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本編
洸希の家族って感じ
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翌朝、林田が起きると既にみんなが起きて朝ごはんを食べていた。
いい匂いと共に目覚め、真っ先に気がついた涼介が
「ママ~」
と駆け寄ってくる。
「あら、洸希おはよう。朝ごはんできてるよ」
テーブルに並べられたのは、色んなおかずの入ったおにぎり、焼き鮭、たくあん、豆腐とネギのお味噌だ。
「美味しそう…」
日本人の食欲をそそる匂いに誘われ、体を起こして洗面所でうがいをし、席に着く。
隣には陽日と涼介が、それぞれ
「にいに~」
「ママ~」
とべったりくっついている。
「こらこら、それじゃ食べれないよ~」
両腕をホールドされ、食べやすく握られたおにぎりすら持てない。
陽日はまだしも、涼介は毎日会えるというのにこのべったり具合だ。
いつもは独り占めしているのに、昨日から陽日が自分と同じように甘えているので嫉妬心も混じっているのだろう。
「洸希モテモテだね、でもこれじゃいつまでも食べれないから2人は舞ちゃんと一緒にお絵描きしといで」
西條に言われて渋々子供部屋へ行き、2人は舞とお絵描きを始めた。
「ここはこの公式を使うんだよ、でもここが間違いやすいから気をつけて」
先程からテーブルに問題集を広げて勉強しているのは、次男の啓太だ。
そしてそれを西條が見ている。
西條と林田の学力はそれほど違わないが、西條は大学時代塾の講師をしていたこともあって教えるのがとても上手い。
これは普段の生活や仕事する上でも感じることだが、必ず相手のわからないところを理解することから始める。
そしてその人に合った教え方を探ってくれるので、林田もわからない時は真っ先に西條をあたるのだ。
「あ、西條さんここもわからないんだった」
啓太はここぞとばかりに今までわからなかった部分を聞いてメモしている。
母親は受験生なので塾に行くことも提案したが、啓太は金銭面を心配して断ったので1対1で教わる機会は貴重なのだ。
「俺たちが帰ってからわからないところがあれば連絡して、俺でよければ教えるよ」
西條はそんな啓太の心情を察して、スマホを開いて連絡先を教えた。
林田はそんな優しい西條が好きで、この人と一緒になれることが幸せでたまらなくなった。
「そうだ、結婚したら俺も西條になるし、京さんとか京兄ちゃんって呼んだら?せっかくだからさ」
林田の提案で、啓太は少し緊張しながらも
「じゃあ、京兄ちゃんで…」
と言った。
お昼過ぎ、日曜日で道が渋滞しているということで予定よりもはやく林田家をあとにした。
涼介は林田の母親に
「ばあばって呼んでね」
と言われたので、最後は
「ばあばまたね~!」
と言って別れた。
陽日は弟ができたみたいで嬉しかったらしく、帰ったあとにわあわあ泣いたと泣き笑いの絵文字とともに連絡がきた。
「思った以上に洸希の家族って感じだったな。みんな優しくて温かい。結婚して家族になれるのが嬉しいよ」
西條は帰りの運転中、そんなことを口にした。
林田は隣でぐっすり眠る涼介の手を握りながら、同じことを思った。
いい匂いと共に目覚め、真っ先に気がついた涼介が
「ママ~」
と駆け寄ってくる。
「あら、洸希おはよう。朝ごはんできてるよ」
テーブルに並べられたのは、色んなおかずの入ったおにぎり、焼き鮭、たくあん、豆腐とネギのお味噌だ。
「美味しそう…」
日本人の食欲をそそる匂いに誘われ、体を起こして洗面所でうがいをし、席に着く。
隣には陽日と涼介が、それぞれ
「にいに~」
「ママ~」
とべったりくっついている。
「こらこら、それじゃ食べれないよ~」
両腕をホールドされ、食べやすく握られたおにぎりすら持てない。
陽日はまだしも、涼介は毎日会えるというのにこのべったり具合だ。
いつもは独り占めしているのに、昨日から陽日が自分と同じように甘えているので嫉妬心も混じっているのだろう。
「洸希モテモテだね、でもこれじゃいつまでも食べれないから2人は舞ちゃんと一緒にお絵描きしといで」
西條に言われて渋々子供部屋へ行き、2人は舞とお絵描きを始めた。
「ここはこの公式を使うんだよ、でもここが間違いやすいから気をつけて」
先程からテーブルに問題集を広げて勉強しているのは、次男の啓太だ。
そしてそれを西條が見ている。
西條と林田の学力はそれほど違わないが、西條は大学時代塾の講師をしていたこともあって教えるのがとても上手い。
これは普段の生活や仕事する上でも感じることだが、必ず相手のわからないところを理解することから始める。
そしてその人に合った教え方を探ってくれるので、林田もわからない時は真っ先に西條をあたるのだ。
「あ、西條さんここもわからないんだった」
啓太はここぞとばかりに今までわからなかった部分を聞いてメモしている。
母親は受験生なので塾に行くことも提案したが、啓太は金銭面を心配して断ったので1対1で教わる機会は貴重なのだ。
「俺たちが帰ってからわからないところがあれば連絡して、俺でよければ教えるよ」
西條はそんな啓太の心情を察して、スマホを開いて連絡先を教えた。
林田はそんな優しい西條が好きで、この人と一緒になれることが幸せでたまらなくなった。
「そうだ、結婚したら俺も西條になるし、京さんとか京兄ちゃんって呼んだら?せっかくだからさ」
林田の提案で、啓太は少し緊張しながらも
「じゃあ、京兄ちゃんで…」
と言った。
お昼過ぎ、日曜日で道が渋滞しているということで予定よりもはやく林田家をあとにした。
涼介は林田の母親に
「ばあばって呼んでね」
と言われたので、最後は
「ばあばまたね~!」
と言って別れた。
陽日は弟ができたみたいで嬉しかったらしく、帰ったあとにわあわあ泣いたと泣き笑いの絵文字とともに連絡がきた。
「思った以上に洸希の家族って感じだったな。みんな優しくて温かい。結婚して家族になれるのが嬉しいよ」
西條は帰りの運転中、そんなことを口にした。
林田は隣でぐっすり眠る涼介の手を握りながら、同じことを思った。
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