魔法少女は眠らせたい。魔女っ子ロリミカちゃん。(魔法少女と一緒に異世界冒険。魔法で悶絶パワーアップした俺はハーレム目指して頑張る話)

カトラス

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小麦畑とスリーサイズ

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 光包むゲートをぬけた先に待っていた景色は穀物畑が広がるのどかな世界だった。



 ロリミカの境遇からして、出た瞬間に敵兵や魔物が徘徊する場所なのじゃないかとイメージしていただけに、やや拍子抜けだったりする。

 兎にも角にも最初だから何も起こらないのに越した事はない。

 平和な世界が一番だ。



「ここには魔物とかいないんだ」



「元々、アレクサンドリアには魔物は少ないよ。無文の世界でいったら幽霊とかUMA(未確認生物)を見るのと一緒ぐらいの確率かな。見たら自慢出来るレベルだよ。あくまで無文にスキルを付与したのはアルデシューム対策だから保険みたいなもの、だからそんなに緊張しなくていいよ」



 拍子抜けしてた俺にロリミカは教えてくれた。



 確かに、今は危険な感じは一切なかった。

  

 ゲートの方はこの世界に出た途端に跡形もなく消え去り、あるのは本堂にあったものと同じアーシア像。

 だが、この世界のものは石像で、像というより建築物といっても良いくらい大きいものだ。これなら遠くからでもアーシア像を確認できるなぁと思ったりする。



 雲ひとつない晴天で遥か遠くには山々が見えた。

 場所も季節も時間さえも分からないが、ロリミカはどこに続くか分からない一本道をさきほどからスキップしながら進んでいる。



「なぁ、ここがアレクサンドリアなのか」



「違うところに来たみたい」



 ロリミカはスキップを止めて答えた。



「たぶんアレクサンドリアの隣の国だよ」



 どうやら知ってる場所のようだ。



「アレクサンドリアまで遠いのか」



「うん、歩くと三日ぐらいかな」



 三日って平然と答えるが事故レベルの行き先間違いしてるじゃないかよ。



「なんか、意味があるのよ、ここに来たのは……」



 俺の考えを読んでるロリミカ。



「ちなみに季節は秋だよ。時刻は午後2時くらいかな。脇の穀物は小麦畑でアレクサンドリアのパンなど主食を支えてる大切な畑だよ。あ、それと食べ物は無文の世界と似てるよ。違うのもあるけどね」



「そうなんだ、ありがとう。でも小麦畑はともかくとして、なんで季節と時間分かるんだ」



「時間は太陽の位置で分かるし、季節は穀物の成長具合見たらだいたい分かる」



 なるほど、スマホを吸収しただけあってロリミカの知識は応用が利いて理にかなってた。



「ところで、これからどうするつもり?」

 

 この世界に来たものの、闇雲に歩くだけってのも辛い。散歩しにここに来たわけではないからな。



「うーん。まずは村か街に行って情報収集しようよ。あれからアレクサンドリアの状況とか分からないからさ。あたし、どれくらいの時間封印されてたのか知らないし知りたいよ。まずは、そこから。ゴメンね無文」



 確かにそうだよな。



 ロリミカの言うとおりだと思った。

 まずは状況把握で情報源となる村、街探しからスタートだな。



「こっち方向でいいのか?」



「うん、遠いけど。少なくともアレクサンドリアの方角はこっちだよ」



 こういう初めての場所では地図なんかあれば便利なのだが、流石にこの世界ではGPSがあるわけでもなく、村か街についたら地図は欲しいところだった。



 テクテクと左右を小麦畑が広がる一本道をつき進む。暗くなるまでには人のいるところに着きたいところではある。



 一本道は同じような景色が続いて歩くと意外と疲れる。

 いや疲れてきた。ましてや、村や街がどこにあるのかどれくらいの距離を歩いたら着くのか全く分からないので尚更だったりする。



 そんな時は、やはり仲間との会話が一番元気が出るし、少しは気持ちが和らぐってものだ。



「おーい、ロリミカ。ちょっと姉さんの話しようぜ」



 まぁ、御託を色々言ってたが、結局は旅に行く決心をつけたロリミカの姉達の事に俺自身が興味津々ってことだ。



「うん、いいよ。エッチな話はダメだよ」



 姉さんの話と聞いて、目を輝かせるロリミカだった。

 でも、釘をさすところはしっかりしてるわ。

 どうにも、スマホの中を覗いてから俺の事をスケベな男だと認識してるようだ。

 これでも御仏に使える身、敢えてスケベを否定はしない。



「赤い髪の色がリディアで黒髪がミーシャなんだよね」



 勝手にロリミカが変えたスマホの壁紙画像の事なら差し障りないと思い聞いてみる。



「そういえば、姉さん達と紹介しただけだったよね、ゴメンゴメン。そうだよ赤髪がリディアで次女だよ。黒髪がミーシャで一番上の姉さんだよ」



 やはり、そうだったようだ。俺の直感もなかなかなものだと自画自賛だな。



「ミーシャとリディアの性格はどんな感じなの?」



 ここは大事な部分。いくら見た目と身体が一番だと思ってる自分でも過去の経験から性格が悪い女性とは長続きしない。とくに些細な事でブチ切れたり情緒不安定な要素は危険なフラグってものだ。



「リディアは負けず嫌いかな。ミーシャはお花が大好きでちょっと照れ屋さん。二人ともとっても優しいよ。たぶん、好きな人には尽くしてくれるよ。一途だしね。二人に限らずアレクサンドリアの女性はみんなそうだよ。ただ男性もすることしての話だけど……だらしない男はダメ」



 「うぐっ」ちょっと、痛い。



 とにかく、俺にやや問題はあっても、ロリミカの姉さんの性格は問題なし、やることするってのは当たり前だからな。それでは一番聞きたい事の一つを聞いてみよう。



 やはり健康な男子たるもの女性のバスト、ウエスト、ヒップのサイズは知りたいものだ。ロリミカは子供たけどスマホ吸収してるから意味は分かるだろ。だいたいで良いから知りたい。



「ロリミカちゃん、姉さん達のスリーサイズ……」



 まさに、一番知りたい事を聞き始めた瞬間。



「いやぁ~~、誰か助けて~」



 と、前方から叫び声が聞こえてきた。

 見ると、誰かがこちらに向かって走ってくる。

 どうやら、何者かに追われているようだ。



 必死で逃げているので途中で何度か足が絡まり転びそうになっている姿が見えた。



 かなり速く走ってくるので、だんだんと逃げてくる人の姿が大きくなり、気がつくと俺の後ろに隠れて震えていた、



「助けてください。主人と農作業してたら襲われて……主人は化物見たら一目散で逃げてしまい……」



 逃げて来たのは頭に手ぬぐいを巻いた女性だった。いかにもさきほどまで作業してた感じがする。しかし、「逃げた」って旦那守ってやれよ。ったく男の風上にも置けねぇなぁ。



 でも、女性を襲ったであろう者の姿は道にはない。



 すると「ガサガサ」と小麦畑の中から、こちらに向かって音がしだした。



 その小麦の稲穂を掻き分ける音に「いやぁ~~」と女性がまた叫び声をあげる。



「大丈夫よ、おばさん。そこの人が悪い奴はやっつけてくれるから!」



「エェッーーーーー」



 そこの人ってやっぱり俺の事たよな。



「聞いてないよーー」



 とは言えないのが辛い。ある程度は覚悟はしてここに来てる。

 

 こうなったら鬼が出るか蛇が出るかだ。

 スリーサイズ聞きそびれた恨み晴らしてやるぅー

「やってやる!!!」



「そうよ、そのいきよ! リディア86 - 60 - 82 cmのGカップ。ミーシャ86 - 58 - 80 cmのEカップ」



 うぉーー、なんたるロリミカのリップサービス。

 しかも、「ポン、キュ、ボーンじゃないか!」



 俺は股間に熱いものを覚えながら、何だか「やれそうな」気がしていた。
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