46 / 238
第39話:柳生の危機(2)
しおりを挟む
俺は天才だ・・・
忍術、武芸・・・何の苦労もせずに修得した。
15歳で上忍・・・後にも先にも俺だけだろうと言われた。
五右衛門は胤栄の槍を弾き返す。
でもコイツの槍は異質だ・・・何かがおかしい。
強さでは北畠の大御所と変わらんという手応えだが・・・
動きが・・・目が・・・まともじゃねえ・・・
次々に繰り出される槍に防戦一方の五右衛門は距離を取った。
「狙っちゃうよ~ん、イケメンさん♪」
烈海が弓で五右衛門に狙いを定める。
「あなたもイケメンね♪でも卑怯な男じゃイケないわ♥」
烈海の前に真紅が現れると刀で弓を真っ二つにした。
「おッ・・・くのいちか~可愛いね~♪」
烈海はそのまま後方に一回転すると木の上に立った。
そしてクナイを投げつけてくる。
こいつも忍び・・・どこの忍びよ?
真紅は全て躱すと烈海を睨みつける。
「おお・・・やるね♪ 見たところ伊賀の中忍クラス?」
「アンタはどこよ?」
真紅の言葉に烈海の目つきが変わった。
「甲賀中忍烈海だ!!」
烈海はそう言うと真紅めがけて襲い掛かった。
「フン!!」
紫恩が振るう槍を宗厳は片手で弾く。
「手負いでもさすが噂に違わぬ腕だな。柳生宗厳。」
紫恩が言うも
「貴様に聞きたいことがある。」
宗厳は槍を一刀両断すると紫恩の首元に刀を突きつけた。
「胤栄に何をした?」
「何とは?」
「胤栄の眼・・・ワシと胤栄の付き合いは長い。あれは普通の眼ではない。」
「ほう・・・」
紫恩は宗厳の腹に手を当てると
「ハアァァァァァ!!」
「ぐおッ!?」
その気合のようなもので宗厳は吹っ飛ばされる。
「発勁・・・オマエの身体の中を少し壊してやった。」
なんだ・・・身体が重い・・・
吐血しながらも何とか宗厳は立ち上がる。
「さすが柳生宗厳。それでも剣を手放さぬとは。」
「ぬかせ・・・。」
紫恩は両手に鉤爪を装着するとニヤリと笑った。
ここまでか・・・しかし・・・ただでは死なんぞ・・・
ふらつきながらも宗厳は刀を構えた。
「喰らえ!!」
柳生の剣士が振るった一撃で宝蔵院の僧兵の肩口から鮮血がとぼしる。
「ウオオオ!!」
しかしその僧兵は怯むことなく槍を突いてくる。
「クッ・・・こいつらは痛みを感じないのか?」
宝蔵院の僧兵たちは腹を斬られようが腕を斬り落とされようが攻撃を止めない。
防御もなくひたすらに攻撃を繰り返すのみ。
柳生の剣士たちは追い詰められていく。
「・・・何だよ・・・こいつら・・・痛くないのかよ・・・死ぬのが怖くないのかよ・・・」
銀八は隠れて見ていた。
「・・・ツガルかも知れぬな。」
気がつくと銀八の隣に一人の男が座っていた。
「!?」
銀八は腰を抜かしてへたり込む。
「土蜘蛛・・・久しいな。」
「な・・・長門守様・・・」
銀八の隣の男は伊賀上忍三家の一つ藤林家当主の藤林長門守正保であった。
そしてその背後には数人の忍びが控えている。
「私を斬りませんよね・・・?」
恐る恐る銀八は聞く。
「抜け忍でもお前達は追放された身だからな。斬る理由はない。」
正保は言うと宝蔵院の僧兵たちを見据える。
「者ども・・・ゆくぞ!!」
正保の声と共に伊賀の忍びたちが一斉に姿を現した。
「・・・伊賀の者か・・・」
宗厳は安堵の表情を浮かべる。
「くッ・・・。」
紫恩の前には一人の忍びが立ちはだかっていた。
「伊賀上忍・・・轟雷。柳生殿には指一本触れさせん。」
轟雷が言うと次々と忍びたちが姿を現す。
そして伊賀の忍びたちは宝蔵院僧兵たちを縄で縛りあげて行動不能にしていく
その様子を見た胤栄は大声で叫んだ。
「退け!!」
宝蔵院の僧兵たちは退却していった。
「じゃあね♪」
烈海も逃げていく。
「ハァ・・・ハァ・・・」
手傷を負った真紅はその場にへたり込んだ。
なんて強さなの・・・上忍クラスじゃん・・・
「一旦は退くとしようか・・・」
紫恩は逃げようとする。
「させるかァァ!!」
伊賀の忍びたちは逃がすまいと一斉に紫恩を取り囲もうとする。
しかし、常軌を逸脱した跳躍で躱すとそのまま逃げていった。
「石川五右衛門・・・また会おうぞ。」
「俺はアンタが嫌いだ・・・会いたくない。」
「ハッハッハ・・・貴様の強さの味は極上だ。楽しみにしておるぞ。」
胤栄は立ち去っていった。
「・・・」
五右衛門は肩で息をしている自分に気がついた。
これまでの戦いにおいてここまで疲れたことはなかった。
「五右衛門、無事か?」
正保がいつの間にか隣に立っていた。
「正保様・・・? お久しぶりでございます。」
五右衛門はとりあえず頭を下げた。
平伏する気力もなかった。
「あの僧兵たちやお前が相手をしていた男はツガルにやられているぞ。」
正保の言葉に驚く五右衛門。
「ツガル・・・あの薬・・・ですか?」
「ああ・・・。」
藤林長門守正保率いる伊賀忍軍が柳生城に入った。
翌朝になり大広間にて宗厳や五右衛門たちを交えて正保は語りだした。
「ツガルは高価な薬だ。そこいらの金持ちでもなかなか手が出るものではない。」
正保は話を続ける。
「ただ・・・元は南蛮渡来の薬だ。どこからか大量に入手できる者がおってもおかしくはない。」
「ツガルと胤栄に関係があるというのか?」
宗厳は右腕を治療してもらいながら聞いてくる。
「ツガルは痛み止め・・・しかしそれを大量に使えば感覚を失い、痛みも感じない・・・幻覚を見ることもあるらしい・・・正気を保てなくなるとも。」
正保は五右衛門を見た。
「ふう・・・ツガルによって誰かが宝蔵院胤栄たちを傀儡にしているということだな・・・ただでさえ強いヤツが痛みも恐怖も感じなくなりゃあまりに厄介すぎるぜ・・・。」
五右衛門はため息をつくと大広間に寝転がった。
そのとき柳生城に朗報が届いた。
「山田軍が到着されました。」
景兼たちも大広間に入ってくる。
「柳生殿・・・。」
負傷している宗厳に驚く景兼と清興。
そして事の顛末を知ると景兼は茫然となった。
信じられん・・・あの胤栄殿が・・・
柳生殿を殺めようとするなど・・・
「宝蔵院胤栄・・・手合わせしたいと思っておりましたが・・・」
落ち込む一馬。
「手合わせではなく命の取り合いになる・・・強いぞ・・・胤栄は。」
五右衛門は立ち上がると大広間を出ていった。
「豊五郎・・・。」
宗厳が景兼に声をかける。
「はい・・・。」
「ワシがこのような不覚を取った今、恐らく胤栄を止めることができるのはオマエとあの石川五右衛門か清興だろう。」
宗厳の言葉に一馬と源之進は顔を上げて何か言いたそうな表情を見せる。
「芳野一馬、八滝源之進・・・お前たちが弱いとは思ってはいない。戦うこともできるだろう・・・だがな、まだ若い・・・死地に赴くといった経験が足りない。」
宗厳は二人の目を見た。
「はッ・・・」
一馬と源之進は悔しさを滲ませながらも頭を下げるしかなかった。
「俺は宗厳殿や景兼殿と違って胤栄とは面識もないしな・・・。」
清興の眼光が鋭くなる。
「任せてもいいか?」
「景兼殿・・・俺は手加減できないぞ・・・いいな?」
「・・・。」
清興の言葉に景兼は無言でうなずいた。
そして大広間を出ていくと五右衛門が立っていた。
「軍師殿・・・いいのか?多分、島殿は胤栄を・・・。」
「わかっている・・・。」
「俺でも次は躊躇しない・・・。」
「わかっている・・・。」
「アンタが・・・」
「わかっているのじゃ!!」
景兼は語気を荒めて五右衛門に言い返す。
「すまない・・・五右衛門。私はあの胤栄という男が好きなのだよ。」
「軍師殿・・・。」
「自然を愛し、常に笑顔を絶やさぬ豪快な人柄・・・尊敬できる人だ。殿にお目通りさせることができればとずっと思っていたのだ。」
景兼はそう言うと天を仰いだ。
筒井軍の陣中では
「おお・・・これじゃ・・・。」
胤栄は長いパイプで煙を吸い込んでいた。
その側では紫恩と烈海が平伏している。
胤栄もそろそろツガルが効きすぎて使いモノにならなくなる・・・
その前に少しでも名のある強者を消させねば・・・
紫恩と烈海は顔を見合わせた。
全ては・・・あの御方の覇道の為に・・・
「義成・・・早いな。」
「そうか?オマエも丹生城を落としているだろう。」
義成と純忠はそれぞれ水間城と丹生城を落として合流した。
そして筒井の柳生攻めの援軍に奇襲をかけるために移動を始めた。
様々な思いが渦巻く中、戦いは続いていくのであった。
※ツガルとは阿片のことです。南蛮渡来の罌粟(ケシ)は室町時代の頃から津軽(現青森県)で栽培されていたという伝承があります。阿片は「津軽」と呼ばれていたようです。
忍術、武芸・・・何の苦労もせずに修得した。
15歳で上忍・・・後にも先にも俺だけだろうと言われた。
五右衛門は胤栄の槍を弾き返す。
でもコイツの槍は異質だ・・・何かがおかしい。
強さでは北畠の大御所と変わらんという手応えだが・・・
動きが・・・目が・・・まともじゃねえ・・・
次々に繰り出される槍に防戦一方の五右衛門は距離を取った。
「狙っちゃうよ~ん、イケメンさん♪」
烈海が弓で五右衛門に狙いを定める。
「あなたもイケメンね♪でも卑怯な男じゃイケないわ♥」
烈海の前に真紅が現れると刀で弓を真っ二つにした。
「おッ・・・くのいちか~可愛いね~♪」
烈海はそのまま後方に一回転すると木の上に立った。
そしてクナイを投げつけてくる。
こいつも忍び・・・どこの忍びよ?
真紅は全て躱すと烈海を睨みつける。
「おお・・・やるね♪ 見たところ伊賀の中忍クラス?」
「アンタはどこよ?」
真紅の言葉に烈海の目つきが変わった。
「甲賀中忍烈海だ!!」
烈海はそう言うと真紅めがけて襲い掛かった。
「フン!!」
紫恩が振るう槍を宗厳は片手で弾く。
「手負いでもさすが噂に違わぬ腕だな。柳生宗厳。」
紫恩が言うも
「貴様に聞きたいことがある。」
宗厳は槍を一刀両断すると紫恩の首元に刀を突きつけた。
「胤栄に何をした?」
「何とは?」
「胤栄の眼・・・ワシと胤栄の付き合いは長い。あれは普通の眼ではない。」
「ほう・・・」
紫恩は宗厳の腹に手を当てると
「ハアァァァァァ!!」
「ぐおッ!?」
その気合のようなもので宗厳は吹っ飛ばされる。
「発勁・・・オマエの身体の中を少し壊してやった。」
なんだ・・・身体が重い・・・
吐血しながらも何とか宗厳は立ち上がる。
「さすが柳生宗厳。それでも剣を手放さぬとは。」
「ぬかせ・・・。」
紫恩は両手に鉤爪を装着するとニヤリと笑った。
ここまでか・・・しかし・・・ただでは死なんぞ・・・
ふらつきながらも宗厳は刀を構えた。
「喰らえ!!」
柳生の剣士が振るった一撃で宝蔵院の僧兵の肩口から鮮血がとぼしる。
「ウオオオ!!」
しかしその僧兵は怯むことなく槍を突いてくる。
「クッ・・・こいつらは痛みを感じないのか?」
宝蔵院の僧兵たちは腹を斬られようが腕を斬り落とされようが攻撃を止めない。
防御もなくひたすらに攻撃を繰り返すのみ。
柳生の剣士たちは追い詰められていく。
「・・・何だよ・・・こいつら・・・痛くないのかよ・・・死ぬのが怖くないのかよ・・・」
銀八は隠れて見ていた。
「・・・ツガルかも知れぬな。」
気がつくと銀八の隣に一人の男が座っていた。
「!?」
銀八は腰を抜かしてへたり込む。
「土蜘蛛・・・久しいな。」
「な・・・長門守様・・・」
銀八の隣の男は伊賀上忍三家の一つ藤林家当主の藤林長門守正保であった。
そしてその背後には数人の忍びが控えている。
「私を斬りませんよね・・・?」
恐る恐る銀八は聞く。
「抜け忍でもお前達は追放された身だからな。斬る理由はない。」
正保は言うと宝蔵院の僧兵たちを見据える。
「者ども・・・ゆくぞ!!」
正保の声と共に伊賀の忍びたちが一斉に姿を現した。
「・・・伊賀の者か・・・」
宗厳は安堵の表情を浮かべる。
「くッ・・・。」
紫恩の前には一人の忍びが立ちはだかっていた。
「伊賀上忍・・・轟雷。柳生殿には指一本触れさせん。」
轟雷が言うと次々と忍びたちが姿を現す。
そして伊賀の忍びたちは宝蔵院僧兵たちを縄で縛りあげて行動不能にしていく
その様子を見た胤栄は大声で叫んだ。
「退け!!」
宝蔵院の僧兵たちは退却していった。
「じゃあね♪」
烈海も逃げていく。
「ハァ・・・ハァ・・・」
手傷を負った真紅はその場にへたり込んだ。
なんて強さなの・・・上忍クラスじゃん・・・
「一旦は退くとしようか・・・」
紫恩は逃げようとする。
「させるかァァ!!」
伊賀の忍びたちは逃がすまいと一斉に紫恩を取り囲もうとする。
しかし、常軌を逸脱した跳躍で躱すとそのまま逃げていった。
「石川五右衛門・・・また会おうぞ。」
「俺はアンタが嫌いだ・・・会いたくない。」
「ハッハッハ・・・貴様の強さの味は極上だ。楽しみにしておるぞ。」
胤栄は立ち去っていった。
「・・・」
五右衛門は肩で息をしている自分に気がついた。
これまでの戦いにおいてここまで疲れたことはなかった。
「五右衛門、無事か?」
正保がいつの間にか隣に立っていた。
「正保様・・・? お久しぶりでございます。」
五右衛門はとりあえず頭を下げた。
平伏する気力もなかった。
「あの僧兵たちやお前が相手をしていた男はツガルにやられているぞ。」
正保の言葉に驚く五右衛門。
「ツガル・・・あの薬・・・ですか?」
「ああ・・・。」
藤林長門守正保率いる伊賀忍軍が柳生城に入った。
翌朝になり大広間にて宗厳や五右衛門たちを交えて正保は語りだした。
「ツガルは高価な薬だ。そこいらの金持ちでもなかなか手が出るものではない。」
正保は話を続ける。
「ただ・・・元は南蛮渡来の薬だ。どこからか大量に入手できる者がおってもおかしくはない。」
「ツガルと胤栄に関係があるというのか?」
宗厳は右腕を治療してもらいながら聞いてくる。
「ツガルは痛み止め・・・しかしそれを大量に使えば感覚を失い、痛みも感じない・・・幻覚を見ることもあるらしい・・・正気を保てなくなるとも。」
正保は五右衛門を見た。
「ふう・・・ツガルによって誰かが宝蔵院胤栄たちを傀儡にしているということだな・・・ただでさえ強いヤツが痛みも恐怖も感じなくなりゃあまりに厄介すぎるぜ・・・。」
五右衛門はため息をつくと大広間に寝転がった。
そのとき柳生城に朗報が届いた。
「山田軍が到着されました。」
景兼たちも大広間に入ってくる。
「柳生殿・・・。」
負傷している宗厳に驚く景兼と清興。
そして事の顛末を知ると景兼は茫然となった。
信じられん・・・あの胤栄殿が・・・
柳生殿を殺めようとするなど・・・
「宝蔵院胤栄・・・手合わせしたいと思っておりましたが・・・」
落ち込む一馬。
「手合わせではなく命の取り合いになる・・・強いぞ・・・胤栄は。」
五右衛門は立ち上がると大広間を出ていった。
「豊五郎・・・。」
宗厳が景兼に声をかける。
「はい・・・。」
「ワシがこのような不覚を取った今、恐らく胤栄を止めることができるのはオマエとあの石川五右衛門か清興だろう。」
宗厳の言葉に一馬と源之進は顔を上げて何か言いたそうな表情を見せる。
「芳野一馬、八滝源之進・・・お前たちが弱いとは思ってはいない。戦うこともできるだろう・・・だがな、まだ若い・・・死地に赴くといった経験が足りない。」
宗厳は二人の目を見た。
「はッ・・・」
一馬と源之進は悔しさを滲ませながらも頭を下げるしかなかった。
「俺は宗厳殿や景兼殿と違って胤栄とは面識もないしな・・・。」
清興の眼光が鋭くなる。
「任せてもいいか?」
「景兼殿・・・俺は手加減できないぞ・・・いいな?」
「・・・。」
清興の言葉に景兼は無言でうなずいた。
そして大広間を出ていくと五右衛門が立っていた。
「軍師殿・・・いいのか?多分、島殿は胤栄を・・・。」
「わかっている・・・。」
「俺でも次は躊躇しない・・・。」
「わかっている・・・。」
「アンタが・・・」
「わかっているのじゃ!!」
景兼は語気を荒めて五右衛門に言い返す。
「すまない・・・五右衛門。私はあの胤栄という男が好きなのだよ。」
「軍師殿・・・。」
「自然を愛し、常に笑顔を絶やさぬ豪快な人柄・・・尊敬できる人だ。殿にお目通りさせることができればとずっと思っていたのだ。」
景兼はそう言うと天を仰いだ。
筒井軍の陣中では
「おお・・・これじゃ・・・。」
胤栄は長いパイプで煙を吸い込んでいた。
その側では紫恩と烈海が平伏している。
胤栄もそろそろツガルが効きすぎて使いモノにならなくなる・・・
その前に少しでも名のある強者を消させねば・・・
紫恩と烈海は顔を見合わせた。
全ては・・・あの御方の覇道の為に・・・
「義成・・・早いな。」
「そうか?オマエも丹生城を落としているだろう。」
義成と純忠はそれぞれ水間城と丹生城を落として合流した。
そして筒井の柳生攻めの援軍に奇襲をかけるために移動を始めた。
様々な思いが渦巻く中、戦いは続いていくのであった。
※ツガルとは阿片のことです。南蛮渡来の罌粟(ケシ)は室町時代の頃から津軽(現青森県)で栽培されていたという伝承があります。阿片は「津軽」と呼ばれていたようです。
5
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三歩先行くサンタさん ~トレジャーハンターは幼女にごまをする~
杵築しゅん
ファンタジー
戦争で父を亡くしたサンタナリア2歳は、母や兄と一緒に父の家から追い出され、母の実家であるファイト子爵家に身を寄せる。でも、そこも安住の地ではなかった。
3歳の職業選別で【過去】という奇怪な職業を授かったサンタナリアは、失われた超古代高度文明紀に生きた守護霊である魔法使いの能力を受け継ぐ。
家族には内緒で魔法の練習をし、古代遺跡でトレジャーハンターとして活躍することを夢見る。
そして、新たな家門を興し母と兄を養うと決心し奮闘する。
こっそり古代遺跡に潜っては、ピンチになったトレジャーハンターを助けるサンタさん。
身分差も授かった能力の偏見も投げ飛ばし、今日も元気に三歩先を行く。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる