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本編
はんばーぐ!
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林田も少なからず緊張はしているのだ。
大人だからと平静を装っているが、初対面で嫌われたらどうしようと怯えている。
林田はキッチンに立ち、まずは具材を切るところから始めた。
玉ねぎ、ピーマン、人参を細かくみじん切りにし、耐熱容器に入れてラップをかけ、レンジで加熱する。
その間にボールに合い挽き肉を入れ、塩を入れて粘り気が出るまで捏ねる。
肉はまだ冷たく、手が冷えて痛い。
そこに柔らかくなったさっきの野菜たちを入れ、卵、牛乳で湿らせたパン粉、塩コショウをちょっと入れてまた捏ねる。
温かくなった野菜のおかげで手の痛みが消えていく。
よいしょ、と捏ねていると、とたとた、と足音が近づいてきた。
「ママ…?」
キッチンの隅から林田を覗いているのは、さっきまで西條の腕の中で顔を隠していた涼介だ。
林田は驚いたが、それを悟られないように落ち着いて
「ん?なあに、涼介くん」
と笑顔で返した。
すると、緊張が和らいだのか涼介が近くに寄ってきて、なにちゅくってるの?と質問した。
西條は2人が仲良くなるのに水を差すといけないと思い、こっそりシャワーを浴びに行く。
「これはね、ハンバーグだよ。ハンバーグすき?」
林田は肉をこねるためにつけていたビニール手袋を外し、涼介を抱き上げてボールの中を見せる。
まだ14kgしかない涼介は、ふわっと軽く持ち上がった。
「はんばーぐすき!」
パッと笑顔になった涼介がかわいくて、林田は弟や妹を抱っこしている時の気持ちを思い出した。
ふわふわの髪の毛が頬に触れ、思わず顔をすりすりしたくなる。
が、急にそんなことをして引かれるのが怖いので我慢する。
「よかった。じゃあ今から丸めて焼こうか。涼介くんもお手伝いしてくれる?」
林田はそう言うと、涼介を抱えたままテーブルにハンバーグのタネを持っていき、涼介の手にビニール手袋をはめた。
さすがに大人サイズなので、ぶかぶかで大きい。
丸めるのは無理だと判断し、林田が丸めたタネの真ん中にくぼみを作る係を任せる。
林田がまな板の上に丸めたタネを乗せ、涼介がそれを指で少し押してくぼませる。
最初は力加減が難しく、穴を開けてしまったので何回か丸め直して上手にへこませられるようになった。
「上手!」
林田が褒めると、涼介は嬉しそうに笑う。
涼介用の小さいハンバーグと西條&林田用の大きいハンバーグ、そして冷凍しておく用に中くらいのハンバーグを作る。
全てのタネを丸め、くぼませ終えたところで西條がシャワーから戻ってきた。
「お、涼介偉い。お手伝いしてるの?」
すっかり仲良くなった2人を見て、西條は安心した。
「うん!ママがまるにして~、りょーちゃんがおすかかり!」
林田がハンバーグを焼いて他の料理を作っている間に、西條が涼介をお風呂に入れる。
林田は急いで野菜やベーコンを刻み、コンソメスープに取り掛かった。
炊飯器で炊いていたご飯が炊き上がったようなので、混ぜてからお皿に盛り付ける。
今日はお子様ランチのようにプレートに盛り付けたいので、お茶碗にご飯をよそってからプレートに移してご飯を丸い山にする。
その横に焼けたハンバーグを乗せてミニトマトを洗い、涼介のは喉につまらないよう半分に切って盛り付ける。
最後に目玉焼きを乗せれば、林田特製ハンバーグプレートの完成だ。
大人だからと平静を装っているが、初対面で嫌われたらどうしようと怯えている。
林田はキッチンに立ち、まずは具材を切るところから始めた。
玉ねぎ、ピーマン、人参を細かくみじん切りにし、耐熱容器に入れてラップをかけ、レンジで加熱する。
その間にボールに合い挽き肉を入れ、塩を入れて粘り気が出るまで捏ねる。
肉はまだ冷たく、手が冷えて痛い。
そこに柔らかくなったさっきの野菜たちを入れ、卵、牛乳で湿らせたパン粉、塩コショウをちょっと入れてまた捏ねる。
温かくなった野菜のおかげで手の痛みが消えていく。
よいしょ、と捏ねていると、とたとた、と足音が近づいてきた。
「ママ…?」
キッチンの隅から林田を覗いているのは、さっきまで西條の腕の中で顔を隠していた涼介だ。
林田は驚いたが、それを悟られないように落ち着いて
「ん?なあに、涼介くん」
と笑顔で返した。
すると、緊張が和らいだのか涼介が近くに寄ってきて、なにちゅくってるの?と質問した。
西條は2人が仲良くなるのに水を差すといけないと思い、こっそりシャワーを浴びに行く。
「これはね、ハンバーグだよ。ハンバーグすき?」
林田は肉をこねるためにつけていたビニール手袋を外し、涼介を抱き上げてボールの中を見せる。
まだ14kgしかない涼介は、ふわっと軽く持ち上がった。
「はんばーぐすき!」
パッと笑顔になった涼介がかわいくて、林田は弟や妹を抱っこしている時の気持ちを思い出した。
ふわふわの髪の毛が頬に触れ、思わず顔をすりすりしたくなる。
が、急にそんなことをして引かれるのが怖いので我慢する。
「よかった。じゃあ今から丸めて焼こうか。涼介くんもお手伝いしてくれる?」
林田はそう言うと、涼介を抱えたままテーブルにハンバーグのタネを持っていき、涼介の手にビニール手袋をはめた。
さすがに大人サイズなので、ぶかぶかで大きい。
丸めるのは無理だと判断し、林田が丸めたタネの真ん中にくぼみを作る係を任せる。
林田がまな板の上に丸めたタネを乗せ、涼介がそれを指で少し押してくぼませる。
最初は力加減が難しく、穴を開けてしまったので何回か丸め直して上手にへこませられるようになった。
「上手!」
林田が褒めると、涼介は嬉しそうに笑う。
涼介用の小さいハンバーグと西條&林田用の大きいハンバーグ、そして冷凍しておく用に中くらいのハンバーグを作る。
全てのタネを丸め、くぼませ終えたところで西條がシャワーから戻ってきた。
「お、涼介偉い。お手伝いしてるの?」
すっかり仲良くなった2人を見て、西條は安心した。
「うん!ママがまるにして~、りょーちゃんがおすかかり!」
林田がハンバーグを焼いて他の料理を作っている間に、西條が涼介をお風呂に入れる。
林田は急いで野菜やベーコンを刻み、コンソメスープに取り掛かった。
炊飯器で炊いていたご飯が炊き上がったようなので、混ぜてからお皿に盛り付ける。
今日はお子様ランチのようにプレートに盛り付けたいので、お茶碗にご飯をよそってからプレートに移してご飯を丸い山にする。
その横に焼けたハンバーグを乗せてミニトマトを洗い、涼介のは喉につまらないよう半分に切って盛り付ける。
最後に目玉焼きを乗せれば、林田特製ハンバーグプレートの完成だ。
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