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ピュー 初めての射精
しおりを挟むキャプテンは恵って名前であった。
僕が話したこともないキャプテンの名前を知っているのは、練習中に後輩の女子達が恵先輩、恵キャプテンと言っているのを何度も聞いていたからだった。
僕は、練習中の恵キャプテンの姿を思い出していた。
ラケットを振る度にポニーテールがゆれ、中学生にしては発育よろしい豊満な胸が上下にゆれる。テニスのスコートから見える日焼けしたムチムチした太ももに、時折のぞかせる黒のブルマが頭に焼き付いてくる。
キャプテンのことを想うと、モヤモヤした気持ちになる。
僕は自然とパンツをずらしていた。
そして、右手をアソコに当てて見ると、アソコは直立不動していた。
僕は部屋の電気を消して、先輩の言っていたようにアソコを右手で上下に擦り始めた。
いままで経験したことのない快感が頭にはしる。
先輩の言っていたことは本当だと思った。
上下にゆっくりと右手でこすりながら、キャプテンのことを更に想う。
想像の中では、自分の部屋にキャプテンが来ている設定になっていた。テニスウエアのままで、私のベッドの上で座るキャプテン。
僕はキャプテンとキスをしている。
キスなどしたことが無いのだが、なぜか僕とキャプテンは舌をからませている。
私は上下に擦るスピードを早めていく。
擦っているとアソコの先端がヌルヌルしてきたのを感じた。
部屋の中からはピチョピチョとアソコを擦る音がしている。
聞き様によってはシコシコと聞こえないわけではないので、この行為に対してなるほどとも思った。
僕は、まだ、明らかに寝ていない両親の事が気になったのだが、右手は上下に擦る行為を止めなかった。
ベッド上でいるはずのないキャプテンのブラのホックを頭の中ではずそうとしている。
なかなか思い通りにホックは外れてくれないでいた。妄想のクセしてやけにリアルである。
ようやく外れたホックからは豊満な胸があらわに飛び出し、その胸をキャプテンの後ろから、両手でもみくちゃにしている自分がいる。
実際は両手など使えるわけなどなく、右手は相変わらずにいきりたったアソコをスピードをあげシゴイテいるのであるから。
僕の妄想はどんどんエスカレートしていき、自分に都合のいいように更にやらしく、過激なものになっていくのだった。
そして、ついに私の自己中な妄想はキャプテンの禁断の部位にも手をのばし始めた。
僕はキャプテンのパンティーの中に手をいれはじめたのだ。頭の中でキャプテンの喘ぎ声と僕を興奮させる言葉が聞こえる。
「祐一君、恥ずかしいからやめて。そんなところ触ったら汚いよ」
キャプテンの言うことなど聞かずにパンティーの中で指を動かす、右手もこれでもかというくらいに激しく上下運動をさせていた。あまりに気持ちよすぎて、頭の中が真っ白になった。
その時である。僕のアソコから、何かが激しく天井に向かって飛び出したのであった。
最初は、何が起こったのかわからなかった。慌てて部屋の明かりをつけて、飛び出したものを確認した。
ベッドの端には白い色をしたドロドロしていそうな液体がシーツの上にひっついていた。
僕は急いで、枕元にあったテッシュでその白いものを拭き取った。そして、ゴミ箱にテッシュを投げ捨てると、再びベッドに横になった。
ベッドに寝転ぶと、物凄い罪悪感と虚しさが心を支配したのだった。
あぁ、なんて自分は恥ずかしい男なんだと思った。好奇心とはいえ、こんな事は二度としないと心に誓った。しかし、それから二時間後には再び、アソコを上下に擦ってる自分がそこにはいたのであった。
二度目の射精をした僕はその時思ったものだった。
小学校の時に始めてエロ本に遭遇した時に感じた、股間に感じた違和感は、このように将来、射精行為の伏線のようなものだったのだと……
そして、その日を境に僕はシコシコ、いや、自慰行為の快感に目覚めてしまい現在にいたるまでの生活の一部になってしまったのであった。
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