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本編
パパお願い!
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とある日の夕方、いつも通り西條が保育園に涼介を迎えに行くと、涼介のお友達のりくくんとその母の相田さん、そして涼介が3人で西條を待っていた。
「え、お泊まり会?」
涼介とりくは目をキラキラさせ、西條が了承するのを待っているようだ。
「うん、今度長女がお友達の家でお泊まり会するんだけど、それを話したらりくが羨ましがってさ。ちょうどいいし涼介くん誘ってうちでお泊まり会したいねってことになったんだ」
西條と同い年の相田は、気さくな人柄で初めて会った時から壁を作ることなく接してくれた。
涼介を引き取ってすぐ、社内のトラブル対応と電車の遅延でお迎えが間に合わないかもしれないという時に、1人残っている涼介を心配して
「うちであずかってましょうか?」
とわざわざ園の電話で連絡をくれた人だ。
それから何度か公園でばったり会って話をするうちに、こうして親子同士で仲良くなったのだ。
しかし西條は正直、涼介を自分も林田もいない空間で寝させるのはどうだろうと悩む。
この間久しぶりに激しい夜泣きをしたばかりだし、迷惑をかけるのではないかと。
「それで一旦保留にしたんだ?」
帰宅後、夕食中にそのことを林田に話す。
今日は涼介がリクエストしたオムライスで、チキンライスをねこちゃんの形に成形してお布団のように薄焼き卵をかけたスペシャルオムライスになっている。
「うん、楽しそうだし行かせてあげたいけど、流石に泊まりは厳しいかなって。普段と違う場所で俺らもいないってなったら、またああなるんじゃないかな」
うーん、と林田はねこちゃんの耳をスプーンですくった。
「まあでも、いいんじゃない?あれは熱で悪夢を見ただけだと思うし。あれからは一度も夜泣きしてないよ」
林田の言う通り、ここ数週間様子を見ているが一度も夜泣きはしていない。
保育園のお昼寝でも特に変わりはないらしいので、もう安心してもいいのではないだろうか。
「パパ~りょーちゃんりっくんとおとまりしゅる…」
涼介がねこちゃんのほっぺにスプーンを刺しながら、困り眉で西條に訴えかける。
「あはは、ほら、涼介くんもこんなに行きたがってることだし、相田さんに事情説明して大丈夫ってことならお願いしようよ」
いざとなったら夜中に迎えに行くくらいの心構えでいよう?と、林田も一緒に西條を説得する。
弟と妹のお世話で友達と遊びに出かけたりお泊まり会をした経験のない林田は、涼介のやりたいという気持ちを尊重したかったのだ。
「うん、わかった。じゃああとで相田さんに電話しとく」
西條は悩んだ末、夜中に涼介を迎えに行く覚悟でOKした。
その返事を聞いた2人は、
「「やった~!」」
と言って小さくハイタッチをした。
「え、お泊まり会?」
涼介とりくは目をキラキラさせ、西條が了承するのを待っているようだ。
「うん、今度長女がお友達の家でお泊まり会するんだけど、それを話したらりくが羨ましがってさ。ちょうどいいし涼介くん誘ってうちでお泊まり会したいねってことになったんだ」
西條と同い年の相田は、気さくな人柄で初めて会った時から壁を作ることなく接してくれた。
涼介を引き取ってすぐ、社内のトラブル対応と電車の遅延でお迎えが間に合わないかもしれないという時に、1人残っている涼介を心配して
「うちであずかってましょうか?」
とわざわざ園の電話で連絡をくれた人だ。
それから何度か公園でばったり会って話をするうちに、こうして親子同士で仲良くなったのだ。
しかし西條は正直、涼介を自分も林田もいない空間で寝させるのはどうだろうと悩む。
この間久しぶりに激しい夜泣きをしたばかりだし、迷惑をかけるのではないかと。
「それで一旦保留にしたんだ?」
帰宅後、夕食中にそのことを林田に話す。
今日は涼介がリクエストしたオムライスで、チキンライスをねこちゃんの形に成形してお布団のように薄焼き卵をかけたスペシャルオムライスになっている。
「うん、楽しそうだし行かせてあげたいけど、流石に泊まりは厳しいかなって。普段と違う場所で俺らもいないってなったら、またああなるんじゃないかな」
うーん、と林田はねこちゃんの耳をスプーンですくった。
「まあでも、いいんじゃない?あれは熱で悪夢を見ただけだと思うし。あれからは一度も夜泣きしてないよ」
林田の言う通り、ここ数週間様子を見ているが一度も夜泣きはしていない。
保育園のお昼寝でも特に変わりはないらしいので、もう安心してもいいのではないだろうか。
「パパ~りょーちゃんりっくんとおとまりしゅる…」
涼介がねこちゃんのほっぺにスプーンを刺しながら、困り眉で西條に訴えかける。
「あはは、ほら、涼介くんもこんなに行きたがってることだし、相田さんに事情説明して大丈夫ってことならお願いしようよ」
いざとなったら夜中に迎えに行くくらいの心構えでいよう?と、林田も一緒に西條を説得する。
弟と妹のお世話で友達と遊びに出かけたりお泊まり会をした経験のない林田は、涼介のやりたいという気持ちを尊重したかったのだ。
「うん、わかった。じゃああとで相田さんに電話しとく」
西條は悩んだ末、夜中に涼介を迎えに行く覚悟でOKした。
その返事を聞いた2人は、
「「やった~!」」
と言って小さくハイタッチをした。
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