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第128話:都に集いし猛者たち
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1569年2月、山城国勝竜寺城。
大広間に『永禄最強大武道会』に出場する山田家メンバーが集められた。
「殿、お久しぶりです。」
「清興ご苦労さん。」
若狭から清興が帰ってきた。
景兼は丹後に残り、対一色家への包囲網を広げていくとのことだった。
「よくわかりませぬが、勝政様は丹波攻めを重視したいとのことで、代役として私が指名されました。」
六兵衛ではなく義成が畿内に帰ってきた。
「大輔殿、此度はワシではなくこの倅に任せてもらえぬか。既にワシより腕が立つ。」
久しぶりの柳生宗厳との再会であったが、息子の柳生厳勝が代理出場する運びとなった。
多聞山城から岳人とお市もやってきていた。
「今のところ、確定は清興さんと五右衛門と慶次、義成に厳勝の五人。後の二人は・・・。」
岳人は慎之介と英圭を見る。
「私ではまだ役不足であるが故、慎之介の方がよろしいかと・・・慎之介と一馬、もしくは元規や純忠もおります。」
英圭は首を横に振った。
「元規と純忠は丹後から離れられない。豊五郎殿のたっての願いだ。」
清興は英圭に言う。
「わかりました・・・私と慎之介が出ましょう。いいだろ?」
「ああ。」
一馬と慎之介、山田家きっての槍の達人二人の出場が決まった。
「義成、丹波はどうだ?」
一馬が義成に声をかけた。明らかに表情が逞しくなっていることが気になっていた。
「丹波の赤鬼と何度か一騎打ちする機会があったが、凄い男だ・・・あの色装束の男たちに引けを取らん程だ。」
そう話す義成の目が嬉しそうに輝いている。
その強い赤鬼と要は渡り合えているってことだろ・・・やるじゃねえか。
一馬も嬉しそうだ。
「そんな一馬はどうなのだ?」
「戦尽くしの日々・・・それだけ。」
しかし、幾度もギリギリの戦いを勝利してきたことで表情に余裕が見える一馬。
「まあ、それよりも・・・」
「お前だよ、慎之介。尾張や伊勢では山田家で一番知られている男らしいじゃないか。」
一馬と義成の言葉に慎之介は首を横に振る。
「まだ足りぬものが多い。」
「まあ俺らも・・・」
「・・・だな。」
三人は大広間の片隅で語り合うのだった。
「いいのか・・・輪に入らなくて?」
一人佇む英圭に声をかける大雅。
「奴らと比べてまだまだ死線を彷徨うぐらいの経験が足りないので。」
「ワシは死線など彷徨いたくはないけどな。あのときの青い装束の男との戦いで知らされたことが多すぎてな。」
気を張っている英圭の肩に手を置く大雅。
「え~・・・ただルールとして負傷者は三名まで交代できるからね。英圭や大雅も頼むよ。」
二人の様子を見計らって私は声をかけた。
「え!?」
「マジですかい!?」
驚く二人に
「ちなみに私自身も交代メンバーに入れているからよろしくね。」
この一言で皆の表情が一変するのだった。
越前と山城の国境。
「上杉輝虎殿、ご武運を。」
「ありがたきお言葉じゃ、朝倉殿。」
朝倉義景に見送られて上杉輝虎は三千の兵を引き連れて山城国へと入っていった。
近江国某所。
武田信玄一行は着々と都へと近づいていた。
精鋭の三千の兵を引き連れて厳戒態勢である。
それを見ていた六角義定は家臣団を集めていた。
「この大武道会の結果次第で武田は都で暴れるかもしれぬ。」
義定は蒲生賢秀を見た。
「既に瀬田城に兵を集めております。」
「そうか・・・景隆頼むぞ。」
賢秀の言葉に義定はつぶやいた。
近江国瀬田城。
「大津と膳所に兵を回せ。武田に我らの存在を強く示すのじゃ。」
瀬田城城主の六角家家臣山岡景隆は慌ただしく指示を送っていた。
「この城は東からの通り道ですからな・・・我らも抜かりはございませぬぞ。」
六角家甲賀忍軍頭領の鵜飼成五が言う。
街道の至る所に甲賀の忍びたちが目を光らせていた。
私は武田よりも北条。そう・・・風魔が気がかりでならないのだ。
だから頼みますぞ・・・丹波殿、長門守殿・・・。
山城国木津城。
「なんだ・・・ひどく警戒されておるではないか・・・。」
つぶやくのは北条氏政。
その従者はわずか百名にすぎない。
「・・・。」
木津城城主箸尾高春は二千の兵を城外に展開し、北条家一行の動向を監視していた。
「小太郎・・・貴様、悪さでもしたか?」
氏政は傍らの風魔小太郎を睨みつける。
「いえ・・・やはり殿の勇名のせいかと・・・」
「たわけ!! それではずっと伊賀の忍び共に監視されているのはどうワシに説明する?」
氏政に一喝された小太郎。
忍びの気配に気づくとはさすがよのう・・・北条氏政。
小太郎はその場で平伏するも表情には笑み。
何を考えておる小太郎。忍びの貴様が野望を抱いても成就することなどないことがわからぬのか。
氏政は小太郎の心根を察知していた。
こうして北条氏政一行も山城に伊賀越えで入国したのだった。
それから遅れる程1日で徳川家一行も伊賀越えで山城入りした。
木津城で歓迎を受けることとなった家康。
「大輔殿から聞いております。徳川殿にはおもてなしをするようにと。」
箸尾高春の言葉に驚く家康。
「ワシは山田大輔殿と全く面識がないのだが・・・。」
「多分、我らのおかげかと思われます。」
そんな戸惑う家康に榊原康政が言う。
「あとは木下藤吉郎様のお口添えも考えられますな。」
服部半蔵正成の言葉にうなずいた家康。
その隣では既に戦闘モードの荒ぶる本田平八郎。
酒をがぶ飲みしている。
「平八郎殿、まるで獣ですな。」
その隣でただ笑みを浮かべて座っている少年が言う。
「黙れ、彦四郎。山田には恐るべき男たちがおるのじゃ・・・あやつらに打ち勝つことがワシの望み。」
「殿に天下を取らせるのが望みじゃないの?」
「うぬぬぬ・・・。」
本田平八郎をからかう少年の名は安藤彦四郎。後の安藤直次である。
「彦四郎の言う通りじゃ。又八郎・・・気負うと不覚を取るぞ。」
「わかり申した。」
又八郎を諭したのは渡辺守綱。徳川家において名高き槍の達人であり槍半蔵の異名を持つ程の男である。
錚々たる面々の徳川家はこの大武道大会において旋風を巻き起こそうという気概いに溢れていた。
そして堺の港には大友家一行の船団が到着した。
西の覇者の一人が遂に畿内へと足を踏み入れた瞬間であった。
更に西からは毛利家一行が五千の兵を率いて都へと向かっていた。
その中には吉川元資の姿もあった。
戦国時代における最強決定戦ともいえる大武道大会の幕開けはもう間もなくである。
大広間に『永禄最強大武道会』に出場する山田家メンバーが集められた。
「殿、お久しぶりです。」
「清興ご苦労さん。」
若狭から清興が帰ってきた。
景兼は丹後に残り、対一色家への包囲網を広げていくとのことだった。
「よくわかりませぬが、勝政様は丹波攻めを重視したいとのことで、代役として私が指名されました。」
六兵衛ではなく義成が畿内に帰ってきた。
「大輔殿、此度はワシではなくこの倅に任せてもらえぬか。既にワシより腕が立つ。」
久しぶりの柳生宗厳との再会であったが、息子の柳生厳勝が代理出場する運びとなった。
多聞山城から岳人とお市もやってきていた。
「今のところ、確定は清興さんと五右衛門と慶次、義成に厳勝の五人。後の二人は・・・。」
岳人は慎之介と英圭を見る。
「私ではまだ役不足であるが故、慎之介の方がよろしいかと・・・慎之介と一馬、もしくは元規や純忠もおります。」
英圭は首を横に振った。
「元規と純忠は丹後から離れられない。豊五郎殿のたっての願いだ。」
清興は英圭に言う。
「わかりました・・・私と慎之介が出ましょう。いいだろ?」
「ああ。」
一馬と慎之介、山田家きっての槍の達人二人の出場が決まった。
「義成、丹波はどうだ?」
一馬が義成に声をかけた。明らかに表情が逞しくなっていることが気になっていた。
「丹波の赤鬼と何度か一騎打ちする機会があったが、凄い男だ・・・あの色装束の男たちに引けを取らん程だ。」
そう話す義成の目が嬉しそうに輝いている。
その強い赤鬼と要は渡り合えているってことだろ・・・やるじゃねえか。
一馬も嬉しそうだ。
「そんな一馬はどうなのだ?」
「戦尽くしの日々・・・それだけ。」
しかし、幾度もギリギリの戦いを勝利してきたことで表情に余裕が見える一馬。
「まあ、それよりも・・・」
「お前だよ、慎之介。尾張や伊勢では山田家で一番知られている男らしいじゃないか。」
一馬と義成の言葉に慎之介は首を横に振る。
「まだ足りぬものが多い。」
「まあ俺らも・・・」
「・・・だな。」
三人は大広間の片隅で語り合うのだった。
「いいのか・・・輪に入らなくて?」
一人佇む英圭に声をかける大雅。
「奴らと比べてまだまだ死線を彷徨うぐらいの経験が足りないので。」
「ワシは死線など彷徨いたくはないけどな。あのときの青い装束の男との戦いで知らされたことが多すぎてな。」
気を張っている英圭の肩に手を置く大雅。
「え~・・・ただルールとして負傷者は三名まで交代できるからね。英圭や大雅も頼むよ。」
二人の様子を見計らって私は声をかけた。
「え!?」
「マジですかい!?」
驚く二人に
「ちなみに私自身も交代メンバーに入れているからよろしくね。」
この一言で皆の表情が一変するのだった。
越前と山城の国境。
「上杉輝虎殿、ご武運を。」
「ありがたきお言葉じゃ、朝倉殿。」
朝倉義景に見送られて上杉輝虎は三千の兵を引き連れて山城国へと入っていった。
近江国某所。
武田信玄一行は着々と都へと近づいていた。
精鋭の三千の兵を引き連れて厳戒態勢である。
それを見ていた六角義定は家臣団を集めていた。
「この大武道会の結果次第で武田は都で暴れるかもしれぬ。」
義定は蒲生賢秀を見た。
「既に瀬田城に兵を集めております。」
「そうか・・・景隆頼むぞ。」
賢秀の言葉に義定はつぶやいた。
近江国瀬田城。
「大津と膳所に兵を回せ。武田に我らの存在を強く示すのじゃ。」
瀬田城城主の六角家家臣山岡景隆は慌ただしく指示を送っていた。
「この城は東からの通り道ですからな・・・我らも抜かりはございませぬぞ。」
六角家甲賀忍軍頭領の鵜飼成五が言う。
街道の至る所に甲賀の忍びたちが目を光らせていた。
私は武田よりも北条。そう・・・風魔が気がかりでならないのだ。
だから頼みますぞ・・・丹波殿、長門守殿・・・。
山城国木津城。
「なんだ・・・ひどく警戒されておるではないか・・・。」
つぶやくのは北条氏政。
その従者はわずか百名にすぎない。
「・・・。」
木津城城主箸尾高春は二千の兵を城外に展開し、北条家一行の動向を監視していた。
「小太郎・・・貴様、悪さでもしたか?」
氏政は傍らの風魔小太郎を睨みつける。
「いえ・・・やはり殿の勇名のせいかと・・・」
「たわけ!! それではずっと伊賀の忍び共に監視されているのはどうワシに説明する?」
氏政に一喝された小太郎。
忍びの気配に気づくとはさすがよのう・・・北条氏政。
小太郎はその場で平伏するも表情には笑み。
何を考えておる小太郎。忍びの貴様が野望を抱いても成就することなどないことがわからぬのか。
氏政は小太郎の心根を察知していた。
こうして北条氏政一行も山城に伊賀越えで入国したのだった。
それから遅れる程1日で徳川家一行も伊賀越えで山城入りした。
木津城で歓迎を受けることとなった家康。
「大輔殿から聞いております。徳川殿にはおもてなしをするようにと。」
箸尾高春の言葉に驚く家康。
「ワシは山田大輔殿と全く面識がないのだが・・・。」
「多分、我らのおかげかと思われます。」
そんな戸惑う家康に榊原康政が言う。
「あとは木下藤吉郎様のお口添えも考えられますな。」
服部半蔵正成の言葉にうなずいた家康。
その隣では既に戦闘モードの荒ぶる本田平八郎。
酒をがぶ飲みしている。
「平八郎殿、まるで獣ですな。」
その隣でただ笑みを浮かべて座っている少年が言う。
「黙れ、彦四郎。山田には恐るべき男たちがおるのじゃ・・・あやつらに打ち勝つことがワシの望み。」
「殿に天下を取らせるのが望みじゃないの?」
「うぬぬぬ・・・。」
本田平八郎をからかう少年の名は安藤彦四郎。後の安藤直次である。
「彦四郎の言う通りじゃ。又八郎・・・気負うと不覚を取るぞ。」
「わかり申した。」
又八郎を諭したのは渡辺守綱。徳川家において名高き槍の達人であり槍半蔵の異名を持つ程の男である。
錚々たる面々の徳川家はこの大武道大会において旋風を巻き起こそうという気概いに溢れていた。
そして堺の港には大友家一行の船団が到着した。
西の覇者の一人が遂に畿内へと足を踏み入れた瞬間であった。
更に西からは毛利家一行が五千の兵を率いて都へと向かっていた。
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