"義理"の兄弟に迫られてます?!

黄昏の鳥。

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出会いは始まり?

学校

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新しい生活が始まるという事を千花ちゃんに話はしてあるけれど…

なんていうか…
「朝からこのテンションはちょっとね…」

「ゆーいーちゃあああん、おはよおお♪」

叫びながら抱きついてきたこの子こそが、友達の八神 千花(やがみ ちか)。
よく叫んでいるから周りからは元気な子って思われているけれど、両親があの有名な八神財閥の社長。 つまり千花ちゃんは超お嬢様。

(想像出来ないなぁ…)
「弓瑋ちゃんは今日もかわいいねっ♪」
「千花ちゃんの方がかわいいよー」

私なんか凡人よ凡人。
なんて思いながら軽く受け流す。

「今日からだっけ! 月風さんちで暮らすの!」

そうなんです。 お互い住んでる地域が違ったため、この学校から近い月風さん宅に暮らす事になったんです。

「うん。 なんか、自分の家とおさらばするの寂しいな…」
「おさらばって笑笑  まぁ、お母さんも一緒に暮らすんでしょ? それならいいじゃない?」

そうなんだよ。 そうなんだけど…

「お母さん、明日から一ヶ月くらい海外行くんだぁ~…」
え?! 弓瑋ちゃん寂しくないの?!

って言われても仕事だからしょうがないし、いつだって私が行かないでって言っても傍にいてくれた事無かったしな…

「もう慣れた、かな…」
「そっか…  じゃあ、寂しくなったらいつでも家においでよ! 私達はいつでもウェルカムだからさ!」
お母さんとお父さんも会いたがってたし。

と言ってくれる千花ちゃんがほんとに大好きで、とても頼れる親友だ。
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