完結『戦隊ヒーロー追放された俺、なぜか敵の幹部になって世界を変えていた件』

カトラス

文字の大きさ
33 / 55

【第32話】『紅の継承と鏡の姉妹』

しおりを挟む
 ネメシス北東部、灰色の山脈地帯に位置する監視司令室──
 いつも無人に近いその施設に、突然アラーム音が鳴り響いた。
 ゼクスはこの僻地にちょうど巡視に来ていたところだった。
 どんなに小さな拠点でもゼクスは決して見過ごしたりはしない。
 それこそが秘密結社の原点だからだ。

「異常熱源反応、捕捉!」

 コンソール前の情報官が椅子を転がし、慌ただしく端末に入力を叩き込む。大型モニターに表示された地図には、赤く脈動する熱源が拡大表示されていた。

「……またか。今度はどこだ?」

 無機質な声が室内を支配する。現れたのはゼクス。鋭利な視線でモニターを睨みつけた。

「第17セイガン補給拠点、カンザ地区です。奇襲規模は中程度。残骸の成分解析からして……ネファリウムとベルゼヴュートの共闘かと」

 情報官の声は、微かに震えていた。

 ゼクスは顎に手をあて、ゆっくりと頷く。

「命じた通り、動いたか。……良い」

 報告書には、セイガンの小隊が出撃から三分以内に全滅。戦闘ドローンによる中継映像は激しい閃光と振動で断続的にノイズに包まれ、最後に捉えられたのは──笑みを浮かべたベルゼヴュートの姿だった。

「戦闘で、笑う怪人……」

 ゼクスの呟きに、司令室の温度がさらに下がる。

 だが、そこに恐怖はなかった。

「“感情”が……芽吹いたか」

 その声はむしろ喜悦に染まっていた。
 怪人が“個”を得ること。それは兵器としての完成を意味する──ネメシスにとって、支配可能な“神”を作るという野望の一歩だった。

 東部戦線、カンザ地区。
 曇天の空に重苦しい気配が垂れ込める中、風ひとつ吹かぬ沈黙が支配していた。

 セイガンの第17補給拠点。
 小隊長のミナセは、監視塔の端末に映る熱源反応を見て眉をひそめた。

「これは……嫌な予感しかしない。座標が、ここ……!? 嘘だろ……ッ」

 突如、空が裂けた。黒い彗星のような影が落下してくる。
 次の瞬間、轟音とともに地面が爆ぜた。

 そこに立っていたのは、漆黒の装甲に身を包んだ怪人──ネファリウム。
 その瞳は赤く光り、無言のまま周囲を見渡した。

「敵、敵襲ぅぅぅ!!」

 ミナセの怒鳴り声が響くより早く、もう一つの異変が起きた。

 地面が膨らみ、亀裂が走り、粘液を撒き散らしながら現れたのは、腐肉の臭気を纏う巨大な怪人。
 無数の蠅が周囲を飛び交い、どこからともなく唸るような羽音が響く。

 ベルゼヴュート。
 その口が裂け、舌のような触手が蠢く。

「さあ、楽しい“実験”の始まりだね……」

 吐息混じりの声と同時に、溶解液が口から放たれた。

 瞬間、最前線の兵士たちが膝から崩れた。
 肉が焼け、皮膚が泡立ち、骨が露出していく。

「ぎゃあああああっ!! 熱い、助けて……うごけな……ッ!!」

 絶叫が空気を裂く。人間の形を保てなくなった彼らは、泡となって地に崩れ落ちた。

 ネファリウムはまるで芸術家のように静かに歩を進め、拠点の監視塔へ跳躍。
 風圧で塔が揺れ、頂上にいた兵士たちが怯える間もなく、その腕が水平に薙いだ。

「処理中──」

 刹那、肉の裂ける音が響く。塔の半分が崩れ、兵士たちは血と肉片となって地に散った。

 ミナセは必死に対戦ロケット砲を肩に構え、敵を捉える。
「これで……食らえっ!!」

 だがその瞬間、ネファリウムは小さく首を傾けると、無言で手をかざした。

 その合図に応えるように、上空を舞っていたベルゼヴュートが翻る。

「だ~めだよ、ぼくの仲間を傷つけようなんて……」

 ニタリと笑い、ミナセの頭上に巨大な影が落ちる。
 そして、溶解液の雨が襲いかかった。

「ッ!!」

 ミナセは悲鳴も上げられず、液体とともに溶けていく。
 彼の肉体は白煙をあげ、悲鳴が蒸発する音とともに消えていった。

 それを見届けたベルゼヴュートが、ねっとりと笑う。

「ん~、やっぱり人間って柔らかいねぇ」

 戦場に残されたのは、焼け爛れた地面と、溶けた装備品、そして蠢く蛆だけだった。

 一部始終を捉えていた監視ドローンは、即座に高位通信に切り替えられ、
 セイガン本部の司令塔へとライブ映像が送られた。

 映像には、瞬時にモザイク処理が施された。
 だが、モニター越しに見える血煙と断末魔は、視聴者の神経を切り裂いた。

 戦闘時間、三分。
 セイガン第17補給拠点、壊滅。
 生存者──ゼロ。



 補給拠点カンザ――かつての最前線基地は、今や瓦礫と悪臭に包まれていた。

 焦げた鉄と血の匂いが混じる廃墟のなか、スピーカーのように開いた頭部からはうじ虫の巣がのぞき、兵士の死体は半分以上が“液化”していた。だが、それらは戦闘の証であり、忠誠の残響でもあった。

 この地には、確かに最後まで抗った者たちがいた。

 ──セイガン戦闘補助部隊・第七分隊。

「こっちだ、急げ! 中央倉庫の遮蔽壁を閉じろ!」

 咆哮のような指示が飛ぶ。戦闘服の破片が飛び交い、背後では爆発音とともに赤黒い煙が上がっていた。

 ユーマ曹長は、左腕から血を流しながらも、配線剥き出しの操作盤に食らいついていた。

「ベルゼヴュート……あれはもう“生物”じゃねえ……」

「曹長、通信遮断されてます! 本部とも連絡が──」

「分かってるッ!」

 次の瞬間、天井を突き破って“それ”が現れた。

 ぐちゅ……り。

 肉が腐った音とともに、天井から垂れ下がった無数の触手が、兵士ひとりの頭を包み込み、吸い上げる。

「うわあああああっ!!」

 骨が砕ける音。血液が霧状に飛び散り、同時にベルゼヴュートの溶解液が床を焼き尽くす。

 残された兵士たちは、もはや“戦う”より“逃げる”ために銃を撃ち続けていた。

「……なぁ、曹長。オレたち……ほんとに“正義”の側なのか?」

 崩れた兵舎の陰に身を潜めながら、新兵のカズキが言った。唇は青く、手は震え、銃のマガジンは空だった。

 ユーマは何も言わず、彼の肩を叩いた。

「俺も、もうよく分からねえ。ただな、正義かどうかは、こうして“最後まで誰かを守ろうとした”俺たちが決めていいことだ」

 その言葉が、彼の遺した最後の記録になるとは、誰も知らなかった。


 一方、地下通路――。

「視界に動体。反応速度、対象通常兵士クラス。排除開始」

 ネファリウムの機械的な声が響いた直後、三人の兵士がほぼ同時に首を跳ねられた。

 何が起きたかすら理解する間もなく、切断面から噴き出す血が天井を染めた。

「任務完遂率……97%。目標:全滅確認、継続」

 無表情に、無感情に、淡々と“排除”を続けるその姿に、“恐怖”さえ間に合わなかった者たちがいた。

 戦闘開始から38分後。

 カンザ地区の戦闘は終わっていた。

 生存者、ゼロ。
 通信記録、破損。
 黒焦げた記録端末だけが、瓦礫の下から掘り出された。

 その中には、ユーマ曹長の最期の音声が、ノイズ混じりに残されていた。

「ここはもうだめだ……援軍は来ない。だが俺たちは、逃げなかった。カズキは自分を囮にして仲間を助けた。リサは最後まで弾薬運んでた。俺は、ここに……残る。記録してくれ。なあ、誰か、聞いてくれ……」

 ──「俺たちは、最後まで……セイガンだったんだ」

 その記録は、後にネメシス広報部によって“忠誠と狂信の末路”として編集され、プロパガンダ映像に加工された。

 兵士の叫びは切り取られ、ベルゼヴュートの飛行姿が英雄のように重ねられる。ネファリウムの斬撃は“正義を砕く影”として演出された。

敵の悪行を暴け。味方の偉業を讃えよ。死者は語らぬ。だからこそ、我々が代弁するのだ。
 
 ネメシス広報部──それは戦場の裏で、言葉と映像によって戦う部隊。
 
 今月は「プロパガンダ強化月間」。広報部の一室では、ホログラム映像を前に部員たちが議論を交わしていた。

「この戦闘記録、ちょっと映像がグロすぎませんか? 溶解液で溶けた兵士の顔、モザイク入れても音がリアルすぎて……」
「逆にいい。恐怖は支配力になる。だが同時に、我々が“制御している”ことも伝えなきゃならん」
「安心と絶望のブレンド……さすが広報部長」

 彼らの会話の中、ドローンが記録した映像にキャッチコピーが付けられていく。

『銀の死神、無言の正義』
『制裁は、美しい──ベルゼヴュート降下作戦』
『愛国者諸君、敵はこの顔をしている』

 編集者のひとりがつぶやく。
「やっぱプロパガンダはキャラ立ち命だな。最近の新人怪人、映えるわ……」

 別の広報員が笑いながら応じる。
「名前も重要。“ベルゼヴュート”? “ネファリウム”? 神話風にしとけば深み出るし、知的なイメージもつく」

 その夜、広報部では新キャンペーンが正式決定された。

 スローガンは──
『ネメシスと共に明日へ。秩序ある世界へようこそ』

 そしてその裏では、配信プラットフォームに動画広告がばら撒かれ、SNSでは怪人たちの活躍を称える“ファンアート”が拡散されていく。

 

 しかし、それを見ていたゼクスは、ふと目を伏せた。

「忠誠心は……思ったよりも、複雑だ」

 その声を、誰が聞いていたかは分からない。

 ただ、カンザの瓦礫の下には、今も黒焦げた記録端末が埋もれている。

 名もなき者たちの、最期の声とともに──

 翌日、ネメシス本部。
 ゼクスの元に届いた作戦報告書には、こう記されていた。

『戦果:完全勝利。敵戦力全滅。新型怪人ユニットの連携評価、極めて高い。』

 ゼクスは書類を閉じ、無表情に呟いた。

「“道具”であるならば、最高の出来だな」

 その瞳の奥に、誰にも見せぬ微かな笑みがあった。

「だが──これ以上、欲を見せるなよ。怪物ども……」



 その頃、遥か遠くのセイガン本部。
 夜の帳が落ちる中、静まり返った研究棟の一角に、人影があった。

「……ユウト……」

 その声は震えていたが、揺らがなかった。
 紅い髪がぼんやりと照明に照らされて揺れる。サクラだった。

 彼女は白衣の下に包帯を巻き、血に染まったガーゼが所々覗いている。
 それでも彼女は立ち上がっていた。誰もいないモニター室の前で、ひとり立ち尽くす。

「……貴方が、命と引き換えに遺したもの。わたしが、受け継ぐ」

 画面には、ユウト──セイガン・シルバーの戦闘記録。
 ベルゼヴュートの放った溶解液、ネファリウムの怪力、その凄惨な最期。
 サクラの拳が震える。

「わたしは……弱かった。けど、もう逃げない」

 身体の奥で何かが疼く。
 ゲロスの因子──それが、静かに、だが確実に活性化していた。

「サクラさん!? こんな時間に、どこへ──」

 廊下の先から駆け寄ってきた研究員がサクラの姿に目を見張った。

「止めないで。……今度こそ、わたしの戦いを始める」

 その声に、躊躇も迷いもなかった。

「だって……ルクシィアが、そこにいる」

 彼女は振り返りもせず歩き出した。

 彼女の中の何かが、動き始めていた。
 血の記憶、遺伝子に刻まれた“妹”の存在。

「わたしは、サクラ……L-001。そして、彼女の──“姉”」

 研究棟のガラスに映った自分自身。
 そこには、鏡のように重なったもうひとりの“自分”がいた。

 ネメシスが生んだ怪人に立ち向かう、紅の継承者。
 その瞳には、炎よりも赤い決意が宿っていた。


※※※ 【登場人物紹介】

◤主人公サイド(元セイガンレッド → ネメシス所属)◢
■ 日向イツキ(元セイガンレッド)
正義の戦隊〈セイガン〉のリーダーだったが、仲間の裏切りにより追放された青年。戦闘能力とリーダーシップに優れるが、過去の“正義”に疑念を持ち始めていた。敵組織〈ネメシス〉にスカウトされ、幹部候補となる。ネメシスを内側から変えるべく、怪人たちやラミアと協力しながら行動している。

■ ラミア(L-Lamia)
元・ネメシスの実験体。イツキの相棒であり精神的支柱。冷静だが内面には葛藤を抱える。イツキとは強い絆で結ばれており、怪人でありながら“人間性”に目覚めていく。

■ ゼクス
ネメシスの最高幹部。冷徹で合理主義な指導者。感情を排し、戦力の効率的運用と支配構造の維持を重視するが、イツキの動向には一定の関心を抱いている。怪人たちを管理するが、近年は制御困難になってきたことに危機感を持つ。

■ ドクトル・メディアス
ネメシスのマッドサイエンティスト。異常な倫理観と好奇心で怪人創造を続ける狂気の研究者。新怪人たち(ベルゼヴュート、ネファリウム、ルクシィア)を設計。創造主としての自負が強い。セイガンに潜むスパイから九頭ドクターの機密研究資料を入手し、サクラの変異を知る。

◤ネメシス側:怪人ユニット “L-Disaster”◢
■ ベルゼヴュート(弐号)
腐敗した死体の中から生まれた蛆と融合し、ドクトルの手で生まれた腐敗型怪人。溶解液による範囲攻撃を得意とし、飛行能力と高い耐久力を併せ持つ。ネファリウムとの連携任務が多く、自我が芽生えつつある。

■ ネファリウム(壱号)
斬撃特化の暗殺型怪人。無表情・無感情に任務を遂行するが、ベルゼヴュートと行動を共にする中で、“独占欲”や“命令を超えた判断”を見せ始める。ゼクスに絶対服従のように見えるが、内面では変化の兆しがある。

■ ルクシィア・メイルシュトロム(参号)
サキュバス型の新怪人。精神干渉能力と肉体支配を融合させた潜入工作に特化した能力を持ち、敵基地に単独潜入。自らの“魅了”を武器に敵を操る。サクラと“姉妹”のような関係性を思わせる描写もあり、ゲロスの遺伝子の可能性が示唆されている。

◤セイガン側(ヒーロー組織)◢
■ レン(セイガン・ブルー)
イツキを追放する陰謀に加担したが、現在は改造手術を受けて強化ヒーローとして苦悩の日々を送る。責任感と後悔を抱き、イツキの存在に揺れる。

■ サクラ(セイガン・ピンク)
ゲロスのDNAを九頭ドクターにより注入された“再構成ヒーロー”。吸血衝動を持ち、徐々に暴走の兆しを見せる。ルクシィアを“妹”と呼び、内なるゲロスの遺伝子との共鳴が始まりつつある。

■ 朝倉ユウト(セイガン・シルバー)
独立特務部隊の精鋭。銀の装甲と電撃を操る「銀の死神」。ネファリウムとベルゼヴュートの連携により、壮絶な戦闘の末に敗北・戦死。プロパガンダ映像にも登場し、象徴的な敗北として扱われた。

■ 九頭ドクター
セイガンの科学者。倫理を捨てた人体実験を行い、サクラの改造を実行。ドクトル・メディアスの存在をスパイ経由で把握し、互いを“対極の同類”として一方的に観察している。

■ セイガン上層部と兵士たち
腐敗しきった組織構造。プロパガンダと強権支配を行い、ネメシスに対抗しているが、怪人たちの攻撃により拠点ごと壊滅するケースが増えている。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~

きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。 洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。 レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。 しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。 スキルを手にしてから早5年――。 「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」 突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。 森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。 それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。 「どうせならこの森で1番派手にしようか――」 そこから更に8年――。 18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。 「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」 最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。 そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる

静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】 【複数サイトでランキング入り】 追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語 主人公フライ。 仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。 フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。 外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。 しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。 そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。 「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」 最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。 仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。 そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。 そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。 一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。 イラスト 卯月凪沙様より

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。

ヒツキノドカ
ファンタジー
 誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。  そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。  しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。  身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。  そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。  姿は美しい白髪の少女に。  伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。  最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。 ーーーーーー ーーー 閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります! ※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?

あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】 世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。 「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。 ・神話級ドラゴン  ⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺) ・深淵の邪神  ⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決) ・次元の裂け目  ⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い) 「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」 本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……? 「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー! 【免責事項】 この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。 ※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?

桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」  その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。  影響するステータスは『運』。  聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。  第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。  すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。  より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!  真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。 【簡単な流れ】 勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ 【原題】 『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

処理中です...