【完結】【やりちん】僕の青春グラフィティ。ノスタルジーな昭和チェリーボーイの卒業物語

カトラス

文字の大きさ
4 / 146

ピュー 初めての射精

しおりを挟む

 キャプテンは恵って名前であった。

 僕が話したこともないキャプテンの名前を知っているのは、練習中に後輩の女子達が恵先輩、恵キャプテンと言っているのを何度も聞いていたからだった。

 僕は、練習中の恵キャプテンの姿を思い出していた。

 ラケットを振る度にポニーテールがゆれ、中学生にしては発育よろしい豊満な胸が上下にゆれる。テニスのスコートから見える日焼けしたムチムチした太ももに、時折のぞかせる黒のブルマが頭に焼き付いてくる。

 キャプテンのことを想うと、モヤモヤした気持ちになる。

 僕は自然とパンツをずらしていた。

 そして、右手をアソコに当てて見ると、アソコは直立不動していた。

 僕は部屋の電気を消して、先輩の言っていたようにアソコを右手で上下に擦り始めた。

 いままで経験したことのない快感が頭にはしる。

 先輩の言っていたことは本当だと思った。

 上下にゆっくりと右手でこすりながら、キャプテンのことを更に想う。

 想像の中では、自分の部屋にキャプテンが来ている設定になっていた。テニスウエアのままで、私のベッドの上で座るキャプテン。

 僕はキャプテンとキスをしている。

 キスなどしたことが無いのだが、なぜか僕とキャプテンは舌をからませている。

 私は上下に擦るスピードを早めていく。

 擦っているとアソコの先端がヌルヌルしてきたのを感じた。
 部屋の中からはピチョピチョとアソコを擦る音がしている。 

 聞き様によってはシコシコと聞こえないわけではないので、この行為に対してなるほどとも思った。

 僕は、まだ、明らかに寝ていない両親の事が気になったのだが、右手は上下に擦る行為を止めなかった。

 ベッド上でいるはずのないキャプテンのブラのホックを頭の中ではずそうとしている。

 なかなか思い通りにホックは外れてくれないでいた。妄想のクセしてやけにリアルである。

 ようやく外れたホックからは豊満な胸があらわに飛び出し、その胸をキャプテンの後ろから、両手でもみくちゃにしている自分がいる。

 実際は両手など使えるわけなどなく、右手は相変わらずにいきりたったアソコをスピードをあげシゴイテいるのであるから。

 僕の妄想はどんどんエスカレートしていき、自分に都合のいいように更にやらしく、過激なものになっていくのだった。

 そして、ついに私の自己中な妄想はキャプテンの禁断の部位にも手をのばし始めた。

 僕はキャプテンのパンティーの中に手をいれはじめたのだ。頭の中でキャプテンの喘ぎ声と僕を興奮させる言葉が聞こえる。

「祐一君、恥ずかしいからやめて。そんなところ触ったら汚いよ」

 キャプテンの言うことなど聞かずにパンティーの中で指を動かす、右手もこれでもかというくらいに激しく上下運動をさせていた。あまりに気持ちよすぎて、頭の中が真っ白になった。

 その時である。僕のアソコから、何かが激しく天井に向かって飛び出したのであった。

 最初は、何が起こったのかわからなかった。慌てて部屋の明かりをつけて、飛び出したものを確認した。

 ベッドの端には白い色をしたドロドロしていそうな液体がシーツの上にひっついていた。

 僕は急いで、枕元にあったテッシュでその白いものを拭き取った。そして、ゴミ箱にテッシュを投げ捨てると、再びベッドに横になった。

 ベッドに寝転ぶと、物凄い罪悪感と虚しさが心を支配したのだった。

 あぁ、なんて自分は恥ずかしい男なんだと思った。好奇心とはいえ、こんな事は二度としないと心に誓った。しかし、それから二時間後には再び、アソコを上下に擦ってる自分がそこにはいたのであった。

 二度目の射精をした僕はその時思ったものだった。

 小学校の時に始めてエロ本に遭遇した時に感じた、股間に感じた違和感は、このように将来、射精行為の伏線のようなものだったのだと……

 そして、その日を境に僕はシコシコ、いや、自慰行為の快感に目覚めてしまい現在にいたるまでの生活の一部になってしまったのであった。



【作者モチベーションアップの為、お気に入り登録 よろしくお願いいたします】
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

私の推し(兄)が私のパンツを盗んでました!?

ミクリ21
恋愛
お兄ちゃん! それ私のパンツだから!?

処理中です...