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第八章

お仕事の時間

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 俺はニーアと一緒に生誕祭を楽しんでる、こいつ色々知ってて俺的にはむなんとかていうより蘊蓄王だな!

「君本当に呑気だね、無辜の王て聞いたらさ。皆殺しにかかるのにさ?」

「そうなのか?」

俺はそんな難しいこと全然しらねぇから分かんなかったぞ‥

「そういやさ、ニーア意外にも王ているのか?」

「え?ああちゃんと話聞いてたんだ」

本当に失礼な奴だなこいつ!!俺だって人の話くらいきちんと聞いてる時もあるっての

「いるんなら教えてくれよ」

「えぇ‥まあいいか教えても君が狙われることないしね」

狙われる?どういう事だ

「私達はある特定の条件が揃った世界に現れバグを修正するんだよね、この世界の場合は壊れた管理者達を強制的に世代交代させる為に私が来た感じ」

「お、おう‥」

分からん‥マジでさっぱりだ‥

「まあ、要するにお爺ちゃん、お婆ちゃんが無理してるから後は若い子に任せてねてお願いしに来ただけ」

「ああ!それなら分かるぞ!!」

確かにじいちゃんやばあちゃんには苦労して欲しくねぇもんな

「んで、他の奴らは?」

「最近あってないからどんな奴らだったか覚えてないけど‥一人は世界の終わりが近いと動くし、もう一人は自分の宿主が理不尽な暴力とかで迫害されると世界を滅ぼそうとするし、あいつは‥うん、ノリ?かなぁ」

最後の奴適当すぎねぇか?という世界が終わる時とか世界を滅ぼすとかまるで魔王みたいだ

「お前らは魔王なのか?」

「え?違う外から来たお客様て言ったでしょ?」

うん?客なのに滅ぼすのか?なんで?

「あー分かりやすく言うとね?私達はこういう世界を作ってくださいてお願いしてる立場なの、なのにそれがきちんと出来てなかったら注意するのは普通じゃない?」

「頼んだ商品が全然ちげぇ物になってるから直せて事か?」

俺がそう聞くとニーアは「そうそう」と答える、なるほどな?うん?じゃあニーアてマジですごい奴てことか?頭のおかしい変人とかじゃなくて?

「お、お前らてなんなんだ?」

俺がニーアに尋ねるとアイツはニコニコしながら俺に顔を近づけて

「内緒」

とだけ答えてアクセサリーが売ってる露店を見に行っちまった。なんか俺本当にやべ奴らのこと聞いてんじゃねぇのか?



 フゥとニーアはその後も色々な露店を回って楽しんだ、先程の不穏な空気はどこへやら時間はいつのまにかモニカと約束している21時を知らせていた

「あ、やべ!!そろそろ城にもどらねぇと!!じゃあなニーア」

「ああ、私も城にようがあるから一緒に行きたい」

「おう、なら一緒に行こうぜ」

そう言う事なら断る理由はねぇなとマジでいそがねぇと

フゥは急いで走ってり5分程度で城の正門に着くと先程より人が多くなっており、中々前に進めなかったがようやくモニカと待ち合わせしていた場所に着くとそこにはモニカとエレナそしてニーアがいた

「お、お前どうやって?!」

「秘密」

俺が走った時にはまだ後ろにいたじゃんか!!本当にこいつは何者なんだ?!

「フゥさん!良かった‥迷子になっていたら思って‥あとこの方はアンドルフさんのお父様なんですよね?」

「おう、こんだけ見た目似てたら確定だよな。俺も最初はびっくりしたぞ」

見た目とかは似てるけど喋り方はアルフの数十倍胡散臭いし、色々変だし、あとめちゃくちゃ俺を馬鹿にしてくる奴だけどな!!

「はぁ‥‥‥三十路決定‥」

「エレナの奴どうしたんだよ」

「ああ‥運命のお相手が見つからなかったそうです」

ああ、だからこんなに落ち込んでるのか。そんなに大事かね結婚て俺にはよくわかんねぇや

「所でさニーア」

「ん~?なになに」

「お前の要件てなに?」

俺が尋ねるとニーアの目から光が消える、それの目はドス黒い赤色で見ていると引き込まれそうになる、めちゃくちゃ怖いぞ‥

「あぁ‥えっとね仕事」

「し、仕事?」

声からも感情が全く感じる事が出来ない、ただめちゃくちゃ怖い。モニカはエレナを励まして気づいてねぇけど多分ニーアはとんでもない事をしようとしてるんじゃねぇのかな

「仕事が嫌なのか?」

「嫌とかじゃなくて、仕事には仕事のキャラてのがあるんだよね俺はさ。そろそろ来るからこんな感じになってるだけ」

「?」

そろそろ来るって何が?

次の瞬間、花火が打ち上がる。夜空に大輪の花を咲かせるとその上から

「ハーハッハッハ、お元気デスカ!!みなサーーン!!秩序の女神エスカドール今回の宴のスペシャルゲストとして派手に登場デース!」

「エスカドール様だ!」

「うそ!!本物?!」


エスカドール様だ、信者達の集まる教会とかでしか姿を見せないのに珍しい事もあるもんだよな。

「なぁ、ニーアめずら‥あれ?」

そこにニーアの姿は無かった俺がアイツを探していたら誰かが

「おい、エスカドール様の前に誰かいるぞ?」

「ええ?誰」

その声を聞いて俺は上を見上げる、そこにいたのは間違いなくニーアだった。エスカドール様もニーアを見てから様子がおかしい腰につけてた刀に手をかけている

「え?あれニーアさんですよねフゥさん」

「お、おう」

モニカが俺に聞いてくるけど‥俺にも何がなんだかわかんねぇよ、何がどうなってるんだ?

「貴方‥どうしてココニ?500年前に役目を終えたのではなかったデスカ」

「役目?ああ‥あのお人形遊びが好きな女神で遊んだ後に一旦は眠ったよ?だけどさぁ?君たちが新しい後継者を作ってないからまた来てあげたんだよ?」

ニーアが両手を広げて「ほら!喜んで?」と言って笑う、エスカドールは手に持った刀をすぐさま開き空ごと彼を切り裂いた

「「!!!」」

それを見た人間達は驚きざわつき始める。「これは何かのイベントか?」「なんでいきなり刀を抜いたんだ?」そんな人々の中でもフゥだけは分かってしまった、彼が何故あんな事をしたのか、仕事と王の役割。ニーアの役割は世代交代させることならば

「エスカドール様て‥壊れてたのか?」
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