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第38話:柳生の危機(1)
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貝那木山城では評定が行われていた。
きっかけは柳生家家臣興ヶ原助秀の突然の来訪であった。
全身傷だらけの助秀が城下町の入り口で倒れていたのだ。
「や・・・柳生が・・・つ・・・筒井に・・・お助けを・・・」
そう言うと気を失った助秀。
「助けに行きましょう。」
私が言うも、景兼と光秀は反対した。
「柳生は松永の配下です。その状態で助けにいくことはできません。」
「義もありますが、筋道もございます。」
わかっている・・・わかっているけど・・・
私にとって柳生宗厳は恩人の一人なのだよ。
景兼・・・あなたが宗厳と私を引き合わせたのだ。
私は景兼を見つめる。
景兼のその肩は小刻みに震え、拳を強く握りしめていた。
「俺は殿さまに賛成だ。軍師殿・・・本当の気持ちはどうなんだ?」
五右衛門が大広間の柱に背もたれながら景兼に問いかける。
光秀も少しだけ笑みを浮かべると口を開いた。
「疋田殿・・・私はあなたに同調したまで・・・無理をしなくてもよろしいと思いますぞ。聞けば柳生殿は殿の恩人であり、疋田殿や勝政殿、島殿、高山の若君、美佳様や楓さんの友なのでしょう。」
「すまぬ・・・。」
景兼は頭を下げた。
「我が友を救って欲しいのです。」
「決まりましたね♪ ではすぐに準備をしましょう。この戦は景兼・・・あなたに任せますよ。」
「ははッ!!」
こうして柳生に救援に向かう軍が編成された。
大将に疋田豊五郎景兼。
副将に芳野一馬、高井義成、平尾純忠、八滝源之進。
総勢一千の兵である。
「五右衛門・・・頼んだぞ。」
「あいよ♪」
出陣する景兼たちを見守る私の隣から五右衛門の姿が消えた。
「千之助・・・いますか?」
「はい。」
私が呼ぶと千之助が現れた。
「伊賀にもその旨を伝えてください。正成さんは不在でしょうが、山田は柳生を助けるということをね。」
「かしこまりました。」
少しすると一羽の鷹が空高く舞い上がっていった。
センカイ・・・頼んだぞ。
千之助はその鷹に手を振ると私のところに戻って来た。
「次は何をいたしましょうか?」
「義輝に柳生が松永と手を切った旨を知らせてください。」
「はッ!!」
千之助は素早く立ち去った。
貝那木山城を出発した景兼の軍は北上していくとまず馬場の砦に入った。
添下山田家の次期居城になる予定であったが、私たちに敗北し断絶状態になった為に築城半ばで放置されていた。
それを砦に改築したのである。
砦といっても規模が大きいので城といっても過言ではない。
「まさか滝野一馬と共に戦う日が来るとはな・・・。」
純忠が一馬に話しかける。
「ハハハ・・・それを言えば私も芳野の姓を名乗り、山田軍で戦っている。思ってもみなかったことだぞ。」
一馬は笑いながら答えると二本の槍を見つめた。
「純忠・・・オマエの鉄鏈も明からの武芸者から学んだものだよな。」
「ああ・・・俺以外にも一馬や・・・」
「私の剣術もそうなんだけどね♪」
源之進が二本の刀で軽く演武する。
「龍王山城にいる小原元規という男も同じだ。」
「あの十市の河合清長を討ち取ったというヤツか・・・。」
一馬の言葉に純忠はうなずく。
その様子を見ている義成。
そこに景兼がやって来た。
「義成、頼みがある。」
「なんでしょうか?」
「二百の兵で先行して水間城を牽制、出来れば落として欲しい。」
「嬉しいですね・・・お任せください。」
義成は二百の兵を率いて先に出発していった。
「純忠!!」
景兼は声を掛ける。
「はッ!」
純忠は景兼の前まで来ると片膝をついた。
「二百の兵でこの先にある丹生城を牽制、出来るなら落としてくれぬか。」
「必ず落として見せましょう。」
純忠も続いて二百の兵を率いて出発していった。
「すまぬな・・・一馬、源之進。あの二人には別の任務を与えた。」
景兼の心遣いに一馬は笑みを浮かべて答えた。
「何も気にしておりませぬ。」
しかし源之進は
「それよりも四百もの兵を減らして大丈夫でございましょうか?」
不安そうな顔で景兼を見た。
「大丈夫・・・あの男が勝手にやって来るだろうから。」
景兼は貝那木山城方面を見つめる。
すると砂煙を上げて軍勢がやってきた。
「宗厳殿の危機と聞いたら、じっとしてられねえよ。」
清興が三百の兵を率いて追いついてきた。
「来ると思っていたぞ♪」
「殿からもよろしく頼むと言われたしな。ハッハッハ!!」
景兼と清興は顔を見合わせると笑い合った。
その日の晩。
筒井の軍は一千ぐらいか・・・
五右衛門は柳生の里近くに潜んでいた。
「どうする?五右衛門。」
聞くのは山田忍軍の忍びの一人である土蜘蛛の銀八。
五右衛門とは幼馴染である元伊賀の抜け忍だ。
「どうにもこうにも柳生は二百程。落ちるのは時間の問題だ。」
五右衛門は柳生城を見つめため息をつく。
「お待たせ!!」
そこに一人のくのいちが現れた。
「オマエ・・・真紅か。」
五右衛門と銀八は驚く。
「長門守様から命を受けてね♪」
その真紅と呼ばれたくのいちはウィンクした。
千之助から百地丹波を経て服部家、藤林家に柳生の危機が伝えられたのだ。
その日のうちに多数の忍びが柳生周辺に集まっていた。
「筒井にはヤバいのがいるわ・・・五右衛門・・・あなたぐらいしか太刀打ちできないわ。」
真紅は五右衛門に言う。
「名は?」
「胤栄・・・。」
その名を聞くと五右衛門と銀八は驚愕の表情を浮かべた。
「胤栄って・・・宝蔵院の胤栄かよ!?」
柳生城の城門の前、
「ぐはッ・・・」
柳生の剣士が倒れた。
幾重にも重なり転がった柳生の剣士たちの屍・・・
その前に立つ一人の僧兵。その名は宝蔵院胤栄。
この日ノ本において最強と謳われる槍の達人。
その手にする槍は十文字槍。更に背中には三日月槍を背負っている。
「宗厳・・・出て来い。ワシと遊ばぬか?」
胤栄は不敵な笑みを浮かべながら手招きをしている。
「ハッハッハ!!さすが胤栄殿。柳生の手練れ共も赤子同然じゃて♪」
筒井軍を指揮する窪城順貞は高笑い。
「殿・・・どうされますか?」
柳生の家臣団が宗厳の周りに集まっている。
「俺は胤栄とは戦う気はない。友を斬りたくはないぞ。」
「では私が参りましょう。」
そう言って門を開けて出ていく少年。
「若!?」
家臣団が止めるもその少年は鋭い眼光を見せる。
柳生厳勝・・・柳生宗厳の長男である15歳の少年だ。
「厳勝か・・・それならばワシではなく・・・」
胤栄が言いかけた瞬間に厳勝は既に間合いを詰めて斬り込んでいた。
「天賦の才か・・・。」
しかし胤栄の前に立ってその剣を槍で防ぐ一人の男。
「私の名は紫恩。」
鋭い槍の一撃で厳勝は吹っ飛ばされるも体勢を崩さない。
「胤栄!! 何故、オマエがワシの敵になる必要があるのじゃ!!」
宗厳が門から出てきて厳勝を庇う。
「強さの極み・・・究極の強さを得る為じゃて。」
胤栄は笑みを浮かべながら槍を構える。
「伊勢守様から教わったことを忘れたのか?」
宗厳は刀を抜いた。
「忘れたぞ・・・あのような生温い戯言・・・ワシは最強の武を知ったのじゃ。」
胤栄の身体から禍々しいオーラのようなものが出ていた。
「最強の武・・・?これからの時代に必要とは思えん!!」
「ぬかせ!!」
宗厳の剣と胤栄の槍がぶつかり合った。
見る者を圧倒する手数と速さは突風が吹きつけるかのよう・・・
すると紫恩が胤栄に加勢してきた。
「なっ!?」
宗厳は一気に劣勢に立たされ圧倒される。
「父上ェェー!!」
厳勝が助太刀に入ろうとするも胤栄の一撃で吹っ飛ばされ気を失った。
「若!! くそっ、やるぞォー!!」
柳生の剣士たちが門から出てきた。
「やっちまえ!!」
胤栄配下の僧兵たちも一斉に飛び出していく。
「クッ!!」
宗厳は胤栄と紫恩から間合いを取った。
そのときだった・・・
「痛ッ・・・・」
宗厳の右腕に矢が刺さった。
「敵はそこら中にいるんだよ♪」
弓を手にした男が挑発的な顔を見せる。
「烈海・・・よくやった!!」
胤栄が宗厳に襲い掛かる。
これまでか・・・
刹那・・・宗厳の前に立ち、胤栄の槍を刀で弾き返す男がいた。
「おおう!?」
胤栄はたじろぐ。
なんと重い剣じゃ・・・まさしく剛剣じゃ。
「一度手合わせしてみたかったのよね♪ 宝蔵院胤栄さん。」
「貴様・・・何者じゃ?」
「元伊賀上忍、現在は山田忍軍頭領の石川五右衛門・・・よろしくね♪」
五右衛門はそう言うと剣先を胤栄の喉元に向けた。
果てなく続きそうな強者と強者の宴・・・
誰が勝者となるのであろうか・・・
きっかけは柳生家家臣興ヶ原助秀の突然の来訪であった。
全身傷だらけの助秀が城下町の入り口で倒れていたのだ。
「や・・・柳生が・・・つ・・・筒井に・・・お助けを・・・」
そう言うと気を失った助秀。
「助けに行きましょう。」
私が言うも、景兼と光秀は反対した。
「柳生は松永の配下です。その状態で助けにいくことはできません。」
「義もありますが、筋道もございます。」
わかっている・・・わかっているけど・・・
私にとって柳生宗厳は恩人の一人なのだよ。
景兼・・・あなたが宗厳と私を引き合わせたのだ。
私は景兼を見つめる。
景兼のその肩は小刻みに震え、拳を強く握りしめていた。
「俺は殿さまに賛成だ。軍師殿・・・本当の気持ちはどうなんだ?」
五右衛門が大広間の柱に背もたれながら景兼に問いかける。
光秀も少しだけ笑みを浮かべると口を開いた。
「疋田殿・・・私はあなたに同調したまで・・・無理をしなくてもよろしいと思いますぞ。聞けば柳生殿は殿の恩人であり、疋田殿や勝政殿、島殿、高山の若君、美佳様や楓さんの友なのでしょう。」
「すまぬ・・・。」
景兼は頭を下げた。
「我が友を救って欲しいのです。」
「決まりましたね♪ ではすぐに準備をしましょう。この戦は景兼・・・あなたに任せますよ。」
「ははッ!!」
こうして柳生に救援に向かう軍が編成された。
大将に疋田豊五郎景兼。
副将に芳野一馬、高井義成、平尾純忠、八滝源之進。
総勢一千の兵である。
「五右衛門・・・頼んだぞ。」
「あいよ♪」
出陣する景兼たちを見守る私の隣から五右衛門の姿が消えた。
「千之助・・・いますか?」
「はい。」
私が呼ぶと千之助が現れた。
「伊賀にもその旨を伝えてください。正成さんは不在でしょうが、山田は柳生を助けるということをね。」
「かしこまりました。」
少しすると一羽の鷹が空高く舞い上がっていった。
センカイ・・・頼んだぞ。
千之助はその鷹に手を振ると私のところに戻って来た。
「次は何をいたしましょうか?」
「義輝に柳生が松永と手を切った旨を知らせてください。」
「はッ!!」
千之助は素早く立ち去った。
貝那木山城を出発した景兼の軍は北上していくとまず馬場の砦に入った。
添下山田家の次期居城になる予定であったが、私たちに敗北し断絶状態になった為に築城半ばで放置されていた。
それを砦に改築したのである。
砦といっても規模が大きいので城といっても過言ではない。
「まさか滝野一馬と共に戦う日が来るとはな・・・。」
純忠が一馬に話しかける。
「ハハハ・・・それを言えば私も芳野の姓を名乗り、山田軍で戦っている。思ってもみなかったことだぞ。」
一馬は笑いながら答えると二本の槍を見つめた。
「純忠・・・オマエの鉄鏈も明からの武芸者から学んだものだよな。」
「ああ・・・俺以外にも一馬や・・・」
「私の剣術もそうなんだけどね♪」
源之進が二本の刀で軽く演武する。
「龍王山城にいる小原元規という男も同じだ。」
「あの十市の河合清長を討ち取ったというヤツか・・・。」
一馬の言葉に純忠はうなずく。
その様子を見ている義成。
そこに景兼がやって来た。
「義成、頼みがある。」
「なんでしょうか?」
「二百の兵で先行して水間城を牽制、出来れば落として欲しい。」
「嬉しいですね・・・お任せください。」
義成は二百の兵を率いて先に出発していった。
「純忠!!」
景兼は声を掛ける。
「はッ!」
純忠は景兼の前まで来ると片膝をついた。
「二百の兵でこの先にある丹生城を牽制、出来るなら落としてくれぬか。」
「必ず落として見せましょう。」
純忠も続いて二百の兵を率いて出発していった。
「すまぬな・・・一馬、源之進。あの二人には別の任務を与えた。」
景兼の心遣いに一馬は笑みを浮かべて答えた。
「何も気にしておりませぬ。」
しかし源之進は
「それよりも四百もの兵を減らして大丈夫でございましょうか?」
不安そうな顔で景兼を見た。
「大丈夫・・・あの男が勝手にやって来るだろうから。」
景兼は貝那木山城方面を見つめる。
すると砂煙を上げて軍勢がやってきた。
「宗厳殿の危機と聞いたら、じっとしてられねえよ。」
清興が三百の兵を率いて追いついてきた。
「来ると思っていたぞ♪」
「殿からもよろしく頼むと言われたしな。ハッハッハ!!」
景兼と清興は顔を見合わせると笑い合った。
その日の晩。
筒井の軍は一千ぐらいか・・・
五右衛門は柳生の里近くに潜んでいた。
「どうする?五右衛門。」
聞くのは山田忍軍の忍びの一人である土蜘蛛の銀八。
五右衛門とは幼馴染である元伊賀の抜け忍だ。
「どうにもこうにも柳生は二百程。落ちるのは時間の問題だ。」
五右衛門は柳生城を見つめため息をつく。
「お待たせ!!」
そこに一人のくのいちが現れた。
「オマエ・・・真紅か。」
五右衛門と銀八は驚く。
「長門守様から命を受けてね♪」
その真紅と呼ばれたくのいちはウィンクした。
千之助から百地丹波を経て服部家、藤林家に柳生の危機が伝えられたのだ。
その日のうちに多数の忍びが柳生周辺に集まっていた。
「筒井にはヤバいのがいるわ・・・五右衛門・・・あなたぐらいしか太刀打ちできないわ。」
真紅は五右衛門に言う。
「名は?」
「胤栄・・・。」
その名を聞くと五右衛門と銀八は驚愕の表情を浮かべた。
「胤栄って・・・宝蔵院の胤栄かよ!?」
柳生城の城門の前、
「ぐはッ・・・」
柳生の剣士が倒れた。
幾重にも重なり転がった柳生の剣士たちの屍・・・
その前に立つ一人の僧兵。その名は宝蔵院胤栄。
この日ノ本において最強と謳われる槍の達人。
その手にする槍は十文字槍。更に背中には三日月槍を背負っている。
「宗厳・・・出て来い。ワシと遊ばぬか?」
胤栄は不敵な笑みを浮かべながら手招きをしている。
「ハッハッハ!!さすが胤栄殿。柳生の手練れ共も赤子同然じゃて♪」
筒井軍を指揮する窪城順貞は高笑い。
「殿・・・どうされますか?」
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「俺は胤栄とは戦う気はない。友を斬りたくはないぞ。」
「では私が参りましょう。」
そう言って門を開けて出ていく少年。
「若!?」
家臣団が止めるもその少年は鋭い眼光を見せる。
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「厳勝か・・・それならばワシではなく・・・」
胤栄が言いかけた瞬間に厳勝は既に間合いを詰めて斬り込んでいた。
「天賦の才か・・・。」
しかし胤栄の前に立ってその剣を槍で防ぐ一人の男。
「私の名は紫恩。」
鋭い槍の一撃で厳勝は吹っ飛ばされるも体勢を崩さない。
「胤栄!! 何故、オマエがワシの敵になる必要があるのじゃ!!」
宗厳が門から出てきて厳勝を庇う。
「強さの極み・・・究極の強さを得る為じゃて。」
胤栄は笑みを浮かべながら槍を構える。
「伊勢守様から教わったことを忘れたのか?」
宗厳は刀を抜いた。
「忘れたぞ・・・あのような生温い戯言・・・ワシは最強の武を知ったのじゃ。」
胤栄の身体から禍々しいオーラのようなものが出ていた。
「最強の武・・・?これからの時代に必要とは思えん!!」
「ぬかせ!!」
宗厳の剣と胤栄の槍がぶつかり合った。
見る者を圧倒する手数と速さは突風が吹きつけるかのよう・・・
すると紫恩が胤栄に加勢してきた。
「なっ!?」
宗厳は一気に劣勢に立たされ圧倒される。
「父上ェェー!!」
厳勝が助太刀に入ろうとするも胤栄の一撃で吹っ飛ばされ気を失った。
「若!! くそっ、やるぞォー!!」
柳生の剣士たちが門から出てきた。
「やっちまえ!!」
胤栄配下の僧兵たちも一斉に飛び出していく。
「クッ!!」
宗厳は胤栄と紫恩から間合いを取った。
そのときだった・・・
「痛ッ・・・・」
宗厳の右腕に矢が刺さった。
「敵はそこら中にいるんだよ♪」
弓を手にした男が挑発的な顔を見せる。
「烈海・・・よくやった!!」
胤栄が宗厳に襲い掛かる。
これまでか・・・
刹那・・・宗厳の前に立ち、胤栄の槍を刀で弾き返す男がいた。
「おおう!?」
胤栄はたじろぐ。
なんと重い剣じゃ・・・まさしく剛剣じゃ。
「一度手合わせしてみたかったのよね♪ 宝蔵院胤栄さん。」
「貴様・・・何者じゃ?」
「元伊賀上忍、現在は山田忍軍頭領の石川五右衛門・・・よろしくね♪」
五右衛門はそう言うと剣先を胤栄の喉元に向けた。
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