」

日和「どうして?」

悟「残り少ない命、あいつは、、、」

日和「それはあの子の生まれて持った運命なのよ、」

悟「せめて、幸せになってほしい、、、」

日和「そうね、、、」



悟「その後、俺が日和の声を聞く事はなかった、、、」





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